ベランダにつながる窓に!カーテンサイズの選び方

ベランダに出るところにある掃出し窓にカーテンをつける場合は、サイズをよく確認することが重要です。

ベランダに出られるような大きな窓であれば、カーテンがないと、外から丸見えになってしまうことがあります。

また、品質のよいカーテンを選べば、冷暖房の効果もアップします。

お引越しや、はじめての一人暮らしに役立つカーテンの選び方をお伝えします。

ベランダにつながる窓は大きい!カーテンのサイズは重要

カーテンのサイズを気にしないで購入すると、大きすぎて余ってしまったり、小さすぎて窓が一部見えてしまうことになります。

大きすぎて下でクシャッとシワになってしまう場合は、見た目がだらしないですし、ホコリがついていき不潔な雰囲気になりやすいです。

また、小さすぎて「つんつるてん」な状態だと、これも見た目がカッコ悪く、隙間から外気が行き来してしまうでしょう。

ベランダにつながる窓をしっかりと閉めていても、意外と外気の影響をうけます。

窓自体が冷えてそれが室内の温度に影響しますし、住宅によっては小さな隙間もあります。

窓に貼るプチプチ断熱シートで対処する方法もありますが、カーテンも「暑さ寒さ対策」になるのです。

いずれにせよ、「ちょうどいいサイズのカーテン」を、素材や色味にこだわって選ぶことで、お部屋の雰囲気がぐっと洗練されます。

カーテンの選び方について、まずはサイズから見ていきましょう。

カーテンのサイズの測り方①

カーテンは、つけたいサイズをしっかりとメジャーなどで測ってから購入するのがおすすめです。

では、どこからどこまでを測ればいいのでしょうか。

ぴったりの長さを知るためには、カーテンレールの上からではなく、カーテンを取りつけるリング(ランナー止まり)の部分から裾までを測るのがおすすめです。

カーテンレールの両端についているリングを確認しましょう。

そして、縦の長さですが、ベランダにつながる掃き出し窓の場合には、床につかないような長さにする方が多いです。

床上2cm程度の長さで購入すると、スマートな印象になります。

また、少し長めにして、あえて床につく長さにする場合もあります。

ナチュラルな雰囲気が生まれておしゃれですし、外気をシャットアウトする効果もあるでしょう。

ただし、リネンカーテンなどの場合には生地が伸び縮みすることがありますので、生地の重さで伸びていくことを考えて、逆に短めにするケースもあるようです。

カーテンのサイズの測り方②

次に、カーテンの横のサイズの測り方ですが、こちらも先ほどご紹介した「カーテンを取りつけるリング(ランナー止まり)」を参考にします。

両サイドのカーテンレールの端から端までを測るのではなく、固定されている輪っかから輪っかまでを測りましょう。

このサイズを基準として、1,5倍ヒダや2倍ヒダにするために、「×1,5」で計算して購入します。

少し波打つような仕上がりがよければ、1,3を掛けるようにして、少し余裕をもたせるのが良いでしょう。

このようにすることでカーテンのドレープができ、リッチな雰囲気にすることができます。

一方で、サイズを間違えて左右短すぎるカーテンにしてしまうと、ベランダからの光がもれたり隙間ができるなど、残念な仕上がりになる可能性があります。

このようなサイズを自分で測り、計算して大きめのものを選ぶように心がければ、ホームセンターなどで安価なカーテンを購入することもできます。

しかし、サイズを間違えて買ってしまったりすることもありますので、一番安心な方法はオーダーカーテンを選ぶことです。

ベランダのカーテンだけでも!オーダーカーテンならサイズ相談もできて安心

オーダーカーテンとは、実店舗やネットショップで希望サイズを伝えて、ピッタリ合うようなものを作ってもらう方法です。

お値段の相場は3万円~6万円程度で、決して安いとは言えませんが、以下のメリットがあります。

●丁寧に作られることが多い

安価な一部の大量生産品とはちがい、丁寧に縫製され、丈夫に作られていることが多いと言えるでしょう。

●選べる生地の幅が広い

オーダーカーテンなら、あまり見かけないような素材の生地も選べる場合があります。

●相談できる

カーテンのデザインやフックのつけ方、ヒダの多さなどの相談ができ、こだわってカーテンを注文することができます。

「自分だけのカーテン」が手に入るので愛着もわきますよね。

「カーテンくらいではイメージが激変することはないだろう」とお考えの方も多いかもしれませんが、実際にはカーテンは、お部屋の印象を大きく変えるアイテムです。

とりわけベランダに出る窓の場合には大きなカーテンになりますし、おしゃれな部屋つくりには欠かせないのがカーテンなのです。

筆者も、近所のお店でオーダーカーテンを購入したことがありますが、高級感ある仕上がりに大満足し、その後の引っ越し先でも使うほど気にいった経験があります。

カーテン一つちがうだけでも、お部屋が狭く見えたり広く見えたりすることがありますよ。

カーテンの遮光効果にも注目

ここまで、カーテンのサイズの測り方や、オーダーカーテンの魅力などをご紹介してきました。

記事の冒頭でも簡単にご説明しましたが、カーテンには、実にさまざまな効果があります。

●遮光効果

光がほとんど通らない遮光性が高いカーテンを選べば、昼間でも暗くして映画を見ることができます。

また、夜でも外が明るく、ベランダから光が入ってくる場所にお住いの場合に、安眠効果を高めることができますね。

遮光効果が生まれる理由は、生地に黒い糸を織り込んだり、生地を2重にして厚めにして作ることなどが挙げられます。

特殊な加工を施すことで、光を通さない効果を高めたカーテンもあります。

このような遮光性については、日本化学繊維調査協会が行った性能試験によって、それぞれの等級があります。

・1級

遮光率はほぼ100%で、外から人のシルエットも認識できない

・2級

光はある程度さえぎり、日中に部屋を暗くすることはできるものの、1級の遮光率よりは若干落ちる

・3級

遮光率は99%程度である商品もあるが、カーテンの柄や質感を楽しめる暗さ

ベランダのカーテンは断熱効果・防音効果にもこだわりたい

●断熱効果

暖房をつけていても、どうしても窓から冷え込んでくるものですが、断熱効果の高いカーテンをつけることによってお部屋を効率よく暖めることができます。

省エネで節約にもなるので、ぜひ取り入れたいですね。

寒い冬、カーテンで室温調節をしたいなら、晴れの日は昼間、窓を開けておき、まずお部屋の温度を上げます。

そして夕方、日が落ちる前にカーテンを閉めるようにしましょう。

●防音効果

厚手のカーテンで、遮光性や断熱性に優れたカーテンには、少しですが防音効果もあります。

室内の音を外に漏らさない効果、外からの騒音をやわらげてくれる効果が期待できるでしょう。

しかしながら、完全ではありません。

住宅に響いて伝わってくるような、電車の音などには効果が弱く、ベランダにいる人の声や飛行機の音などの高い音には、ある程度の効果が見込めます。

サイズだけでなく、このような効果にもこだわって選んでみましょう。

カーテンはサイズや機能性にこだわって選ぼう!

カーテンは、サイズをしっかりと測り、機能的なタイプを選ぶようにしましょう。

断熱効果・遮光効果・防音効果など、さまざまな効果が期待できます。

また、オーダーカーテンにすると、お部屋の印象がぐっと引き締まり、愛着が持てるカーテンを手に入れることができるかもしれません。

カーテンを素敵なものにして、お部屋のインテリアを楽しんでくださいね。