世界には多種多様な音楽のジャンルがあり、人それぞれによく聴くようなお気に入りの音楽があると思います。
また、音楽を聴くということだけではなく、ピアノやギターなどの何かしらの楽器を引くことが趣味の人もいますよね。
しかし、アパートなどの集合住宅で音楽を楽しむことが騒音トラブルの引き金になるケースは多いです。
そこであらかじめトラブルにならないように予防をしておきましょう。
アパートで音楽が響いてしまうと騒音トラブルに?!
アパートなどの集合住宅でどうしても起こってしまう可能性があるものといえば「騒音トラブル」ではないでしょうか。
騒音のもととなっているのは、そのケースごとに違いがみられるのは当然のことですが、そのなかには「音楽」も含まれています。
「音楽が好き」、「音楽を聴くことが趣味」などの方にとっては耳が痛い話でもありますよね。
音楽関係の騒音トラブルというのは、例えば以下のような事例が挙げられます。
●音楽プレイヤーやスマホなどのスピーカーで大音量で音楽を流している
●ピアノやギターなどの楽器演奏をしている
●テレビで流れていた音楽が響いてしまった
一例ですが、音楽が絡んで騒音トラブルに発展してしまう可能性もゼロではないことがうかがえます。
近年では音楽を楽しむためのツールも充実していますが、それだけ需要があるということです。
音楽を楽しむこと自体を止めるのはなかなか辛いものですから、なるべく騒音と捉えられないような工夫を施すことができると良いのではないでしょうか。
アパートで音楽を聴きたい!音量やツールの配慮を
音楽好きの方もたくさんいますし、アパートに住んでいるからといって聴くこと自体を我慢するのは難しいものです。
基本的に、音楽を聴くとなるとスピーカー・音楽プレイヤー・スマホ・テレビなどのツールを使用している傾向にありますよね。
そもそも、いくら音楽が好きだからといって大音量で聴くというのはいうまでもなくNGです。
後先考えずにそうしてしまうと簡単に騒音トラブルを招いてしまうことにつながります。
周囲の部屋に住む入居者の耳に届かない程度の音量にするのが望ましいです。
ご自身のお部屋に周囲部屋の生活音(話し声や音楽、テレビの音など)が聞こえてこない場合には、ある程度の防音性が見込めます。
しかしながら、そうではない場合には特に注意を払う必要性がありますよね。
安心感が高い方法は、ヘッドホンやイヤホンなどを利用できる場合にはそうしてみることです。
特に大きめの音量で音楽を楽しみたい人にとっては有効な手段ということができます。
音楽を流す時間帯についての意見はさまざま
アパートで音楽を楽しみたい方は、騒音予防のためにも時間帯にも注意したいと思っている方が多いですよね。
肝心の時間帯について考えていきますが、人によっていろいろな生活スタイルがあるため、「どの時間帯であれば多少の音は大丈夫だ」と言い切ることが難しいのが現状です。
では、ヘッドホンやイヤホンを利用せずに音楽を流す時間帯としてどのような意見が存在しているのかみていきましょう。
●朝8時から夜9時くらいの間ならOK
●昼間の明るいうちならOK
●夜9時以降はNG
●昼夜逆転している人のことも考えていつでもヘッドホンやイヤホンをするべき
など、こうした意見をみてみると幅広く、個人によって感じ方や考え方には大きな違いがあるため判断がしにくいというのが現状ですね。
上記の意見にもあるように、職種によっては朝は就寝して、夜仕事に行くという生活スタイルを送っている人もいるため、常にヘッドホンやイヤホンをするほうが親切でしょう。
このような可能性も考えられると騒音トラブルに発展するリスクを下げることにもつながります。
ただ、多くの人は朝8時から夜9時くらいの間なら仕事をしていたり、家事をしていたり、テレビをつけていたりと活動している傾向にあるため、こちらをひとつの目安にするという考え方もあります。
騒音予防のために楽器を使えないアパートも!
音楽を聴くだけでなく、楽器で演奏することを楽しんでいらっしゃる方もいますよね。
しかしながら、一軒家などで演奏する分にはさほど問題はないかと思われますが、一般的なアパートでは騒音問題を招く可能性があることは否めません。
そのため、騒音予防を目的として楽器を使えないアパートも多く存在しているのが現状です。
楽器演奏がしたい方などはアパートを契約する前にこの点を確認する必要性があります。
もし、現在お住いのアパートが楽器使用不可なのかどうか調べたい場合には、契約書をみてみましょう。
禁止事項としての決まりがあれば、こちらに示されているのが一般的です。
仮に、楽器使用不可との決まりがあるにも関わらず、楽器を使用するのはいうまでもなく厳禁ですので絶対にしないようにしてください。
簡易の防音ルームを活用しているから大丈夫、とは思わず要注意です。
楽器使用ができるアパートに住む&騒音予防!
どうしても楽器を演奏して音楽を楽しみたいという人は、楽器使用が認められているアパートや相談可能との記載があるアパートを見つけるのが得策ではないでしょうか。
そもそも、楽器使用が認められているアパートである場合には楽器を使うこと自体我慢しなくて済みますし、建物の防音性能も優れている傾向にあるため、賢い選択になるでしょう。
さらに、ご自身が楽器を演奏したいと思っているように、周囲の部屋にお住いの方も同じように楽器を演奏する習慣がある人が多くなってきますよね。
また、楽器使用が認められているアパートにお住いであるという事実を考慮すると、そのアパートの入居者はそれを承知だということがうかがえます。
楽器を演奏する側としても気持ちが楽ではないでしょうか。
目的に合ったアパートをセレクトすることで結果的に騒音予防にも結びつきます。
もちろん、時間帯を考えるなどの最低限の考慮は必要かもしれませんが、ストレスなく生活できることは大事なことですよね。
アパートで音楽を聴くのなら騒音予防策を施すのが◎!
アパートで音楽を聴きたいという方や楽器演奏をしたい方は、楽器使用が認められているアパートであったり防音性能が高い構造であったりしても、騒音トラブルが心配ですよね。
そのため、周囲の部屋に住む入居者に配慮し、自分自身も気兼ねなく音楽を楽しめるように前もって騒音予防策を施しておいたほうが安心感が高まります。
いろいろな騒音予防策のアイディアがネットや雑誌などで取り扱われていますから、音楽好きな方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
そのなかのひとつとしては、例えば、スピーカーで音楽を聴きたい場合には、壁に沿って家具を配置し、それら間に空間を作ると良いと考えられています。
壁というのは音が響きやすい場所になるため、スピーカーから流れる音楽がダイレクトに聴こえてしまうことを予防するためです。
目安はおよそ1cmほどだといわれているため覚えておきましょう。
騒音トラブルを予防して楽しい音楽ライフを送ろう!
音楽を趣味としている人は多い傾向にありますし、アパートで音楽を聴いたり楽器を使用したりしたいと思っている方も多いはずです。
そのような場合には、音量を大きく設定しずぎない・ヘッドホンやイヤホンなどを利用する・時間帯にも注意する・アパートの部屋全体に騒音予防策を施すといったことを意識するのがおすすめです。
もちろん、楽器使用がしたい場合はそれが認められている(禁止されていない)アパートに住むのが前提です。
騒音トラブルを予防して快適で楽しい音楽ライフが送れるようにしたいものですね。