リビングは、居室の中でも多くの時間を過ごすスペースです。
そんなリビングは、心身ともにくつろげる癒しの空間にしたいものですよね。
しかし、アパートなどの賃貸住宅では、リビングに満足のいくスペースが確保されていなことも多いです。
そこで、大切なポイントとなるのがリビングの収納です。
リビングをすっきりさせるためにも、狭いアパートでもできる収納術を学びましょう。
賃貸住宅のアパートでできる収納を考えよう!
賃貸住宅であるアパートには、設備として十分な収納スペースが用意されていないケースが多く見られます。
また、リビングもそれほど広いスペースが設けられていないこともあるでしょう。
そのリビングも、比較的多く時間を過ごすことになるため、こまごまとした物で溢れかえり、整理整頓が行き届かないことが多くなりがちです。
そこで、ぜひ取り入れてほしいのが狭いリビングをすっきりさせる収納術です。
少しの工夫で部屋が片付き、リビングという空間を広く見せることができるでしょう。
ただし、アパートは賃貸住宅であることを忘れてはいけません。
アパートなどの賃貸住宅には、原状回復の義務が定められています。
これは、部屋を退居するときに、入居したときと同じ状態に戻さなければならないという決まりです。
つまり、リビングに収納スペースを確保したいからといって、故意に壁などに傷や汚れをつけることは許されていないのです。
もし、故意に壁に穴を開けてしまった場合は、修繕のための費用を支払わなければならなくなるので、注意してください。
しかし、通常使用における損耗、たとえば壁紙の日焼けや、わずかな画びょうの穴などは故意と認められることはありませんので、その点は安心してください。
アパートのリビング収納術【収納ボックスを活用する】
アパートのような賃貸住宅では、部屋の設備である壁や床などに傷や汚れが残るような収納術は避けなければなりません。
しかし、ポイントを押さえることで、設備にダメージを与えず、かつリビングをすっきりと見せることは可能です。
そこで、アパートのリビングでぜひ取り入れてほしい、収納術についてご紹介していきましょう。
【その1:収納ボックスを活用する】
リビングは、雑多に物が置かれることが多く、テーブルの上や床などに適当に物を置いてしまうこともあるでしょう。
しかし、あちらこちらに物が置いてあると、掃除もしにくいですし、見た目からも散らかった印象になってしまいます。
そこで、登場するのが収納ボックスです。
物はまとめて収納ボックスに入れるようにしましょう。
収納ボックスであれば、移動させるときも簡単ですし、見た目からも生活感を感じさせません。
また、複数の収納ボックスを利用し、収納する物ごとにラベル分けしておくと、出し入れが簡単になるでしょう。
収納ボックスをさらに使いやすくするためには、中に仕切りやケースを使うことをおすすめします。
そうすることで、必要な物を必要なときにすぐに取り出すことができるはずです。
アパートのリビング収納術【物は隠して収納する】
引き続き、アパートでのリビング収納術をご紹介します。
【その2:物は隠して収納する】
リビングをすっきり見せるための簡単な方法として、物を隠して収納するのも良いでしょう。
たとえば、布やカーテンで棚を覆う方法です。
リビングに棚を置き、きれいに収納したとしても、物をただ置いただけでは雑然とした印象を隠し切れません。
しかし、その棚を布やカーテンで覆ってしまえば、リビングがすっきりとするだけでなく、空間を広く感じることもできるはずです。
また、棚に先ほどご紹介した収納ボックスを並べて置くのも良いでしょう。
ただ、どちらにしても大切にしてほしいのが統一感です。
この統一感に関しては、次項で詳しくお話ししていきます。
アパートのリビング収納術【統一感を持たせる】
それでは、最後となるアパートのリビング収納術についてのご紹介です。
【その3:統一感を持たせる】
アパートのリビング収納術で最も大切となるのが全体的な統一感です。
統一感さえまとまっていれば、リビングがすっきりと片付いて見えるものです。
リビングで穏やかな時間を過ごすためにも、部屋の雰囲気は大事にしましょう。
統一感を持たせるための簡単な方法としては、全体の色をまとめることです。
最大でも3色までとしてリビング収納のアイテムを揃えると、部屋の印象もすっきりと感じられます。
また、色だけでなくテイストもこだわると、より統一感が増すはずです。
木目を生かしたウッド調や、和の素材を生かした和モダンなど、リビングのテイストを決めておくと、収納もスムーズにはかどるのではないでしょうか。
アパートのリビング収納におすすめのアイテム
ここまで、アパートのリビング収納術についてご紹介してきました。
収納術をさらにレベルアップさせるためには、収納のためのアイテム選びも大切です。
それでは、リビング収納に役立つアイテムをご紹介していきましょう。
〇蓋つき収納ボックス
収納ボックスには蓋つきのものも販売されています。
キャスター付きや積み重ねられる物もあり、収納物の量があっても、移動や荷物の出し入れが簡単です。
なかには、収納ボックスでありながら、スツールとしても使える物もありますので、リビングの有効利用にはとても役立つアイテムです。
・カインズ:インテリアキャリコM 参考価格(税込980円)
・カインズ:収納スツール 参考価格(税込1,480円)
〇突っ張り棒タイプ物干し
雨の日などは、リビングに洗濯物を干さなければならないときもあるでしょう。
また、服の収納場所に困ったときに、リビングに一時的に服を掛けられる場所があると便利ですよね。
そんなときに役立つのが、窓枠に取り付ける突っ張り棒を利用した物干しです。
突っ張り棒を利用しているため傷がつかず、アパートでも取り付けが可能です。
使わないときは、カーテンの裏に隠して収納し、リビングをすっきりと見せましょう。
・アイリスオーヤマ:窓枠物干し 2段タイプ 参考価格(税込3,180円)
思い切ってリビングの収納をなくすのもアリ!
アパートのリビングを広くすっきりさせるためには、あえてリビングに収納しないことを選択しても良いかもしれません。
収納をリビング以外の部屋だけに限定することで、リビングを活動スペースとして広く保つことができます。
また、収納をなくし背の高い家具などを減らすことで、圧迫感も少なくなります。
ただ、収納を全くのゼロにしてしまうと、かえって過ごしにくいリビングとなってしまいます。
そのため、必要最低限のものだけをカゴなどに収納し、そのカゴをリビングのテーブルやソファの下に隠してしまいましょう。
こうすることで、狭いアパートのリビングを開放的に見せることができるはずです。
自分だけではなく、お客様がくつろぐ空間づくりのためにも、リビングというスペースには余裕を持たせることがおすすめです。
アパートのリビング収納は統一感を大切に!
収納方法や収納アイテムを工夫するだけでも、リビングの印象を大きく変えることができるはずです。
大切なことは統一感です。
統一感さえ守れば、狭いアパートのリビングも広く感じられるでしょう。
とはいえ、便利な収納術に頼り、あまりにも多くの物をリビングに置いておくと空間は狭くなってしまいます。
そんなときは、思い切って収納を違う部屋に移動させてしまうのも良いかもしれませんね。