マイホームはとても大きな買い物であるため、購入するときは極力理想に近づけたいものです。
しかし、いざマイホームが完成してみると「ここをもっとこうすればよかった…」など、失敗したという方もいらっしゃるようです。
そこで、マイホーム購入を検討している方のためにも、いろいろなブログを参考に「失敗しない家づくり」のために、玄関・キッチン・収納・吹き抜け・ベランダの間取りに関してお話しします。
ブログから学ぶマイホームの失敗の多くは「間取り」
マイホームを購入する際は、大きく分けて建売住宅と注文住宅の2つがあります。
間取りや外観も建設会社によって決められている建売住宅に対し、注文住宅は自分たちで間取りを1から決めることができます。
そのこと考えると、注文住宅は「自分たちにとって最も理想の家」に近いものを作ることができると考えられますが「失敗した間取りになった」という方々もいるといいます。
今回は様々なブログを参考にして、どんな間取りにして失敗と感じたのか、または失敗しないように考えるべきことを見ていきます。
そのため、以下のようなことに着目してみましょう。
①玄関の収納がない
②キッチンが見えすぎている
③収納スーペースが多すぎる・少なすぎる
④吹き抜けにしたら冷暖房が効かない
⑤ベランダが小さい
次項からは、これら5つの点を詳しく見ていきます。
不便すぎる間取り!もっと機能的な玄関にすればよかった!
玄関は家にとって重要なところの1つであり、ここを失敗してしまうと不便をきたす可能性が高くなるため、しっかり考えていきたいところです。
玄関について書かれているブログのなかには、主に、収納・広さ・どのくらい光が入るかを重要とされていました。
最初に、収納スペースはどのくらい確保することができるかについてですが、玄関は靴だけではなく、お子さんがいらっしゃる場合はベビーカーが収納できると嬉しいですよね。
また、価格の高い自転車を所有している方は、盗難にあわないように自転車を収納するスペースがあるかどうかも重要です。
他にも、灯油などを保管しておくようなスペースが必要だという方もいらっしゃるでしょう。
玄関の間取りを考えるときは、どの方角に面するのかや、靴を脱いだり履いたりするスペースがどのくらいかだけでなく、玄関の収納スペースがどのくらい確保できるかを重要視する必要があります。
また、暗い玄関にしないためにも「どのくらい光を採り込めるか」も大切です。
チョイスした玄関のドアが光を遮るようなデザインだと、他のところから明るさを採り入れたいところです。
そんなときはFIX窓を付けてみるのも1つの案です。
FIX窓とは、開け閉めすることのできないガラスのみの窓のことをいいます。
玄関の高い位置にFIX窓を設置すると、上部から光が差し込んで明るい印象に変えることができるうえに、低コストで済むので取り入れやすいかもしれません。
このキッチンは失敗だったかも!ブログを参考にしよう!
「料理が好きだ」という方のなかには、アイランドキッチンに憧れることがあるかもしれません。
アイランドキッチンの向きや間取りによっては、家族が過ごしているリビングに対して向き合う形になるので一部の方から人気を集めています。
しかし、その一方で、アイランドキッチンは設置する広さを広く確保しなければならないため、結果的に「リビングが狭くなった」と後悔しているブログを見かけました。
他にも、ゴミ箱の設置スペースを確保するのも大切です。
燃えるゴミ・燃えないゴミだけでなく、ビン・カンのゴミのゴミ箱のスペースも考えておくと失敗が少なくなります。
他にも、キッチンの消耗品やかさばりやすいものを保管するためのスペースがあると安心ですね。
お米やご自宅によってはミネラルウォーターなどのかさばりやすいものや、キッチンペーパーや洗剤の詰め替えなどをストックしているご家庭も多いでしょう。
こういったものを1ヶ所にまとめて置くことができて、かつ客人の目に付かないような間取りにできるといいですね。
収納スペースは過不足どちらもよくない!
マイホームの間取りで悩むのものは、他にも「収納スペース」があります。
建坪の面積から各部屋を確保したとして、そのなかの限られたスペースで上手く収納スペースを考える必要があります。
特に、洗面所は収納するものは意外と多くあるものの、収納を忘れられやすい箇所だといいます。
歯ブラシの替えや歯磨き粉のストックだけでなく、ドライヤーやヘアアイロン・電動髭剃りなどかさばりやすいものを入れる収納があると嬉しいですね。
また、洗面所は浴室と隣り合わせになっている間取りである傾向にあるため、シャンプーやボディーソープなどをストックできるような空間も欲しいものです。
部屋の収納に関しては、収納スペースが不十分であると「ものが出しっぱなしになるのでストレスを感じる」と失敗を語るブログもありました。
逆に収納スペースが多すぎると、建坪の面積が収納に取られてしまい、居住スペースが狭くなってしまう可能性もあります。
一般的には、建坪の面積の12%から13%程が理想といわれているので、それを目安にして、それよりも多く確保するか少なく確保するかを判断しましょう。
吹き抜けはいいところも悪いところもある!ブログでの声は?
吹き抜けとは、1階から2階の境目の天井がなく繋がった空間のことをいい、開放的な雰囲気になるので「取り入れたい」と考える方も多くいます。
しかし、吹き抜けにするとその分2階の居住スペースが少なくなるので、その間取りによっては各部屋に対して十分な広さを設けることが難しくなります。
また、リビングの天井を吹き抜けにしている場合、リビングで暖房をかけていたとしても暖かい空気はうえに逃げる性質があるため「寒い」と失敗を語るブログもありました。
それでも、吹き抜けは見た目のインパクトが強く、開放感があるので満足される方がいるのも事実です。
2階部分の面積が狭くなることもですが、冬場の寒さ対策も十分に検討されてから決断できるといいですね。
ベランダやバルコニーの間取りも考えて!失敗すると使いにくい!
マイホームをの間取りを考えるときは、ベランダやバルコニーの面積もしっかりと考える必要があります。
ベランダやバルコニーは、主に洗濯物や布団を干すことを目的として設ける方がほとんどでしょう。
ベランダやバルコニーの間取りで最初に考えていきたいのは奥行きですが、木造住宅の場合、柱や梁がない部分にはねだせる距離は1m弱だといいます。
そして、ベランダやバルコニーの外壁のことを考えると70cm位の奥行きになることが多く、そこへエアコンの室外機を置いてしまえばほとんどスペースが残らなくなります。
バルコニーの幅を狭くしたことで、物干し竿を設置すると「洗濯物が干しにくい」と失敗を語るブログもありました。
そのことから考えると、ベランダやバルコニーは何をするために設けるのかを考え、生活動線において不便のないようにしたいですね。
夢のマイホームで失敗しないために
家を建てるときは、できるだけ暮らしやすい間取りにしたいものです。
しかし、後々「失敗した!」と後悔しないためにも「その間取りにしたらどのような暮らしになるのか」を考えることも大切かもしれません。
家は、一生で一番高い買い物といわれているので、後悔することのないようにこの記事を参考にしてみてください。