自分らしいスタイルで暮らすためにDIYをする、という考え方が浸透してきました。
住宅の購入を考えたときに、中古住宅や中古マンションをDIYしながら住むという選択肢も広がっています。
また、賃貸でも手軽にできるDIYもあります。
しかし、DIYといってもどこから始めたら良いのかわからないかもしれません。
そんなときは、窓から始めてみませんか。
窓辺がおしゃれになるだけで、部屋全体の雰囲気がガラリと変わりますよ。
DIYしながら中古住宅に住むという選択
中古住宅や中古マンションを購入しリフォームやリノベーションして住む、という住まいの形が広く知られるようになってきました。
比較的低価格で住宅を手に入れ、住みながらDIYで自分好みにリフォームをしていくというライフスタイルが、若い人達を中心に支持を集めているようです。
壁紙の色や窓まわりをおしゃれに塗ったりするのは楽しいですよね。
しかし、住宅本体に関わる部分は専門業者にお願いする必要が出てきます。
住宅の躯体が劣化していたりシロアリの被害に遭っていたりしたら、それだけでリフォームの予算が膨らんでしまいます。
まずは良い中古住宅を見つけることが大切です。
リフォームして長く住める良い中古住宅を見つけるポイントを押さえておきましょう。
■外壁
築年数が経過した住宅には、外壁にヒビが見られることがあります。
小さく細かいヒビであれば外壁塗装をすることにより改善できます。
しかし、大きなヒビがある場合は注意が必要です。
住宅の歪みや地盤沈下の可能性があります。
■天井
内見の際に、天井をしっかり確認しましょう。
天井にシミがある場合は雨漏りの跡の可能性があります。
屋根や外壁のリフォームが必要になる場合も考えられます。
■カビ
壁紙クロスにカビが生えていないか、カビ臭いにおいがする部屋がないかをチェックしましょう。
クロスは張り替えられますが、カビが生えているということは慢性的に湿気が多いということです。
湿気が多い住宅は湿気対策が必要になるので、リフォームが大変になることが多いです。
これらの3つのポイントは、素人であっても確認できますので、内見の際にはチェックしてみてください。
しかし、住宅の床下や天井裏、耐震性などがどのようなっているのかは、専門家でないとわからないことも多いです。
お金はかかってしまいますが、中古住宅の購入前に住宅診断をしてもらうのもおすすめです。
中古住宅は窓が快適性を大きく左右する
中古住宅をリフォーム、DIYして快適に暮らしているという人は多いです。
ブログなどのSNSでも、自宅DIYを公開している人がたくさんいますね。
そのような人の情報を参考にDIYすると良いでしょう。
しかし、専門業者でないと工事できないという部分もあります。
例えば、窓です。
中古住宅の場合、窓も重要なチェックポイントのひとつです。
窓がシングルガラスのアルミサッシであった場合、暑さ寒さや結露に悩まされるかもしれません。
窓の断熱性は、住宅の快適性と深くつながりがあるのです。
熱気や冷気の多くは窓から入ってきます。
そのため、窓の機能によって快適性だけでなく暖房・冷房効率も左右されてしまうのです。
ひどい結露も大変ですよね。
窓のリフォームは、ガラスの交換だけするものやサッシごと交換するもの、または内窓を取り付ける方法などがあります。
簡単なリフォームで済ませたい場合、内窓を取り付けるという方法を選択する人も多いようです。
また、内窓の取り付けでしたら自分でDIYできる場合もあります。
窓枠や窓辺をおしゃれに飾り付けて、内窓DIYを楽しんでいる写真もSNS上に多くあります。
ただ、内窓は部屋を狭くしてしまったり、窓を2回開けなければならなかったりというデメリットもあります。
また、窓のガタつきや傾きがあった場合もDIYで改善させるのは難しいでしょう。
しっかりと窓の断熱性能を高めたいのであれば、専門業者に窓のリフォームをしてもらう方が良いかもしれません。
貼るだけDIYで窓をおしゃれにしよう
もちろん窓の機能に問題がない中古住宅であれば窓のリフォームは必要ありません。
しかし、中古住宅はDIYで自分好みに改造していくのが楽しみなのですから、窓辺もおしゃれに変身させたいですよね。
先ほどもお話ししたように、SNSのDIYアイデアを参考にするのがおすすめです。
壁に穴を開けずにできるDIYもありますので、賃貸マンションや賃貸アパートのインテリアとしても参考になります。
DIYアイデアをいくつかご紹介します。
■マスキングテープ
テープやシートを貼り付けるだけという手軽さが人気です。
100円均一ショップでも手に入りますので、安価で手軽にお部屋の雰囲気をおしゃれに変身させることができるでしょう。
模様替えで雰囲気を変えたいときや汚れてしまったときもすぐに交換できるのがうれしいポイントです。
テープやシートの柄を選んで、お部屋の雰囲気に合わせた窓にDIYしてみましょう。
例えば、カラフルなマスキングテープをモザイクタイルのように窓ガラスに貼っていきます。
カラーを変えればやさしい雰囲気になったり明るい雰囲気になったり、さまざまなスタイルを楽しむことができるでしょう。
カラーの選び方や模様を変えることによって、ステンドグラスのような雰囲気にすることもできます。
外からの目隠し効果も期待できます。
マスキングテープは、窓ガラス専用のものを使ってくださいね。
ヨーロッパ風のおしゃれな窓も貼るだけ!
