貸主から敷金の返還で領収書の発行を要求された場合の対処法

賃貸を退去する際、部屋の状態が良ければ、普通なら敷金が返還されることになります。

しかし、敷金を返還された際、貸主から領収書を発行してほしいと言われることがあるようです。

このような場合、領収書は発行するべきなのでしょうか?

敷金の意味合いも考えながら、敷金の返還における領収書の発行について考えていきます。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

窓ガラスにシール!ステンドグラス風にして防犯対策

換気やお部屋の開放感に欠かせない窓、防犯の面でさまざまな工夫を施している方も多いでしょう。特...

BS用の室内アンテナを設置したい!映らない原因や対処方法

BS放送を楽しみたい方の中には、さまざまな理由からアンテナを室内に設置したい方もいるのではないで...

敷金の返金はいつ?損をしないために知っておこう!

賃貸に住んでいて引っ越しが決まったら、敷金がいつ返金されるのか気になりますよね。どれくらい返...

家賃を延滞してしまった場合の延滞金の計算方法が知りたい

賃貸マンションなどの家賃は、毎月決まった期日までに支払わなければなりません。しかし、一人暮らし...

防火地域や準防火地域でもできる窓や扉をおしゃれにする方法

家を建てるとき、内装はもちろん、外壁もこだわりたいですよね。外からうかがえる、おしゃれな...

家賃の滞納が一ヶ月になってしまった場合の対処法

様々な事情で家賃を滞納してしまい、一ヶ月以上が経ってしまったという場合、どうしたら良いか焦って不安...

窓からの冷気で部屋が寒い!防寒対策に断熱ボードを使おう!

冬の防寒対策として暖房やストーブを利用している方も多いと思います。しかし、いくら暖房器具を使...

親との同居が決まったら考えよう!間取りで失敗しないために

親との同居が決まったら、まず考えなければならないのが住居スペースの間取りについてではないでしょう...

家賃5000円の差で比較する賃貸物件

賃貸物件を選ぶ際に、お気に入りの物件が見つかっても、住んだ後に後悔してしまったという話を耳にするこ...

窓の断熱にはプチプチがおすすめ!100均グッズを活用しよう

寒い冬場は、暖房をつけていても部屋の中で冷気を感じることはありませんか?特に冷気を感じやすい...

建ぺい率や容積率の緩和措置が車庫にはある!その内容とは?

新しい家を建てる場合、建ぺい率と容積率は大切な確認事項となります。建ぺい率と容積率の数値...

家賃の振込手数料を安くしたい!確認してほしいこととは?

家賃を振り込む際にかかってくる振込手数料ですが、どのように振り込むかによって振込手数料の金額が違...

管理会社のクレーム対応が遅い!そんな時どうしたら良いの?

賃貸マンションに住んでいてトラブルがあった時、管理会社にクレームを入れることがありますよね。...

家賃の日割り計算はどうやるの?返金されない場合もある!?

賃貸物件に住んでいると、退去時の家賃の支払いが気になりませんか。月末まで入居している場合は問...

窓やクーラーの隙間から虫が侵入!?それぞれの対処法は?

きちんと塞がれていると感じていても窓やクーラーにはごくわずかな隙間が存在しているのです。そんな...

スポンサーリンク

敷金ってどういうもの?支払った場合に領収書はもらえるの?

敷金の返還で貸主から「領収書を発行してほしい」と言われて、戸惑う借主は多いようです。

貸主としては、きちんと敷金を返還したという証明のために、領収書の発行を求めているものと思われます。

賃貸において敷金トラブルはよく発生していますので、それを未然に防ぎたい思いもあるのかもしれません。

ここでは、敷金がどういうものかをご説明し、借主が敷金を支払った際の領収書はもらえるのか確認していきましょう。

敷金は、契約時に家賃と一緒に支払うものですよね。

退去の際の原状回復のために、あらかじめ支払うことになっています。

家賃は戻ってこないのに対して、敷金は退去の際に返還される可能性があります。

例えば借主は、貸主に家賃の領収書を請求できても、敷金は一時預かり金という形となりますので、領収書の請求は基本的にはしないことが一般的です。

もし、借主がどうしても敷金の領収書が必要なのであれば、貸主には「預かり証」のようなものを発行して対応してもらうことになるでしょう。

貸主から敷金返還の領収書を要求された!発行するべき?

契約時に敷金を支払った際、領収書のようなものを受け取る借主はあまりいないでしょう。

元々敷金は預り金でありますので、領収書の発行は基本的にされないことが多いのです。

それでは、領収書をもらっていない敷金の返還で、貸主から領収書を請求されてしまった場合、どう対応すればいいのでしょうか。

敷金は、基本的に領収書が必要となるような債権ではありませんので、返還されたからといって領収書を発行しなければならないわけではありません。

また、一般的に領収書を持っている個人の借主はあまりいないかもしれません。

そうなると、領収書をわざわざ用意しなければならなくなります。

そういったことを避けるためには、まずは領収書を発行しなくても済む方向で考えてみましょう。

領収書を発行せずに済むかもしれないのは、敷金の返還が銀行振り込みでされた場合です。

貸主が銀行振り込みで敷金の返還をした場合は、振り込み時に振り込み明細書を受け取っているはずです。

それを領収書とすることはできないかどうか、まずは確認してみましょう。

貸主に敷金返還の領収書を発行することに!書き方は?

