家の電気がつかないときはどうすればいい?原因と対処法は?

家の電気がつかないと焦りますよね。

電気は今や日常生活に欠かせないものとなっており、電気無しの生活は考えられません。

もし家の電気がつかないときはどうすればいいのでしょうか。

電気がつかない原因とともに対処方法をご紹介します。

家の電気がつかない原因は?

家の電気がつかない原因としては、まず家の周辺の電線や電柱の改修工事が行われていることが考えられます。

電線や電柱の改修工事が行われるとき、工事の安全性を確保するために、計画的に停電を実施することがあります。

こうした計画的な停電は、事前に回覧板などで連絡があると思います。

家のポストに、停電のお知らせが書いてある回覧板などが入っていないかを確認しておくようにしましょう。

また、台風や地震などの災害によって電線や電柱が物理的に壊れると、停電が起こることがあります。

日本は災害が比較的多い国ですので、災害による停電は発生し得ることです。

この場合、自分の家だけでなく近所の家も停電になっているので、まずは近所の様子を確認してみましょう。

近所の家も停電になっているということは、災害による停電といえます。

このときは、電力会社が直接出向いて復旧作業を行いますので、復旧作業が完了するのを待ちましょう。

また、台風や地震の他に、雷が原因で停電になることがあります。

雷が電線に落ちると、家の電気系統に高圧の電流が入ってくることがあり、それを防止する目的で安全装置が稼働します。

安全装置が稼働することで、停電が発生するのです。

自分の家だけ電気がつかない原因は?

前項でご紹介した原因による停電は、自分の家だけでなく周辺の家の電気もつかない状態です。

では、自分の家だけが停電になっている場合、どのような原因が考えられるでしょうか。

自分の家だけ電気がつかない原因として多数を占めるのは、ブレーカーが落ちることです。

ここでいうブレーカーが落ちたという状態は、電気製品を複数同時に使い過ぎたときに電気の供給が停止する現象のことです。

よく使われる「ブレーカーが落ちた」という場合は、「アンペアブレーカーが落ちた」ということです。

ここでは、アンペアブレーカーの役割をご説明します。

アンペアブレーカーの役割は、電力会社との契約によって取り決められている規定のアンペア以上の電流が流れたときに、一時的に電力の供給を停止させることです。

つまり、アンペアブレーカーは、契約アンペア以上の電力の使い過ぎを防止するための装置といえます。

家の電気製品を複数同時に使い過ぎたときは、アンペアブレーカーが落ちる場合がありますので、ご注意ください。

アンペアブレーカーが落ちたときにすることは?

同時に複数の電気製品を使用し、電気の使用量が契約アンペアを超えると、アンペアブレーカーが落ちます。

そのため、アンペアブレーカーが落ちてしまったときは、電気製品を同時に複数使用することをやめてください。

アンペアブレーカーが落ちたとき、まずは同時に使用している電気製品を確認し、同時に使用する必要があるかどうかを考えてみましょう。

同時に使用する必要がないと判断した電気製品は、電源を切ってコンセントを抜いてください。

そして、必要最低限の電気製品だけをコンセントに繋げてください。

その状態でアンペアブレーカーのスイッチを入れなおせば、電気はつくと思います。

アンペアブレーカーが落ちたことによって、家の電気がつかないことは、起こりうることです。

安全面ではほとんど問題がないので、慌てずに対処すれば大丈夫です。

漏電ブレーカーが落ちて、家の電気がつかない場合は?

アンペアブレーカーが落ちることが、家の電気がつかない原因のひとつであるとご説明しました。

その際の対処方法もご紹介しましたが、アンペアブレーカー以外のブレーカーが落ちることもあるのです。

それは漏電ブレーカーが落ちることです。

漏電が発生したときに、電気の漏れを感知して、自動で電気の供給をストップさせるのが漏電ブレーカーの役割です。

漏電すると、感電したり、ショートの火花によって火災が発生することがあります。

つまり、感電や火災を防ぐために、漏電ブレーカーが落ちて、家の電気がつかない状態となるのです。

電気製品を同時に複数使用していないにも関わらず、電気がつかない場合は、漏電ブレーカーが落ちている可能性があります。

漏電ブレーカーが落ちている場合、漏電が発生していることになりますので、感電や火災を避けるためにも細心の注意が必要となります。

次項では、漏電ブレーカーが落ちたときの対処法をご紹介します。

漏電ブレーカーが落ちたときは注意が必要!

漏電ブレーカーが作動して、家の電気がつかない場合、そのままスイッチを入れなおして電流を流すのは厳禁です。

漏電ブレーカーが落ちているということは、漏電が発生しているということですので、スイッチを入れると感電や火災にもつながりかねない危険な行為となります。

スイッチを入れるのは、漏電の原因を突きとめてからにしましょう。

漏電の原因を調査した結果、単なる家電の水濡れや故障であれば、コンセントからプラグを抜くことで、感電や火災の心配はほとんど無くなるでしょう。

そのため、まずはコンセントからプラグを抜いて安全を確保してください。

しかし漏電の原因調査の結果、コンセントに溜まった埃が原因の漏電であったり、壁の中の配線が傷ついて漏電が起こったりしている場合は別の対応が必要です。

この場合、漏電修理を行わなければなりません。

漏電の修理は、感電のリスクのある危険な作業です。

また、作業の内容によっては電気工事士の資格が必要となることもあります。

コンセントに溜まった埃を取り除くといった作業は個人でもできるかもしれませんが、壁の中の配線修理は難しいかもしれません。

個人での対処が難しいと思ったときは、漏電修理の専門業者に相談してみることも検討してください。

家の電気がつかない意外な原因

家の電気がつかない原因として、工事や災害による停電や、ブレーカーが落ちたことによる停電をご説明してきましたが、他にも意外な原因があります。

それは電気製品自体による原因です。

家の電気がつかないと思ったとき、実は停電ではなく、電気製品自体に問題がある場合が考えられるのです。

蛍光灯やLED灯などの照明器具は、何年も使っていると、故障あるいは寿命を迎え、電気がつかないことがあります。

電気のスイッチを入れたとき、特定の場所の照明がつかない場合は、停電ではなく、照明器具自体の故障や寿命を疑うのがいいかもしれません。

照明器具の寿命はおよそ10年とされています。

家の中に10年以上使用している照明器具がある場合は、一度点検してみることをおすすめします。

家の電気がつかなくても、慌てずに対応を!

家の電気がつかないときの原因と対処方法をご紹介しました。

家の電気がつかないと非常に不便な思いをすることになります。

家の電気がつかないときは、まずは自分の家だけが停電となっているのか、家の周りも停電になっているのかを確かめ、停電の原因を探ってください。

もし漏電している場合は非常に危険ですので、慌てて感電することのないよう、注意して対処してください。