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窓から入る冷気対策には身近にあるプチプチを使おう

2019.5.19

皆さんの自宅に、プチプチはありますか?

プチプチは緩衝材ですが、寒い時期、窓に貼ることで窓からの冷気を防ぐことができます。

こちらでは、そのプチプチを使って冷気を防ぐ方法をご紹介します。

窓から入る冷気でどのくらい部屋が冷え込むのか

現在の住宅で使用されている窓は、断熱効果がないものが多いです。

そのため同じ部屋の中にいても、外気と接している窓のそばにいるとより一層冷気を感じ、体感温度も低くなります。

寒さを感じる原因の一つと言われている、「コールドドラフト現象」という言葉をご存じでしょうか。

コールドドラフト現象とは、窓際で冷えた空気が床の方に向かって流れていく現象です。

立っていると顔周りは暖かいのに、足元は冷えていることはありませんか?

これがまさに、コールドドラフト現象がもたらすことです。

一説によると、天井付近と床付近では温度が5℃以上変わることもあるそうです。

この現象によって、体感温度は更に低くなります。

また窓は外からの冷気を室内に入れたり、コールドドラフト現象を起こすだけでなく、室内の暖気を外に出します。

冬場ですと、約58パーセントの熱が窓をつたって出入りしていると言われています。

ということは、窓の冷気対策をすれば、室内の温度は暖かく維持できるということです。

冷気対策といえばサッシを変えたりカーテンを変えたりと色々方法はありますが、どれも金銭的に負担が大きかったり、手間がかかったりしますよね。

身近な存在であるプチプチを使ってお手軽に窓からの冷気対策ができるのであれば、とても魅力的でしょう。

プチプチを貼ることでなぜ窓からの冷気が遮断されるのか

窓からの冷気を遮断するために大切なポイントは、気密性と断熱性の2つです。

気密性とは、簡単に言うと家の隙間をなくすことです。

隙間があると、外からの冷たい空気が家の中に入ってきてしまいますよね。

気密性が高ければ、すなわち隙間がないということですから、外からの空気が入ってこなくなり、家の中の温度が維持されます。

そして断熱性とは、家の外に熱を逃がさないことです。

わざわざ暖房器具を使って家の中の温度を高くしようとしても、外へその暖気が逃げてしまうと、家の中は一向に暖まらないですよね。

断熱性が高ければ、家の中の温度を外に逃がさないということですから、一度家の中を暖めてしまえばその温度が維持されます。

そのため、気密性と断熱性を高めることが冷気を遮断し、室内を暖かく保つためのポイントと言えます。

その気密性と断熱性を得るために必要なのが「空気の層」です。

空気の層は、冷たい外気を家の中に入れない(気密性)ようにし、また家の中の暖かい暖気を外に逃がさない(断熱性)ようにする、とても大切な役割をします。

断熱シートは、その空気の層を作り出す役割をしています。

ただ断熱シートはそれなりの金額ですし、もう少しお手軽なもので代用したいという時に便利なのが、プチプチです。

プチプチは、プチプチ同士の隙間によって空気の層を作ることができ、結果気密性と断熱性が高まり、窓からの冷気を遮断できることになるのです。

プチプチを手に入れる方法

まずは試しにやってみたい、というような時には、100円均一でクッションシートなどの名称で販売されていますので、そちらをおすすめします。

小さめのサイズで販売されていますので、窓のサイズに合わせて複数購入してみると良いと思います。

実際に貼ってみて、効果を実感したので追加で他の窓に貼りたい時などは、ロール式の大きい緩衝材タイプのものか、断熱用として販売されているプチプチをおすすめします。

ロール式はホームセンターやインターネットで販売されており、自分で好きな大きさに切れるので、窓に貼るにはとても便利です。

どのくらいの大きさの何枚の窓に貼るかによりますが、ロール式はもともとかなり大きく、また十分な長さがあり余ってしまうことも多いと思いますので、残ったプチプチを保管するための場所が必要になります。

ただ宅急便で荷物を送ることがある方や、フリマアプリなどを利用していて日常的にプチプチを使用することがある方は、こちらの緩衝材タイプのロール式が便利だと思います。

窓の冷気対策のためだけにプチプチの購入を考えているのであれば、断熱用のプチプチが一番適していると思います。

緩衝材用のプチプチは、片面がプチプチで裏側が平らな面になっていますが、断熱用のプチプチは、両面とも平らな面になっており、その間にプチプチがはさまれているのです。

緩衝材用のプチプチだと、窓とプチプチの平らな面の間に空気の層を作ることになりますが、断熱用のプチプチだと、プチプチ本体だけで空気の層を作ることができているので、より効果を得やすいのです。

