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敷金の返却はいつになるの?気になる敷金について解説!

2019.10.6

賃貸物件を退去する際、敷金について多くの方が気になっているようです。

「いつどのくらいの金額が戻ってくるの?」と疑問に思うことでしょう。

そこで今回は、改めて敷金の意味合いをくわしく確認していきます。

また、敷金が返却される時期などについても解説していきます。

敷金とはいつどのように使われるの?

ここでは、改めて敷金とはいつ使うもので、どういったお金なのかを確認していきましょう。

賃貸物件に入居する際、一般的には敷金・礼金などの初期費用がかかってきます。

礼金とは、部屋を借りるときのお礼金として渡すものなので、返却されることはありません。

一方、敷金は部屋を借りる際に預ける保証金のようなもので、基本的には退去時に返却されると考えます。

しかし、なかには入居中に家賃を滞納したり、設備などに損傷を与えてしまうというケースもあります。

このようなときに、敷金をそれらの費用に充てるようにします。

また、そのほかにも、退去時の原状回復として敷金を修理費用に充てたりすることもありますので、実際に敷金がどのくらい戻ってくるかは、退去後でないとわからないことが多いのです。

原状回復とは?敷金に関係するの?

賃貸物件を退去する際、原状回復をして部屋を明け渡す義務があります。

この原状回復が、敷金の返却される金額を大きく左右しますのでご説明していきます。

原状回復とは、「入居した当時の状態に戻す」という意味合いで使われています。

いつ頃入居したのかにもよりますが、一般的な消耗や経年変化は考慮されます。

もっとわかりやすくご説明すると、「自然な消耗」であれば経年変化とみなされ、原状回復するためには貸主側が負担をします。

しかし、「わざと・怠った」ことによるものに対しては、借主側が原状回復する修繕費を負担します。

さらにわかりやすくいくつか例を挙げていきます。

〇自然な消耗とみなされることが多い点

・畳の変色
・フローリングのワックスの塗り直し
・家具の設置による跡
・冷蔵庫の後部の黒ずみ
・画鋲などの軽微な穴
・経年劣化による設備の消耗
・退去後のハウスクリーニング

一般的に貸主側が負担する項目をご紹介しましたが、なかには契約の時点で「特約」として借主側が負担するという条件が付いている場合もあります。

まず優先されるはこの「特約」の内容になりますので、契約書をしっかりと確認しましょう。

借主が負担する項目を確認しよう

こちらでは、借主側の負担となりうる原状回復の例をいくつか確認していきましょう。

●わざと・怠ったこと

・たばこの焼け焦げた跡
・飲み物をこぼしたことでできたシミやカビ
・クギやネジなどの大きめな穴
・たばこのヤニ汚れ
・ペットのよるキズや汚れ、ニオイ
・掃除を怠ったであろう、水回りの汚れやカビ

など、気をつけられるようなことでも怠ってしまったことによる原因が多いといえます。

そして、修繕費用も決して安くありません。

床であれば、6畳でおよそ9~11万円ほどかかってきますので、「いつ・いくら返却されるか」を考えるどころか、敷金によっては足りなくなってしまうこともあります。

基本的には貸主や管理会社が立ち合いをして、原状回復すべき箇所をみていきます。

そこで、もし立ち合い前に回復できそうな箇所がありましたら、ぜひやっておくことをおすすめします。

しかし、気をつけなくてはならないことがあります。

いくら汚れたり壊れているからといって、勝手に設備の交換などはしないようにしてください。

逆にトラブルの原因となることもありますので、あくまで念入りな掃除にとどめておきましょう。

敷金が少しでも返却されるように気をつけられることは?

前項でもお話ししましたように、立ち合いの前までにできる限り掃除をすることは「原状回復に気を遣うこと」としては、とても重要です。

しかし、いつも気をつけながら生活をすることができれば、いざ退去をするときには敷金が多く返却されるために有利な状況になります。

そこで、掃除以外で気をつけられる簡単なポイントをご紹介していきます。

■ラグ・カーペットを敷く

床がフローリングの場合には、ラグやカーペットを敷きましょう。

ポイントとしましては、入居時に家具を運び入れる前に敷いておくことです。

そうすることで引っ越し作業によってできやすいキズなども保護できます。

■クッションシールを貼る

よく動かす椅子などには、クッションシールを貼りましょう。

キズの防止だけでなく、防音効果も期待できます。

100円ショップでも手に入りますので、コスト面でも負担になりません。

■ソフトクッションを貼る

勢いよく棚を開けたら壁に当たってしまったなどを防ぐために、ぶつかる予想の付きそうなところにはあらかじめ、ソフトクッションを貼ってカバーしておきましょう。

敷金の返却時期はいつ頃になるの?

では、実際にいつになったら敷金は返却されるのか、ということをお話ししていきます。

退去が決まり立ち合い日となりましたら、先に述べてきたような項目を管理会社や貸主と一緒にチェックしていきます。

すべての確認が終わり、原状回復に対する納得ができましたら、とりあえず今日のところはここで終了となります。

というのも、原状回復による見積書などは、工事を担当する業者に下見をしてもらわないと正確に出すことができません。

それから改めて費用等を計算し、借主側の負担額が決まります。

その後、引っ越し先の住所宛てに郵送などで敷金精算所や見積書が届きます。

ご自宅に届きましたら、内容をしっかりと確認して問題がなければ、管理会社などに連絡を入れるようにしましょう。

サインして返送する場合もありますので、内容をよく確認してください。

ここまでの手順もふまえて、実際に敷金が返却される期間はというと「1ヶ月後~2ヶ月の間」が最も多い期間とされています。

一般的にはその期間内に、家賃の引き落としに使われていた口座に敷金が入金されることが多いようです。

しかし、管理会社の規模などにもよって、敷金の返却方法や期間も異なりますので、あくまで多い例として挙げています。

「いつ敷金が返却されるか」「部屋の状態」は契約時に確認!

ここまでご説明してきたことを考えても、なかにはまだ不安に思う方もいるのではないでしょうか。

今回お話しした内容はあくまで、引っ越しが決まった後からのお話でした。

先に述べたように、最終的には契約時の契約書の内容が最優先されます。

そのことから、「いつ、敷金が返却されるのか」を確認するのに適しているかというと、本来は契約時の段階が理想的といえます。

また、敷金はどのようなときに使われるのかということについても、きちんと貸主と確認しておくことで、退去時にはおおよその予定が付けられるのではないでしょうか。

さらに、入居時にもともと付いていたキズや損耗についても、両者立ち合いで確認できると安心です。

もしくは、日付入りで写真を撮っておくなどでもいいでしょう。

実際に、いざ引っ越しとなったときの敷金に関するトラブルは多くあります。

なるべくなら、問題なくスムーズに敷金精算が行われ引っ越しをしたいものです。

そのためにも、引っ越しするときだけでなく、引っ越しするときから気になることはきちんと確認しておくことが大切です。

契約書が重要!トラブルにならないためにも

敷金は、退去時から1ヶ月後~2ヶ月の間に支払われることが一般的です。

しかし、実際には管理会社によってその時期はさまざまで、敷金の返金額についても異なってきます。

退去時に不安に思うことがないようにするためには、引っ越しを決めたときの契約内容の確認が、最も重要となります。

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