現在アパートのような共同住宅にお住いの方は、ご自身がお住いのアパートの部屋番号がどのように決められているかご存知でしょうか。
盲点になりがちなのかもしれませんが、ふと疑問に感じる人もいるかもしれません。
そこで当記事ではアパートの部屋番号のつけ方についてお伝えします。
また、あわせてアパートの住所を記載する時に注意したい点についてもふれていきます。
貸主のつけ方次第で変わるのがアパートの部屋番号!
アパートやマンションなどの共同住宅にお住いの方にとって、部屋番号は馴染み深いものかと思います。
部屋番号についてふと疑問なのが、「アパートの部屋番号ってどうやって設定しているのだろうか」という点ではないでしょうか。
「もしかしてアパートの部屋番号のつけ方には決まりがあるのでは」と思うと、急に気になってきますよね。
しかし、部屋番号の付け方には特に決まりが定められているわけではないため、貸主の判断に任せられているのが事実です。
貸主の部屋番号のつけ方次第で、どのような形にも変わることが可能だったのですね。
一般的には、以下のようなアパートの部屋番号を見かけることが多いのではないでしょうか。
●右(左)端から下二桁の番号を設定していく
●階に合わせて、部屋番号のひとけた目にその階の数字を設定する
●エントランスから数えていって部屋番号を設定する
このように、貸主のつけ方次第でアパートの部屋番号にも個性が出るのがうかがえます。
みなさんも、もし共同住宅にお住いであるのであれば部屋番号にも目を向けてみては面白いかもしれません。
アパートの部屋番号は配慮のあるつけ方をしてくれる場合も
前項でお伝えした通り、アパートの部屋番号のつけ方に関して「このようにしなければならない」という決まりは存在しないとのことです。
アパートの端からの順番をそのままというように、単純に部屋番号をつけているアパートもあれば、何かしらの配慮をしたつけ方をしているアパートもあるようですよ。
例えば一例として、縁起をかついで数字の「4」「9」を入れないで部屋番号をつけているケースはよく見かけるのではないでしょうか。
何も知らない借主側からしてみればどうしてだろうと疑問を感じてしまうかもしれませんが、そこにはしっかりとした訳が存在しています。
●4→「し」と発音可能で「死」を想像してしまう場合があるから。
●9→「く」と発音可能で「苦」を想像してしまう場合があるから。
こういったことから、アパートの部屋番号として使用する数字としてはあまり好ましくないという意見が多い傾向にあります。
このような配慮をしつつアパートの部屋番号を決めている貸主も少なくはないようですね。
アパートの部屋番号のつけ方はさまざま!何階かわからないことも
ここまでにも何度か書いてはいますが、アパートの部屋番号のつけ方は貸主の意図によってさまざまでしたね。
不吉な印象を受けやすいと考えられている「4」「9」は省くといった対処をしたつけ方を行っている人もいるのが事実です。
なかには、明確な決まりが定められていないことで一般的な部屋番号の付け方とはちがった付け方をしており、数字からは推測できないような階の部屋だったという可能性もゼロではないといえますよね。
かなり珍しいケースだとは思いますが、何階の部屋なのかわからないこともあるようです。
では、どう対処すればその部屋が何階なのか把握できるといわれているのかお伝えします。
もちろん、アパートの内見に行くのは手っ取り早い対処法ですが、他にも対処の仕方は存在するとのことです。
それは「法務局を訪れて登記簿を確認する」という手段のことです。
登記簿に示されているアパートの情報をチェックできます。
もちろんその部屋番号の部屋は何階にあるのかということもしっかりと把握することが可能です。
登記簿を確認するためには、アパートがある土地を管轄している法務局を訪れ、窓口で申し込みを済ませる必要があります。
次はアパート名のつけ方について解説!
さて、ここまではアパートの部屋番号のつけ方についてみてきました。
こちらの項では余談として、部屋番号ではなくアパート名のつけ方に関することを記載していきます。
世にはたくさんのアパートやマンションが建っていますよね。
外見や雰囲気もそれぞれ良さがありますが、それと一緒に名前もセンスが光る素敵な名前だったりします。
アパート名に頭を悩ませる貸主の方も多く、部屋番号よりもアパート名のほうが迷ってしまうこともしばしば。
洋風のアパート名が続々と登場していますが、和風のアパート名も見受けられているのが現状で、どちらにしても個性的で印象的な名前をつけるのが大事なこととなってきます。
●シンプルでスムーズに読み書きできること。
●好感が持ててキレイな音の響きであること。
●どこか親しみやすさも感じられること。
●センスが光る個性が感じられること。
アパート名を検討する際には、一例ですがこのような点をおさえておくのが良いとされています。
正式な書類では要注意!アパートの部屋番号はこう書く
前項では余談としてアパート名のつけ方のコツについても記載しました。
ここからは話を戻して再びアパートの部屋番号に関することも記載していきます。
まず、注目したいのが履歴書などの正式な書類を作成するときの住所の欄です。
今現在アパートといった共同住宅にお住いの方は、住所を記載するときに迷ってしまった経験はありませんか。
アパートまで記載するとなるとどこまで書けば良いのか、どのように書けば良いのか悩んでしまう可能性も出てきますよね。
そこで、こちらの項では正式な書類でアパートの部屋番号を記載する際に注意したい点をお伝えします。
ひとつめは、漢数字は使用せずに「アラビア数字を使用する」という点をおさえておきましょう。
例えば、「101」「201」「301」のように記載していくのが一般的です。
この理由としては履歴書は横書きに設定されているためです。
ふたつめは、「アパート名から部屋番号まで全て記入する」という点です。
珍しいケースかもしれませんが、稀にアパート名を記入せず部屋番号のみ記入している人がいるようですがこれは厳禁ですね。
また、部屋番号は「〇〇号室」と記載するほうが好印象を感じさせやすいとのことなので、このような書き方にしましょう。
アパートの住所が記載できるように前もって確認!
前項では、アパートの部屋番号のつけ方だけではなく正式な書類においてアパートの部屋番号を記載する際の注意点をお伝えしましたね。
正式な書類は何も履歴書だけではなく、数多く存在しているのは想像しやすいことでしょう。
正式な書類を記載する時といえば、例えば、パスポートや健康保険証、光熱費の申請時・婚姻届を出す時などもそのなかに含まれています。
このような場合には、先ほどふれたように、アパートの部屋番号の書き方にも配慮しておきましょう。
また、人によってはアパートの住所が把握できていない、正式な記載の仕方ができるか不安という人もいるのかもしれません。
そのような人は、一度前もって住民票でアパートの住所の確認をとるのが得策だといえます。
アパートの部屋番号は貸主のつけ方次第なのが現状
アパートの部屋番号のつけ方としては、右(左)端から番号を設定していく・階に合わせて頭にその階の数字をおく・エントランスから数えていき部屋番号を設定するなどの傾向が見られます。
さらに、一例として数字の「4」「9」は入れないで部屋番号をつけるつけ方を行っている場合も考えられます。
このような部屋番号のつけ方の背景には、決まりが定められているわけではないため貸主の判断に任せられているのが事実で、貸主のつけ方次第とも言い換えられますね。