より効果を得たい方や、窓の冷気対策のためだけに購入する方は、断熱用のプチプチの購入をおすすめします。

窓からの冷気を抑えるプチプチを貼る方法

プチプチを貼る前に、窓そのものにほこりや汚れがなく、綺麗な状態にすることが大切です。

窓が汚れている状態でプチプチを貼ると、うまく断熱効果を得られず、むしろ結露がたまってカビが生える要因になることもあります。

アルコールスプレーなどでしっかり掃除をしましょう。

そして一番重要なのは、プチプチを貼る向きです。

先述しましたが、プチプチ同士の隙間によって空気の層が作り出され窓からの冷気を抑えられるので、プチプチしている面を窓側に、平らな面を室内側に向けて貼ります。

接着剤は、マスキングテープや両面テープがおすすめです。

マスキングテープですと、すぐに貼ったり剥がせたりする分、少し粘着力には弱さがありますが、剥がした後もべたべたしたりせずに綺麗な状態を維持できるという点で優れています。

両面テープはやはり粘着力がしっかりありますので、一度貼るとぴったりとくっついてくれます。

ただ全体的に貼る前に、試しに一度小さく貼って剥がしてみると良いかもしれません。

超強力などの粘着力がとても強いタイプでない限り大丈夫でしょう。

また、窓部分は多少べたべたが残っていても掃除はできると思いますが、サッシ部分の塗装が剥げてしまったりすると大変です。

プチプチを貼る効果

窓にプチプチを貼ると、「ものすごく暖かい!」と抜群の効果を実感できるわけではないかもしれませんが、いつもより窓際が寒くないと感じるでしょう。

なんとなく隙間風や冷たい空気を感じていたのに、それを感じない、もしくは和らいでいる、というくらいの感覚かと思います。

色々な方がこの窓にプチプチを貼って冷気を防ぐ方法を試していますが、室内の温度は1~2℃程度しか変わりがないそうです。

しかし室内の温度は1~2℃しか変わらなくても、窓からのひんやりとした冷気を感じなかったり、コールドドラフト現象が起こりにくくなることで、体感温度は高くなります。

そしてこのプチプチは、暖房器具などで部屋を暖めた時が一番効果を発揮します。

一度部屋の中を暖めてしまえば、プチプチの効果により外からの冷気は入ってこず、家の中の温度は逃げていかないため、いつもより室内温度を高く維持できます。

いつもと同じように暖房器具を使っていて、温度が高いのであれば、もう少し暖房を弱められて光熱費の節約にもつながりますよね。

劇的に大きく変化があったというよりは、いつもよりなんとなく寒くない、いつもより室温が高い、くらいの感覚かもしれませんが、プチプチを貼るだけでその効果を得られるというのは十分ではないでしょうか。

プチプチを貼る際の注意点とマイナス点

窓にプチプチを貼ると、まず第一印象として、見た目があまり良くないです。

自分や家族だけであれば、室内が寒いよりはずっといいのかもしれませんが、来客の時は少し気になるかもしれません。

外からは家の中が見えにくくなるので、スモークガラスのような感じになって良いのかもしれませんが、逆に言えば家の中から外の様子を見ることも難しくなります。

また、窓の開け閉めが多い場合はあまりおすすめしません。

プチプチは窓だけでなく、サッシにも貼りますから、あまり頻繁に動かすとプチプチがずれたり剥がれたりしてしまう可能性が高くなります。

わざわざプチプチを貼っても、ずれたり剥がれたりして窓から冷気が入ってくるのでは意味がないですよね。

そのため、頻繁に開け閉めをすることのない窓に貼ることをおすすめします。

そして先述しましたが、プチプチを貼る時にくっつきにくいからと言って強力な粘着剤などで貼ってしまうと、剥がした後が大変です。

粘着剤が残ってしまったり、綺麗にプチプチが剥がれなくなったりすることがあります。

持家であればまだいいですが、賃貸の場合は特に困ると思いますので、注意が必要です。

窓の冷気対策にプチプチを貼ってみて

昔から身近にあるあのプチプチを貼るだけで、寒い窓からの冷気を少しは防ぐことができます。

高価な物や難しい技術はいりません。

プチプチを窓に貼るだけでいいと思えば、「ちょっとやってみようかな」という気持ちになるのではないでしょうか。

少しでも暖かい部屋で過ごしたい、少しでも光熱費を節約したい、そう思った時にぜひ試してみてくださいね。

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