アパートに引っ越し!オーナーや近所への挨拶はどうする?

引っ越しをする際、いままでお世話になった方々だけでなく、新しく生活を始める場所の近隣住人へ対しても、挨拶をすることは大切なマナーです。

しかし、アパートなどの集合住宅に引っ越した場合「どこまで挨拶をするべきなのか」、「オーナーや大家への挨拶は行くべきか」といった挨拶に対する悩みはつきないかと思います。

今回は、様々な挨拶にたいする疑問について、注意点なども交えながら、お話ししていきます。

アパートなどの賃貸物件に引っ越したら隣人に挨拶をしよう!

近年様々な理由から、「アパートに引っ越した際の挨拶は不要」と考える方も増えてきていますが、住人やオーナーへ挨拶をしておくことで、お互いに安心感を与えることができます。

例えば、お子様のいるファミリー層ですと、事前に子供がいることを隣人や近隣の住民へ伝えておくことで、騒音トラブルなどを予防できる場合もあります。

さらに、火災や震災、事件、事故などがあった際にも、近隣の住民に助けてもらえる、見守ってもらえるといった安心感が生まれます。

また、引っ越し先の隣人が「どんな人が引っ越してきたのかな」と、不安に思う場合もあるため、挨拶に伺うことで安心して暮らしてもらえるといった、相手に対する思いやりにもなります。

挨拶をすることは、する側、される側の双方にとって、安心安全に生活できるといった点において、メリットとも言えるのではないでしょうか。

しかし、突然知らないお宅のチャイムを鳴らすのに勇気が必要な方や隣人、上下階、違う棟への挨拶について「どこまで挨拶するべきなのか」と悩む方もいらっしゃると思います。

特に女性の一人暮らしですと、隣人への挨拶に抵抗を感じるといった悩みも少なくありません。

そこで、挨拶に行くタイミングや時間帯、女性の一人暮らしの場合の挨拶の仕方などについて、事項から詳しく紹介していきますので、悩んでいる方は是非参考にして下さい。

引っ越しの挨拶は誰にする?アパートのオーナーにも必要?

アパートなどの集合住宅に引っ越した際は、自身が借りた物件からみて両隣、上下階に住んでいる住人が挨拶をする範囲になります。

両隣の住人に挨拶をしておくことで、事件や事故などがあった際に助け合うことができます。

また、上下階に住んでいる住人に挨拶をする際は、子供の有無を伝え、騒音や生活音について迷惑をかけることがあるかもしれない点を伝えると、良好な関係を築けるかもしれません。

オーナーや大家への挨拶については、事前に不動産会社の方にオーナーや大家へ挨拶に行っていいか相談してから出向くと良いでしょう。

事前に挨拶を交わし、顔合わせをしておくことで、オーナーや大家へアパートの設備不備やネットの相談などが必要になった際など、いざという時に話をしやすく、スムーズにことを進められるかもしれません。

オーナーや大家がアパートと同じ敷地内や、近所に住んでいる場合などは特に、挨拶をすることで印象が良くなるケースもあります。

しかし、近年は挨拶を敬遠しているオーナーや大家もいますので、不動産会社へ相談した結果、不要ということであれば無理に出向く必要はありません。

アパートのオーナーや大家、隣人などへ挨拶に行くタイミング

引っ越し先だけではなく、賃借していたアパートを引き払う際も「お世話になりました」といった気持ちを含めて、お礼品を添えて挨拶に行くと良いでしょう。

引っ越しの当日は、車の出入りや作業中の騒音など、近所に迷惑をかけることも多くあります。

そのため、お世話になった隣人や上下階に住んでいる方へ挨拶は、引っ越しの一週間前には済ませておくと良いでしょう。

退去する物件の持ち主であるオーナーや大家への挨拶も、引っ越す直前や後より、数日前に済ますと良いでしょう。

また、新居の隣人や上下階の住民に対しても、引っ越しの当日ですと、荷解きの騒音、車の出入りなどがあるため、引っ越しの前日までに粗品を添えて挨拶に行きましょう。

引っ越し先のオーナーや大家への挨拶は、引っ越し後の早い段階で粗品を添えて行くようにしましょう。

挨拶に行く時間帯は、早朝や日暮れですと、就寝している、家事で慌ただしいなど相手に迷惑がかかる場合があるため、日中10時頃から夕方17時頃の陽が出ていて明るい時間帯にしましょう。

