アパートのお部屋にロフトがある場合に、その部分に布団を敷いて寝室のかわりにすることも可能ですよね。
ロフトという空間を画期的に使用できる手段として知られているのですが、使用前に留意しておきたいポイントがありますよ。
そこで、当記事ではロフトに布団を敷きたいという人に向けて、快適さを高めるためのコツを順を追ってご紹介していきます。
アパートのロフトに布団を敷いて空間を利用する
ロフトがあるアパートに決めた場合には、その利用方法は人それぞれ違ってくるかと思います。
そのなかでも、基本的で画期的な利用の仕方として「布団を敷いて寝室のかわりにする」ということが挙げられますよね。
特にワンルームなどにお住いの方はこのようにロフトの空間を利用する傾向があります。
ワンルームのアパートですと、家賃はかなりおさえられるかとは思いますが、空間は狭めですよね。
家具をいろいろと設置してしまうとより部屋が狭い印象になってしまうでしょう。
部屋を少しでも広く見せることができれば、息苦しさなども感じずに済むはずです。
布団をロフトに敷いてみると、その分お部屋が広く見える効果が見込めますし、ロフトという空間を効果的に利用できるため、推奨できますね。
また、天井が低いタイプのロフトである場合は、布団を敷いて寝室にしてしまうのがピッタリではないでしょうか。
特にロフトに置きたいものがない、ロフトでしたいことがないという場合には、布団を敷いて寝室かわりにしてみましょう。
アパートのロフトに布団を敷くなら暑さを和らげるのが必要
アパートのロフトに布団を敷こうと思っている人は、まず最初に心得ておきたいことがあります。
それは、「ロフトは暑くなりやすい」ということですね。
「エアコンをつければ何の問題もないんじゃない?」と思いがちですが、これは空気の性質が深く関係していることなのです。
空気の性質は、冷気と暖気に差があります。
冷気に関しては低い場所に溜まりやすい性質を持ち合わせています。
反対に暖気はというと、高い場所に集まりやすい性質があることが分かっています。
当然ながらロフトがある位置というのは部屋の中で一番高い場所ですよね。
その結果、ロフトに暖気が集まってきてしまい、暑さが気になってしまう事態に陥りやすいのです。
それゆえ、エアコンで部屋を涼しくしたから解決とはいかないのがロフトなのですね。
そのため、アパートのロフトに布団を敷くことをお考えであれば、何かしらの対策を講じて暑さを和らげる必要性があります。
特に猛暑とも表現されるほど日本の夏は暑さが厳しいので、無視できない問題です。
アパートのロフトを快適な空間に近づけるにはエアコンの使い方がカギ
さて、前項でお伝えしたようにアパートのロフトに布団を敷いてそこを寝室かわりにするとしたら、暑さを和らげるために工夫することが大切でしたね。
では、いったいどのようにしたら良いのかといいますと、まずは「エアコンの使用状況を工夫する」ということが重要なポイントとなってきます。
もちろん、エアコンを作動させておくのは前提となるのですが、それだけではロフトに暖気が集まるために暑さが気になってしまうのはお伝えした通りです。
ここで注目したいのが「空気の循環を促進させる」という点で、ロフトばかりに暖気がこもることがないようにしていくということです。
そのためには、エアコンと一緒に扇風機も作動させてあげることが望ましいといわれています。
扇風機の利用というのは、下部に集まるという特性がある冷気を効果的に上部のほうまで届けることにつながりますよね。
その結果、ロフトの熱気を気にならなくしたり、お部屋の涼しさがアップしたりと、快適な空間を作り上げることに結びつくといえます。
また、健康面を考慮して身体の冷えを招かないように、扇風機はロフトに背を向けた状態で設置するのがベターですね。
ロフトに布団を敷くとしたら断熱も重要
アパートのロフトに布団を敷いて眠りにつこうと思っている人は、扇風機の利用の他にも実践していただきたいことがあるのでお伝えします。
それは、「お部屋の断熱を行うこと」で、お部屋の温度を上げてしまうことを意識的に予防することです。
夏のような暑さが厳しい季節は特に対策しておくと、生活のしやすさにも差が生じるはずです。
断熱を行うことを目的として出回っている商品は数多くあり、夏の暑さや冬の肌寒さを緩和してくれる効果が期待できます。
そのため、市販の断熱目的のアイテムを有効活用することを推奨いたしますが、例えば断熱カーテン・断熱シートなどが挙げられます。
断熱カーテンはアパートなどの共同住宅においても取り入れやすいと支持率が高いものです。
断熱シートも断熱カーテンと一緒に窓に使用したいもので、相乗効果でより断熱効果を高めることが狙えます。
しかしながら、断熱シートの設置に関してはお住いのアパートで設置可能か否かチェックすることが重要なポイントです。
大家さんや管理会社に連絡して、断熱シートを設置したいという旨を相談してみましょう。
運びやすい掃除道具や布団乾燥機をゲットするのがおすすめ
「ロフトは掃除をすることが大変」という印象も強いことかと思います。
ロフトに行くためにははしごを使うことを採用しているアパートが一般的ですよね。
そのため、はしごで移動する手間がかかってしまうのが事実です。
これをそこまで苦に感じない人もいますし、反対に手間取るのが嫌だと思ってしまう人もいるでしょうから、この点は留意する必要性があります。
さらに、アパートのお部屋の掃除のために一般的に使用されるサイズの掃除機はロフトに運ぶのは苦労します。
一般的なサイズの掃除機はそれなりに重さがありますし、はしごでの移動は危ないですよね。
ですから、ロフトを掃除するために、運びやすい掃除道具をゲットしておくのがおすすめで理想的だといえます。
クリーナーや掃除機で運びやすいサイズ感の商品を選ぶのが大事です。
また、ロフトから布団を移動させることも大変なので、布団乾燥機の利用も良いのではないでしょうか。
これなら安全性が高い布団のメンテナンス方法になりそうですよね。
ロフトでは騒音に困ってしまうケースも
ロフトはお部屋のなかでも高い場所に位置しているのは想像しやすいですよね。
その隠れ家的な空間が素敵&オシャレですし、ロフトの良い面はいろいろと存在しています。
しかしながら、その反面で高い場所に位置づけられているロフトというのは騒音で困りやすい場所だともいい換えることもできてしまいますよね。
ご自身がお住いのアパートのお部屋の位置が最上階であれば、この点は気にならないかと思います。
しかし、上の階で暮らしている住民が存在しているケースも多い傾向にあり、もしかしたら思っていたよりも生活音が伝わっているという可能性もあります。
こういったパターンも起こり得る可能性があることを考慮して、ロフトに布団を敷くか否か検討するのが得策です。
なお、どうしても騒音に悩まされた場合には、大家さんや管理会社に相談したり、耳栓を使用するなどご自身でできる対策を行ったりするのが良いでしょう。
工夫を凝らせば難点を十分にカバーできる
ロフト部分を画期的に活用したい場合やお部屋を広く見せたい場合などはロフトに布団を敷いて寝室のかわりにするという選択肢もあります。
しかし、ロフトには暖気が集まりやすかったり、掃除や布団のメンテナンスが大変だという印象があったり、どうしても困ってしまう点が出てきてしまうことでしょう。
そんなときには、今回ご紹介したような工夫を凝らして難点をカバーすることでより快適さが高まるはずです。