貸主に敷金返還の領収書を要求されて、発行することになったとします。

領収書にはどのような文面で書けばいいのか分からない借主のために、こちらでは領収書の書き方をご紹介します。

【敷金返還の領収書の例文】

・最初に、貸主の会社名や氏名を記入します。

・本文「私、(借主の氏名)は入居時に(貸主の氏名)に預けました敷金〇〇万円のうち、原状回復費用を除いた〇〇円を退去後に返還され、受け取りました。」

・最後に、日付、住所、借主の氏名、印鑑

といった内容の文面で、領収書を作ればいいかと思います。

もしかすると貸主側で文面の指定などあるかもしれませんので、自分で作成する前に確認してみましょう。

なお、この領収書には印紙が必要になります。

もし領収金額が、5万円未満であれば印紙を貼る必要はありません。

しかし、5万円を超える場合は、200円の印紙を貼らなければなりません。

印紙を貼らないことは印紙代を支払わないことになり、罰則が科せられる場合がありますので注意しましょう。

また、印紙には割印をすることを忘れないでください。

もし敷金返還の領収書に印紙を貼らなかったら?

前項では、敷金返還の領収書に印紙を貼らなかった場合、罰則があるというお話をしました。

ここでは、印紙を張らなかった場合の罰則はどういうものなのかご説明していきます。

敷金返還の領収書に印紙を貼る必要があるのは、領収金額が5万円以上の場合です。

もし返還される敷金が5万円に満たない場合には、印紙を貼る必要はありません。

印紙を貼らなかった場合の罰則は、支払うべき印紙代の3倍の金額を過怠税として支払わなければなりません。

なお、印紙を貼らなかったことを自ら申告した場合は、1.1倍の過怠税が課せられます。

また、印紙が必要なことを知っていながらわざと貼らなかったような場合、懲役1年以下、または罰金20万円以下を受けることになります。

領収書の発行には、いかに印紙が重要かが分かりますよね。

5万円以上の領収書には、200円の印紙税がかかることを覚えておきましょう。

貸主から敷金の預かり証をもらっている場合!敷金返還時の注意点

賃貸において、敷金の領収書ではなく、預かり証をもらっているような借主もいらっしゃるかもしれません。

その場合、その預かり証は退去の際、どうすればいいのでしょうか。

貸主は敷金を預かっている証拠として、預かり証を発行する場合があります。

その預かり証は、敷金が返還されたら基本的に退去の際に貸主へ返却したほうがいいでしょう。

なぜなら、それは借主にとっては敷金を返還してもらっていないという証明書になるからです。

もし、預かり証の返還なしに敷金を貸主が返還した場合、敷金を返還したにもかかわらず、預かり証はまだ借主が持っていることになります。

なかには、預かり証を悪用するような借主も存在するかもしれませんので、預かり証をいつまでも借主が持っていることに不安を感じる貸主もいることでしょう。

自分は悪用しないと確かに思っていても、貸主としてはたくさんの借主と接してきているでしょうから、さまざまなトラブルも経験しているはずです。

貸主にあらぬ疑いがかけられぬよう、敷金の返還があった際には預かり証を返却するようにしましょう。

敷金を支払ったのに敷金の返還がされない場合の対処法

敷金トラブルのなかで、借主が入居時に確かに敷金を支払ったのに、退去の際に貸主から敷金の返還がされないような場合があるようです。

特に原状回復の箇所もなくクリーニング代だけであれば、かなりの敷金が返還されるはずです。

返還されるべき敷金が戻ってこないとなると、借主としても困ってしまうところでしょう。

このような場合、どう対処すればいいのでしょうか。

まずは、賃貸借契約書を確認してみましょう。

契約の条件として敷金の支払いが明記されていれば、敷金は必ず払われているはずです。

その点を貸主側に指摘してみましょう。

次に、借主が敷金を銀行振り込みで支払った場合、振り込み明細書を受け取ったと思いますが、そちらがあれば支払いの証明になります。

他には、前項でもお話しした預かり証を受け取っている場合、その預かり証を提示することでも支払いを証明することができます。

預かり証は、家賃のような領収書ではありませんが、支払いの証明に使うことはできるでしょう。

銀行の通帳記入によって、支払いが証明できることもあります。

これらの方法を試して、貸主に交渉してみてください。

敷金返還の領収書!発行するなら文面や印紙に注意

貸主から敷金返還の領収書を要求された場合、貸主が銀行振り込みで敷金を返還したのであれば、その振り込み明細書で代用できないか確認してみてください。

もし領収書を発行するのであれば、文面はご紹介したような内容を最低限記載することが必要でしょう。

貸主側で指定がある場合もありますので、その場合はそれに従ってください。

なお、5万円以上の敷金の返還の領収書には印紙が必要ですので、忘れずに貼りましょう。