女性の一人暮らしの場合の挨拶方法

ファミリーで引っ越しをする際は、契約者本人とその家族、子供を連れて、隣人や上下階の住人、オーナーなどに挨拶をすることが一般的です。

しかし、単身用のアパートへ女性が一人で引っ越した場合は、ストーカーなど防犯の観点から考えますと、隣人や上下階の住民へ一人で挨拶に出向くことは、あまりオススメできません。

この場合は両親や兄弟などに、一緒に同行してもらえるよう相談してから、挨拶に行くと良いでしょう。

しかし、就学の都合などで、遠方から都心部へ引っ越してきた場合など、家族が付き添えない理由がある方もいらっしゃるかと思います。

そのような場合は、隣人や上下階の住民の玄関前などに、粗品と挨拶の文面を一言添えて、置いておくのも良いかもしれません。

後日ゴミ出しや出入りの際など、隣人と顔を合わせた場合は、女性の一人暮らしであることは極力言わないようにしましょう。

一言挨拶を交わせば、印象は悪くならないかと思います。

オーナーや大家へ持って行く粗品の選び方

ここではアパートのオーナーや大家に挨拶に行く際に持って行く、粗品や礼品について詳しくご紹介していきます。

粗品や礼品の金額相場は、1000円から2000円程と、先方が気兼ねせず、受け取りやすい金額です。

粗品や礼品を選ぶ際は、誰もが日常でよく使用する品物、大袈裟でない品物が一般的ですが、食品を持って行く場合は、1ヶ月程日持ちする品物が良いかと思います。

お菓子を持って行く場合は、ケーキなどの生菓子は避け、おせんべいやクッキーなど乾物を選ぶようにしましょう。

近年では、オーナーや大家へ持って行く粗品や礼品として、お米や紅茶の茶葉、食器洗剤など、日用洗剤の詰め合わせなどが人気あるようです。

日用品を粗品や礼品として持って行く場合は、のしだけではなく、外箱や包装などにも配慮を加えると先方に喜んでもらえるかと思います。

アパートの隣人などに持って行く粗品は何が良い?

アパートの隣人、上下階の住人へ挨拶の際に持って行く粗品、礼品の金額は、オーナーや大家へ持って行く金額より少ない金額にします。

相場では500円から1000円程ですが、新しい住居で長く生活をする予定がある方は、少し高めの金額でも良いかと思います。

粗品や礼品として喜ばれる品物は、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなど、日用の消耗品が多いようですが、子供がいる家庭に持って行く場合は、お菓子も喜ばれるかもしれません。

また、ジップロックなども、小分けにする際などに役立つ品物として、喜ぶ家庭が多いようです。

しかし、隣人や上下階の住人など、近所へ粗品や礼品を持って行く場合は、同じ金額の物でも「品物が違った」ということで、トラブルになる可能性もあるため、同じ品物を配るよう配慮が必要です。

粗品や礼品のセンスに自信が無い方は、老若男女問わず喜ばれる品物として、タオル類を持って行くのも良いかもしれません。

タオル類を持って行く場合は、フェイスタオル、ハンカチ、バスタオルなどのセットになっている品物を選ぶのがオススメです。

挨拶はお互いのメリットになる!積極的に行くようにしよう!

引っ越しの挨拶について嫌煙する方も増えてきましたが、挨拶をすることは、する側、される側の双方にとって、安心安全に生活できるといったメリットに繋がります。

新しい土地で、新しい生活を気持ちよくスタートするためにも、アパートの隣人や上下階の住人へ挨拶に行きましょう。

ただし、一人暮らしをする女性は防犯意識を持ち、家族、兄弟などに相談して挨拶に付き添ってもらうようにして下さい。

また、粗品や礼品は、先方が気兼ねしないような品物を選ぶよう配慮しましょう。