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煙や匂いが迷惑!アパートのベランダでバーベキューはOK?

2019.1.20

アパートのベランダは、賃貸で唯一屋外が使える貴重なスペースです。

洗濯物を干したり、小さな家庭菜園を作るなど、有効に活用されている方も多いと思います。

暖かい季節になると、リラックススペースとしても使いたくなります。

しかし、使い方によってはクレームやトラブルになることがあります。

今回はアパートのベランダでバーベキューはアリかナシか、考えてみようと思います。

アパートのベランダの活用法

アパートのベランダも、リビングの延長のように使えたり、屋外を楽しむスペースとして楽しく利用されている方も多いと思います。

洗濯物を干すだけでなく、簡易的なベンチを置いたり、グリーンやお花を置いたりするととてもお洒落な空間になります。

最近はDIYが流行っているので、パネルウッドを敷いたり、すのこやタイルを活用してちょっとおしゃれなスペースを作り出すこともできます。

そんな素敵な空間でバーベキューもやってみたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

ただ、ベランダ活用には注意点があります。

隣のお部屋を仕切っている「仕切扉」。

これは非常時に避難通路になります。

何かあった場合にふさがっていると大変なことになりますので、絶対に開けておいてください。

また、2階以上の場合はベランダに金属の蓋のようなものがある場合があります。

これは「脱出シューター」や「避難はしご」なので、隠したり、重いものを載せないようにしましょう。

災害や火災の際にとても大切な設備になります。

消防点検などで指摘される場合もあるので、ベランダ作りの際は注意してください。

アパート、マンションのベランダでのNG行為

分譲マンションでは、ベランダの使用が厳しく制限されています。

マンションによっては、バーベキュー禁止、洗濯物干し禁止などというルールもあります。

一方、アパートのベランダは、お部屋と同じように、自由に使って良いスペースだと思っている人が多いのではないでしょうか。

募集図面にも、ベランダがある場合は必ず載っていますよね。

でも実は、ベランダは、エントランスや廊下と同じ「共有部分」になります。

この共有部は、各住戸の居住者が使用できる「占有使用権」が与えられるという位置付けになります。

共有部分にする大きな理由としては「緊急避難経路」として安全を確保するためです。

緊急時に避難経路になるので「動かせないもの」「大きなもの」「固定するもの」の設置は禁止されています。

物置を置いたり、花壇を作ったりすることは、ほとんどのベランダで禁止されています。

また、「度を越した」使い方も制限されています。

大量の植物を育てたり、大量の水を流すことも禁止です。

植物の葉などが排水口を塞ぎ、大雨の日に階下へ漏水を起こすこともあります。

またベランダでプール遊びをし、その水を一気に排水し迷惑をかけるなどもトラブルとしてよく報告されています。

ベランダでバーベキューはOK?

では、重いものや動かせものを常設しない行為、バーベキューなどのレジャーはOKでしょうか?

これは規約にもよりますが、ほとんどのアパートでは禁止事項になります。

まずはベランダで火を使用することが禁止されています。

バーバキューコンロも七輪も、炭に火をつけるので使用することはできません。

では、ホットプレートやIH、無煙ロースターであれば可能でしょうか?

こちらについては、別の問題が出てきます。

煙や臭いが近隣住人に迷惑をかけることが多いので、クレームになることがほとんどです。

暖かい時期に、外でバーベキューをやろうとする方がいるのですが、他の住人の方も暖かい時期は窓を開けて過ごしたいものです。

そんな時、強い臭いが部屋に入ってきたら、不快に思うことも多いでしょう。

ベランダはマナーとモラルを守って使用するようにしてください。

ベランダでのバーベキューで通報されることも!

アパートのベランダでバーベキューをすることが大丈夫かどうは、賛否両論です。

インスタグラムに、楽しそうな写真がたくさん上がっているのを目にしたことがある人もいるでしょう。

そのため、問題ないように思う人もいるかもしれません。

肯定派の意見としては

・ベランダは部屋の一部、好きに使って構わない
・生活の中の料理中に、多少の匂いや煙はしょうがない
・ベランダで飲食して何がいけないの?

などがあります。

反対派の意見は

・部屋の中まで臭いが入ってくる
・洗濯物に臭いがつく
・騒々しい

などです。

たとえ管理会社がOKを出していても、実際はかなりの近所迷惑な行為になることが多いようです。

焼肉店でさえ、衣類などに強い臭いが残ります。

近隣の方へもそういった迷惑を強いてしまうことになります。

また、楽しい雰囲気から普段より話し声などが大きくなり、騒音も発生しやすくなります。

苦情やクレームを通り越して、警察や消防に通報されてしまうケースもあります。

賃貸の集合住宅の場合、基本的にはベランダは火気厳禁です。

たとえOKでも、バーベキューは迷惑行為とみなされることが多いので、避けた方が良いです。

アパートのベランダでバーベキューをやって火事を起こした場合

アパートのベランダでバーベキューを行い、火事を起こした場合、どのような責任が生じるのでしょう。

通常アパートなどで火災を起こしてしまった場合、失火責任法により自分が借りている部屋を賠償する責任が生じます。

現在、ほとんどのアパートは借りる時、借家人賠償責任保険に加入が必須になっています。

しかし保険は「故意に起こした」ことには適用されません。

ベランダでバーベキューを行うことは、故意に火を使うことになります。

場合によっては、保険の対象とならない場合があるので、十分注意が必要です。

また、ベランダが共有部となっている場合は、大家さんの保険が適用されることが多いですが、大変な迷惑をかけることになります。

そういった、万が一のリスクも考えておく必要があります。

アパートでもバーベキューができる方法

それでも、自宅のベランダでバーベキューをしたいという場合は、どうしたら良いのでしょうか。

近年は、いろいろな設備やサービスのついた、賃貸アパートが登場しています。

共有のバーベキュースペースのついたアパートなどもあります。

ファミリータイプのアパートがメインになりますが、無料で貸切ができ、入居者の方には非常に好評のようです。

都心でもマンションタイプでバーベキュースペースが使用できる物件も出てきています。

入居者同士が集まって利用することもあるといい、日常からコミュニケーションスペースとして活用されています。

忙しくてなかなか、キャンプ場などにいけない、でもアウトドアを楽しみたいと思われている方は、こういった設備の備わっている物件を検討してみるのも良いかもしれません。

アパートのベランダではマナーを守って過ごしましょう

一般的にアパートのベランダは火気厳禁です。

バーベキューはたとえ火を使わなくても、匂いや煙、騒音を発生させ、近隣の住民に迷惑をかけることが多い行為です。

共同住宅に住む以上、同じ建物に住んでいる人のことを考えて、マナーを守って過ごしましょう。

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