マンションやアパートなどの賃貸で、洗濯機を置くスペースが外という物件があります。
ベランダは室内とは違って風雨にさらされる場所であり、大切な家電である洗濯機を守ることは長く使用するためにも必要なことです。
こちらの記事では、ベランダに洗濯機を置くスペースのあるマンションやアパートにお住まいの方向けに、洗濯機を守るためにできることを考えていきます。
ベランダに置く洗濯機を綺麗に保つための便利グッズや、便利グッズのDIY方法のご紹介もしていきます。
ベランダに洗濯機置き場がある物件の長所短所
家賃が相場よりも安い物件や、1人暮らし用の賃貸では洗濯機が外置きの部屋であるケースは珍しくありません。
また、洗濯機を外置きする場所には、ベランダやバルコニー、玄関の外があげられます。
ベランダなどの外に洗濯機を置く物件のメリットには、
・家賃が相場より安い
・洗濯の音が室内で聞こえないのでうるさくない
・ベランダにある場合は洗濯物を干すのがスムーズ
・ワンルームなどの狭い部屋なら部屋を広くとれる
・水漏れしたときに被害が少なくてすむ
などが考えられます。
一方、外に洗濯機を置く物件のデメリットとしては、
・洗濯機が汚れる
・洗濯機の劣化が早い
・騒音にもつながるので夜の洗濯はできない
・真冬に水道が凍結すると洗濯できない
・盗難に気をつけなくてはならない
などがあげられるでしょう。
特に洗濯機の汚れや劣化は、どうしても室内置きの場合に比べると避けられない事柄であると言えるでしょう。
そのため、中には洗濯機の劣化を防ぐための方法として、柵や囲いなどをDIYで設置する方も少なくないようです。
ベランダの洗濯機が汚れる…劣化の理由は何?
ベランダなどに外置きしている洗濯機は、風雨にさらされるため外側だけでなく、内側も汚れやすくなってしまいます。
そのため、洗濯機が外置きの物件に住んだことのある方は、高価すぎる洗濯機を置くことはおすすめしていないようです。
ベランダなどの外に置かれた洗濯機が汚れる一番の理由は、風雨によって汚れるのが大半でしょう。
風雨による汚れ以外でも、洗濯機の外側に湿度が高い時期などは緑色のコケが生えることもあります。
汚れだけでなく、直射日光や風雨が当たることによって、操作パネル部分が故障するリスクも高まります。
また、紫外線によって外側のプラスチック部分が傷みやすくなってしまいます。
そのため、風雨や直射日光から洗濯機を守るために、洗濯機カバーや柵を取り付けることは大切です。
次項からは、洗濯機を守る柵のDIYや、洗濯機カバーのDIYについてご紹介していきます。
洗濯機の周りに囲いを作ろう!ネットを参考にDIY
こちらでは、ネットを参考にベランダの洗濯機の周りに囲いを作るDIYをご紹介していきます。
・ラティスを使っておしゃれに囲いをDIY
ホームセンターなどで売られている、日よけや風よけ目的に使うラティスで囲いをDIYする方法です。
ラティスには、格子状のスタンダードのもの、ルーバーラティスなどがあります。
中でもルーバーラティスは、長細い板が斜め下向きになっているため、雨が入りにくい構造になっており、洗濯機の囲いに向いています。
ラティスは、針金や結束バンドでベランダの柵に固定すれば、簡単にDIYできます。
ベランダの雰囲気に合わせて、木製タイプ、金属製タイプを選ぶと良いでしょう。
・お手頃なすだれを使って囲いをDIY
ホームセンターだけでなくスーパーなどでも手に入るすだれは、安価でお手軽に囲いを作ることができます。
結束バンドや紐があれば簡単に取り付けられます。
ただし、台風などの強い風雨には弱いので注意が必要です。
まだまだある!ベランダの洗濯機を囲うDIY方法
前項に引き続き、ネットやブログを参考に、ベランダの洗濯機に囲いを作る方法をご紹介します。
・プラスチック段ボールを使って囲いをDIY
プラスチック段ボールは、カットや折り曲げるなどの加工が簡単で、好みの大きさや長さに調節がききます。
