木造住宅を建てるなら!土台に使うパッキンについても知ろう

これから住宅を建てようと検討中でも、「構造のことについては詳しくはわからない」という方は多いのではないでしょうか。

住宅メーカーや大工さんに任せれば大丈夫だということは誤ってはいませんが、これから長く暮らしていく戸建ての住宅を建てるのですから、構造のことも知っておきましょう。

ここでは、木造住宅の基礎である土台に使われる「パッキン」を取り挙げてお話ししていきます。

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基礎や土台のことの前に木造住宅の特性を知っておこう!

木造住宅の土台や基礎部分についてをお話しする前に、木造住宅の特徴として挙げられるメリットやデメリットについてご紹介します。

これから木造住宅の建築を検討している方は、メリットだけではなく、デメリットもあるということを知り、詳細を決めていくうえでの参考になさってください。

●木造住宅のメリット

・鉄骨や鉄筋コンクリート造と比べて建築費用が安く済む
・間取りやデザインに関する自由度が高く、リフォームや増築をしやすい
・木材の特性により、調湿効果が期待できる
・木によるリラックス効果を得ることができる

●木造住宅のデメリット

・鉄骨や鉄筋コンクリート造に比べると火災に弱く、保険料も割高になる
・鉄骨などに比べると耐久性が低い
・白アリなどの害虫被害を受けやすい
・耐震性に不安がある

これらのような木造住宅の特性をふまえたうえで、基礎の工法として一般的に行なわれている「基礎パッキン工法」について見ていきましょう。

木造住宅の基礎部分!土台に基礎パッキンを使う前の工法

木造住宅のメリットとして、「調湿効果がある」と挙げましたが、床下には湿気がたまりやすいため、湿気を吸収しすぎて傷んでしまう恐れがあります。

そこで、床下の基礎部分には、何らかの換気機能を備えることが必要です。

現代では、「基礎パッキン工法」というのが主流となっていますが、以前まで行なわれていたのは、床下に換気口を付けるという方法です。

築年数の古い住宅などを見るとわかりますが、基礎の横に四角い穴があいていて、格子も付けられている構造であることが多いでしょう。

それが床下に付けられた換気口です。

その換気口から自然換気をする仕組みとなっています。

昔は使われていた工法ですが、この工法のデメリットには次のようなことが挙げられます。

・土台と基礎が接しているために、土台がくさってしまう恐れがある
・基礎に換気口を設けるため、その部分を切断することにより耐震性が低くなる

このようなデメリットをなくすために、現代の基礎として多く使われている「パッキン」ができました。

それでは、その基礎パッキン工法とはどのようなものなのかについて、次章から詳しくお話ししていきます。

現代の木造住宅の土台に多く使われる「基礎パッキン工法」とは?

近年の木造住宅などの土台には、以前まで使用されていた床下換気口にかわり、「基礎パッキン工法」が施されるのが一般的となっています。

その基礎パッキン工法というのは、土台と住宅の間に基礎パッキンを設置するというやり方です。

はじめに、「基礎パッキン」とは何かと言うと、樹脂製の通気部品のことになります。

こちらの工法の工程としては、コンクリートで土台をつくった後、基礎パッキンを設置してから住宅の建築を進めていきます。

この基礎パッキン工法により、従来の工法では難しいとされていた、建物の隅まで通気性をもたせることが可能になり、住宅の基礎となる土台の全面にまで通気性をもたせることを実現させました。

そのように、土台に通気性を十分にもたせることにより生じるメリットとは、どのようなことなのでしょうか。

また、メリットのたくさんある基礎パッキンにも、デメリットとなり得ることがあると言われています。

基礎パッキンのメリットやデメリットには、具体的にはどのようなことがあるのか、次にご紹介します。

基礎パッキン工法によるメリット・デメリット

先述したように、木造住宅などでは、土台と住宅の間に基礎パッキンを設置することにより、土台の通気性を高めることが可能になります。

それでは、通気性が高まることにより、具体的にはどのようなメリットが生じるのかやその他のメリット、そして、デメリットとなり得ることも挙げていきます。

●基礎パッキン工法のメリット

・床下の湿気がたまりにくい
・通常の雨程度では、雨水が基礎部分に侵入しにくい
・基礎パッキンは樹脂製のため、腐食しにくい
・基礎の強度、耐久性が高まる
・小動物や害虫の被害を防止する

●基礎パッキン工法のデメリット

・風通しの面では換気量が少なくなる
・台風などの大雨により雨水が入ってしまうと、出しにくい
・施工業者の技術力によっても品質が左右されやすい

このように多くのメリットがある基礎パッキンですが、場合によってはデメリットとなってしまう可能性もありますので、頭の片隅に入れておくとよいでしょう。

基礎パッキンには、いくつか種類がありますので、どのようなものがあるのか、次章で見ていきましょう。

木造住宅を守るパッキン!その種類と特徴

基礎パッキンには、前章でご紹介したように、木造住宅などの床下の湿気をためにくくしたり、基礎の強度や耐久性を高めたりするなどのメリットがあるとされています。

そのような基礎パッキンにもいくつかの種類がありますので、それぞれの特徴と併せてご紹介します。

●正方形・長方形

おもなメーカーとして、城東テクノがありますが、そのメーカーの基礎パッキンの素材は、Joto複合材というポリオレフィン系樹脂と炭酸カルシウムの複合素材です。

●気密タイプ

玄関や勝手口、浴室などのような気密性が必要とされる箇所に使われるタイプです。

●断熱気密タイプ

気密タイプのパッキンに断熱材を加えたタイプとなります。

玄関まわりや浴室部分の断熱性や気密性を高め、基礎の結露も防ぐ効果が期待できます。

ただ、気密タイプのパッキンは、床下で換気の必要な土台には使用できません。

基礎パッキンも進化していく!ロング基礎パッキンもある

これまで、木造住宅などによく使われている基礎パッキン工法をご紹介してきましたが、基礎パッキン工法を進化させた「ロング基礎パッキン工法」という方法もあります。

ロング基礎パッキン工法というのは、基礎の上にパッキンを敷き、その上に土台をのせる方法です。

その工法のメリットには、次のようなことがあります。

・建物の全周による床下換気となり、隅のほうまでしっかりと換気をすることが可能
・床下の換気量は「通常の約2倍」となる
・基礎のコンクリートと土台を基礎パッキンによって離すことになるので、コンクリートからの湿気を土台に通さない
・ロング基礎パッキンにより、小動物などが床下に入るのを防ぐため、ねずみ除けなどを別に設置しなくても済む

ロング基礎パッキンには、これらのようなメリットがあり、通常の基礎パッキンのメリットをさらに上回っているものと考えられます。

これらのメリットのなかの、「コンクリートからの湿気を土台に通さない」ことにより、土台が腐るのを防ぎ、結果として「シロアリを防止すること」にもつながります。

住宅の構造や資材についても確認しておこう!

これまで、木造住宅などの基礎部分に使用されている基礎パッキン工法についてお話ししてきました。

住宅の床下はどのような状態が良いのかということや、基礎パッキンの役割についてがおわかりいただけたでしょうか。

住宅建築に使用される資材などについては、住宅メーカーや大工さんが考えてくれることです。

しかし、どのような特性があるものかなど、一緒に確認をしながら、より良い住宅建築を進めていくことをおすすめします。