貼るだけ簡単DIYのためのシートも豊富に種類が取り揃えられています。
■リメイクシート
こちらもホームセンターや100円均一ショップで手に入ります。
中でもおすすめは木目調のシートです。
せっかくお部屋をウッドな雰囲気で統一したのに、窓サッシが無機質な金属では台無しですよね。
サッシの部分が木目調になると、とたんにお部屋がやさしい雰囲気になります。
窓をもっとおしゃれに飾り付けたいのであれば、木目調のシートをカットして格子状に窓ガラスに貼ってみるのはいかがでしょうか。
ヨーロッパの古い住宅のような格子窓の出来上がりです。
窓をリフォームするとなると大変な工事が必要ですが、手軽な値段ですぐにおしゃれにできるリメイクシートはDIYの強い味方です。
リメイクシートの種類は豊富なので、格子窓だけでなく、自分のアイデアでどんどん窓辺をおしゃれに改造してみてください。
木材を加工してお好みのテイストにDIY
貼るだけお手軽DIYをご紹介しましたが、DIYに慣れている人はもう少し上級のテクニックを使ってみましょう。
■窓枠を木材でデコレーション
木材を加工して窓枠に取り付ければ、おしゃれなカフェ風から和風まで、さまざまなインテリアにマッチした窓辺を作ることができます。
先ほどはリメイクシートで貼るだけだった格子窓を、木材でDIYしてみましょう。
窓には少し奥行きのある窓枠の部分があるかと思います。
その部分に、木材で作った格子付きの枠を留めます。
両開きにできるようにして、蝶番で固定すれば本格的な格子窓です。
窓枠の色も自由に変えることができますので、お部屋の雰囲気がガラリと変わります。
格子窓だけでなくひさしを作ったり棚を付けたり、木材を使ったDIYは幅が広がります。
和風の雰囲気にするなら、細い木材を使用すると良いでしょう。
障子風にしたり、細い丸材を縦に並べたりするとまるで京風町屋の窓辺です。
塗料や便利商品でも窓辺をおしゃれにできる!
木材は安価でしかも加工がしやすいのでDIYにはおすすめです。
ただ、ウッド調ではないインテリアにしたいときもありますよね。
そんなときは別の手を使いましょう。
■アイアンテイスト
本物のアイアンは重量がありますので、窓辺の飾りとしてはあまりおすすめできません。
そこで、塗るとアイアン風になる塗料を活用します。
塗るだけで金属のような重厚感が出て、アイアンの質感が表現できます。
木材だけでなく、塩ビパイプなどに塗るのもおすすめです。
無骨なインダストリアルテイストがおしゃれカッコいいですね。
定番のブラックだけでなく、ブラウンやゴールドなどもあります。
ヨーロッパのお城風の窓辺が作りたいときにもピッタリです。
そして、木材の加工に自信がないという人や賃貸住宅にお住まいの人にはこちらがおすすめです。
■ディアウォール
ディアウォールは壁や天井に穴を開けず、突っ張る力で手軽に室内に柱を立てられる商品です。
このディアウォールを使って窓辺をDIYすることもできます。
簡単に窓枠に棚を設置してグリーンや小物を飾ってみましょう。
DIYで窓辺のおしゃれを楽しむ
窓辺のおしゃれというと、カーテンくらいしか思い浮かばないかもしれません。
しかし、窓に使えるいろいろなグッズがありましたね。
このようなグッズを使えば窓を個性的におしゃれにできます。
賃貸住宅で使えるものもたくさんあります。
手軽なものから本格的なDIYまで、窓辺のおしゃれを楽しんでみてください。