洗濯機のサイズに合わせて大きさが調節しやすいのでおすすめです。
柵や壁のようにも使用できるので、洗濯機の上部まで覆って、洗濯機本体も保護し、さらには風呂用のシャワーカーテンを突っ張り棒で設置して、完全防備したDIYを紹介しているブログもあります。
・サンシェードを使ってDIY
サンシェードにはスタンダードタイプ、タープ型、オーニング型、すだれ型など種類があります。
賃貸物件でサンシェードを取り付ける場合は、中には金具を使って取り付けるものもあるので、DIYの道具や部品の必要のない簡単に設置できるものがおすすめです。
もしもフックなどの金具を利用するタイプの場合は、大家さんか管理会社に取り付け可能か事前に相談してみましょう。
ベランダの洗濯機本体にカバーをつける!選び方のポイントは
元々洗濯機は室内で使うことを前提としてますよね。
実は、ベランダなどに外置きをしなくてはならないご家庭向けに、洗濯機用の専用カバーがあるのをご存知でしょうか。
洗濯機を直接覆うことで洗濯機の劣化を防げるので、棚や囲いをDIYしてさらにカバーをつけて洗濯機を保護する方は少なくないようです。
洗濯機用カバーを選ぶときには、洗濯機のタイプで選び、全自動式用、ドラム式用、二層式用の3種類から選びます。
まず、全自動式の洗濯機カバーは種類が多く、デザインも豊富です。
種類が多い分、きちんとご自宅の洗濯機を採寸し、大きさがぴったりと合うものを選びましょう。
ドラム式の洗濯機カバーは、奥行きのサイズで選び蓋部分にカバーがないデザインが多めです。
蓋の部分の厚さもしっかり採寸して、選ぶようにしてください。
二層式の洗濯機カバーには、二層式専用のものと、全自動タイプとの兼用のものがあります。
選択可能重量をきちんと把握しておかないと、カバーのサイズが合わずに使えないこともあるようです。
ちなみに、既製の洗濯機カバーを買うのであれば、蓋部分がファスナーで開閉できるものや、ホースを通せる穴付きのものがおすすめです。
ほかにも、防水タイプやUVカット機能タイプ、防汚タイプなどがあり、ご自宅のベランダの設置状況に合わせて重視したい機能性のあるものを選ぶとより良いでしょう。
お気に入りの素材や身近な素材を使って洗濯機カバーをDIY!
こちらでは、お気に入りの布や身近にあるものを使って、ベランダの洗濯機カバーを作るDIYをご紹介していきますので参考にしてみてください。
・シャワーカーテンを使って洗濯機カバーをDIY
ホームセンターや100均などで手に入れられるシャワーカーテンを利用して、洗濯機カバーをDIYします。
シャワーカーテンを洗濯機本体部分と蓋部分に分けて裁断し、本体部分用を本体に巻いてビニールテープで固定します。
蓋部分にも蓋部分用の布をビニールテープで貼り付けて完成です。
簡易的でも防水防塵はできますが、紫外線には弱いので注意が必要です。
シャワーカーテンを、100均などのレジャーシートで代用して作ることも可能です。
・お好みの防水生地を使って洗濯機カバーをDIY
90cmから110cm幅のお好みの生地と、布用ボンドや両面テープを用意します。
洗濯機本体用に200cm~250cm分、蓋部分用に100cmほどと考えて3mほどあれば良いでしょう。
本体に布を巻いて、布が少し重なるようにして裁断し、本体部分の上部にゴミ紐を通す部分を作ります。
蓋部分は蓋を覆うようにかぶせる形状にするのが簡単な方法ですが、箱の蓋のような形にすればさらに防水性が高まるでしょう。
ベランダに洗濯機を置くタイプの物件は囲いやカバーが必須!
ベランダや玄関などに洗濯機を置かなければならない賃貸物件では、洗濯機の劣化をなるべく防止するために対策が必要です。
簡単にでも柵や囲いを作れば洗濯機の汚れを防ぐだけでなく、防犯や目隠し効果も期待できます。
洗濯機にカバーをつければ、さらに劣化を防げるのでおすすめです。
こちらの記事を参考に、ベランダの洗濯機に囲いやカバーを作るDIYにチャレンジしてみてくださいね。