窓の「額縁」をDIY!便利なアイテム・アイデアをご紹介!

窓にある額縁を、「自分の手できれいにしたい!」という方はいらっしゃいませんか?

長年使用している額縁は、経年劣化によりボロボロになってしまうことがあります。

そのままにしておくことは避け、早めに対処していきましょう。

この記事では、専門業者に依頼することなく、DIYによって窓を美しくする方法をご紹介していきます。

放置は避けて!窓の額縁は劣化しやすい?

窓の額縁は、「窓枠」「出入口枠」などとも呼ばれる見切材です。

見切材というものは、部材同士が接触している部分に入れる「化粧部材」を指します。

窓に使われる額縁なら、木製であることが多いでしょう。

木材の場合、日焼けによる色あせ、色落ち、ひび割れなど、さまざまな劣化状態が目立つようになります。

さらには、突然の雨や結露によって、水浸しになってしまうことも考えられます。

すると、「いつの間にかボロボロになっていた!」という事例も少なくないのです。

窓という場所にある額縁は、どうしても外気などの影響を受けやすいため、だんだんと劣化していくのは仕方のないことかもしれません。

しかし、これでは見た目が良くありませんし、もしカビが生えてしまえば室内が不衛生になってしまいます。

したがって、そのまま放置するのは避けて、自らの手できれいに直してみましょう。

窓の額縁は、DIYで補修することも可能です。

その方法について、次項からお話ししていきます。

窓の額縁をペイントでDIY!

それではここから、窓の額縁のDIYについて具体的にお伝えしていきます。

窓の額縁が木製で、見栄えの悪い状態になってしまったなら、水性ペンキでカバーしてみましょう。

【用意するもの】

・水性ペンキ
・塗装ローラー
・刷毛
・バケツ
・マスキングテープ
・新聞紙
・ビニールシート
・古い布
・手袋
・マスク
・作業服

【作業手順】

※手袋、マスク、作業服は作業前に装着してください。

また、換気は十分に行ないましょう。

①古い布などで額縁の汚れを取っておく

こちらは、仕上がりを向上させるために行ないます。

②窓周りを養生していく

マスキングテープや新聞紙、ビニールシートを使って周囲を養生しましょう。

③バケツの中に水性ペンキを入れる

水性ペンキは、バケツの中に入れてかき混ぜてから塗っていきます。

④額縁に水性ペンキを塗っていく

塗装ローラーや刷毛を使いながら、薄くのばしていきます。

⑤塗料が乾く前に養生を取る

水性ペンキを塗り終えたら、マスキングテープなどを剥がします。

しっかりと乾燥させて、作業は完了です。

窓専用のカバー部材が便利!

前項では、額縁ペイントの流れをご紹介しました。

より本格的な仕上がりを求めるのであれば、窓専用のカバー部材を取りつけてみましょう。

そこで、窓枠カバー「Re-mado(リマド)」という商品をご紹介します。

株式会社RESTAが取り扱っている「Re-mado(リマド)」は、オーダーすることで窓サイズぴったりのカバー部材を届けてくれます。

1ミリ単位で対応してくれ、測り間違いがあったときにも、無料で再注文を受けつけてくれます。

古くなった額縁リフォーム、和室にある窓の洋室化など、さまざまな場面で活躍するはずです。

取りつけ方法は簡単で、必要となる工具はカッターとドライバーのみです。

まず、窓の額縁に両面テープを貼り、そこに部材を取りつけていきます。

そこから、アルミ押さえをビスで固定すれば、作業は完了です。

DIYとは思えないような、美しい仕上がりをお求めであれば、ぜひとも検討してみてください。

※商品価格は、サイズや窓仕様によって異なります。

お手軽な額縁DIYをご紹介!

持ち家にお住まいでも、「もとに戻せる範囲で窓の印象を変えたい!」という方は多いはずです。

そういったケースなら、額縁内に新たに木枠をはめるDIYがおすすめです。

釘や接着剤などは使用しませんから、額縁を傷つけることなくイメージチェンジできるでしょう。

また、そこからさらに一工夫することで、窓はおしゃれな雰囲気となります。

●上部の木枠に「蝶番(ちょうつがい)」をつけて二重窓風

建材である額縁ではなく、取りつけた木枠に蝶番を固定します。

そこへ木枠サイズぴったりのカバー(木枠に透明プレート等をつけたもの)を設置すれば、開閉可能な二重窓風に仕上げることができるでしょう。

木枠をユーズド調に加工することで、流行りのシャビーシックテイストになります。

●木枠内に「格子」を入れる

シンプルで味気ない窓でも、格子をプラスすることによって洋風な雰囲気に生まれ変わります。

格子は木枠にはめますから、額縁を傷つけることはありません。

このように木枠を設置すると、さまざまな窓DIYが楽しめるようになるはずです。

剥がせるテープなら安心!簡単額縁DIY

気軽に取り入れられる額縁DIYとしては、「マスキングテープ」や「リメイクシート(カッティングシート)」の利用もおすすめです。

将来的に剥がす可能性があるなら、剥がしやすいタイプのものを選んでください。

また、額縁の素材に対応しているかどうか、という点も確認しておきましょう。

マスキングテープは、文具ではなくインテリア用の商品がおすすめです。

15~30センチ幅なら、窓の額縁にも貼りやすくなります。

今回の用途は「額縁」ということで、木目調のプリントが馴染みやすいでしょう。

そのほか、レンガ調やタイル調も人気です。

リメイクシートにおいても、デザインやプリントバリエーションが豊富にそろっています。

額縁サイズにカットして、端からきれいに貼りつけてください。

もし耐久性を重視するなら、「熱や湿気に強い」「屋外対応」とうたっている商品を選びましょう。

すると、美しい状態が長持ちしやすくなります。

DIYの補足情報!賃貸住宅の原状回復ルールについて

今回は、持ち家を想定しながらお話ししてきました。

最後になりますが、DIYの補足情報として「原状回復」についてご説明します。

持ち家であれば、独断によって窓の額縁交換をすることができますが、賃貸住宅の場合にはそうはいきません。

なぜなら、賃貸住宅には「原状回復のルール」というものが定められているからです。

原状回復とは、賃貸住宅を退去するときまでに、入居時の状態に戻しておくことを指します。

入居者の故意や過失によって、部屋の価値が損なわれていると判断されてしまえば、その分の修理費用を請求されてしまう可能性があるのです。

そのため、賃貸住宅のDIYでは、必ず原状回復を意識する必要があります。

窓だけに限らず、壁や床などにアレンジを加えるときも、もとの状態に復元可能かどうか考えてみましょう。

退去トラブルへと発展させないためにも、とても重要なことと言えます。

賃貸契約なら、勝手に額縁の色を塗り替える、穴をあけるといった行為は避けてください。

また近年、国土交通省では「DIY型賃貸借」の普及に取り組んでいるようです。

DIY型賃貸借とは、入居者による住宅改修を認めている賃貸住宅(賃貸借契約)のことです。

こうした賃貸住宅が増えていけば、DIYがより身近なものになるでしょう。

窓の額縁DIYで快適な住まいを手に入れよう!

この記事では主に、窓の額縁を自分の手で修復・イメージチェンジする方法についてご紹介してきました。

ペイントやカバー部材の取りつけは、DIY慣れしている方におすすめですが、初心者の方なら、マスキングテープやリメイクシートからはじめてみてください。

窓の印象が変わると、お部屋全体の雰囲気も変わります。

快適な住まいを目指すなら、窓の額縁にも着目していきましょう。