新居をオシャレな内装にして楽しみたい方は、過ごす時間が多いリビングから始めてみてはいかがでしょうか。
リビングには、お客様を案内することも多いでしょう。
案内したリビングの内装がオシャレだと、ぐっと会話も弾みそうです。
この記事では、リビングの内装をオシャレにするポイントを中心に、オシャレなリビングの例についてもご紹介します。
オシャレな内装のリビングに仕上げるために!色の配分の割合とは?
オシャレな内装のリビングを作り上げるためのポイントをご紹介していきます。
まずは、部屋の内装の、色の配分についてお話しします。
配分は「ベースカラー:メインカラー:アクセントカラー=7:2.5:0.5」で仕上げることを意識するといいでしょう。
ベースカラーとは、床・壁・天井といった広い範囲で使用する色のことです。
部屋のイメージの基礎となり、「シックな雰囲気にしたい」「明るいイメージにしたい」といった大まかな方向性を決めることになるでしょう。
メインカラーとは文字通り部屋のメインの色で、ソファやカーテン、ラグといった大きなインテリアに使う色のことです。
ベースカラーと同様に、部屋のイメージの基礎にもなるでしょう。
アクセントカラーとは、部屋のアクセントとなる色のことで、クッションやランプシェードといった小物に使用する色です。
割合的には少ないですが、アクセントカラーを取り入れることで部屋にメリハリがつき、ぐっとオシャレな雰囲気になるでしょう。
配色の基本パターンをおさえてリビングの内装に役立てよう!
リビングの色の配分が分かったら、次に配色の基本パターンについてもお話しします。
3つの基本パターンを覚えて、オシャレな内装に仕上げていきましょう。
①類似色
・暖色(赤・オレンジ・イエローなど)
・寒色(ブルー・エメラルドグリーンなど)
・中性色(パープル・ローズ・ピンクなど)
類似色とは、色味が似た色のグループのことをさします。
例えば、ほっとできるリビングに仕上げたい場合は、暖かい色合いの暖色でまとめるといいですね。
逆に寒色であれば、クールでスタイリッシュ雰囲気になるでしょう。
②同系色
同じ色でも、濃さが異なる色のグループのことをさします。
例えば、同じ「ブラウン」であっても「ダークブラウン」「ライトブラウン」「アッシュブラウン」というように、さまざまな種類がありますね。
同じ色のグループなので、内装に取り入れやすいといえるでしょう。
③同一トーン
色が違って、明るさが同じグループのことをさします。
例えば、薄いグレーと薄いイエローは同一トーンになります。
色が違ってもトーンが同じグループの色味であれば、マッチすることを覚えておくといいですね。
配色に加えて、アジアンテイスト・北欧テイストといったイメージを取り入れるのもおすすめです。
リビングを広く見せるためには?
オシャレな配色でリビングの内装を仕上げても、狭く息苦しく感じてしまう空間では「オシャレ」とはいえないかもしれません。
そこで、リビングを開放的に見せるポイントをご紹介していきましょう。
白系などの明るい色は、「膨張色」であるため空間を広く見せる効果があります。
また、白系は軽い印象を与えるため開放感を感じさせるでしょう。
逆に黒系は「収縮色」であるため、空間を狭く、重く見せてしまいます。
このようなことから、天井・壁にはできるだけ明るい色を使用することをおすすめします。
続いて、家具やドア(扉)についてもお話しします。
木製の家具や建具は、床の色との相性によりリビングの見え方が異なります。
例えば、明るい床の上に同じような色の家具やドアを配置することで、空間が広く見えるでしょう。
一方、明るい床の上に濃いめの色の家具を置くことで、家具がぐっと強調されます。
濃い色の家具には重厚感があるので、家具が高級に見えるでしょう。
リビングの広さよりも、家具をポイントにしたい場合にはおすすめといえます。
照明や観葉植物でリビングのオシャレ度をアップさせよう!
オシャレなリビングの内装には、照明も大きく関わってきます。
配置する照明によって部屋の雰囲気をガラッと変えることもできるでしょう。
オシャレで明るい印象のリビングにしたいなら、シーリングライトがおすすめです。
シーリングライトとは、天井につけるタイプの照明のことで、昨今ではいろいろな種類のオシャレなシーリングライトが販売されています。
3つから4つほどのライトが横一列になっている、凝ったデザインのシーリングライトなども人気があります。
シンプルな部屋のオシャレなアクセントになりそうですね。
また、リビングに観葉植物を配置するのもおすすめです。
観葉植物はどんなインテリアともマッチしやすく、部屋のポイントにもなるのでおすすめです。
部屋にあるだけで「リラックスできる」という方も多いので参考にしてください。
類似色と同系色でまとめたオシャレな内装のリビング!
では、オシャレな内装のリビングをご紹介します。
まずは、前述した配色についてのポイントの中から類似色と同色系を意識したリビングをご紹介します。
●類似色
暖色を基調とした、暖かい印象を与える類似色でまとめたリビングについてお話しします。
キッチンカウンターと棚が明るい赤で、ソファはオレンジのものを配置しましょう。
天井と壁、床を白系にすることで、解放感を与えることができますね。
また、白系と暖色とのコントラストもオシャレです。
アクセントとして、イエローベースのクッションをソファに置いてもいいですね。
棚には、小さめの観葉植物をプラスすれば、より暖かい雰囲気がアップします。
続いてご紹介するのが、同系色を意識して仕上げたリビングです。
●同系色
水色のアクセントクロスの前にブルーのソファを配置すると、大変マッチするでしょう。
テーブルや棚は白でまとめるとバランスがいいですよ。
ポイントで、イエローのクッションや白のクッションをソファの上に置くと、ぐっとオシャレ度がアップします。
観葉植物を置いても、色の調和がとれるでしょう。
アジアンテイストの内装を施したオシャレなリビング!
配色などを意識しながら、アジアンテイストを取り入れた内装のリビングもオシャレです。
天井・壁・床とも白系でまとめることで、開放感を演出できるでしょう。
グレーを基調としたヒヤシンス素材のアジアンソファを配置すると、すっきりとした色使いでありながら高級感を感じさせます。
クッションやラグなどには、パープルを取り入れてみてください。
グレーと相性のよいパープルを合わせることで、洗練されたアジアンテイストの内装に仕上がります。
最後にもう1つ、アジアンテイストのリビングの内装をご紹介します。
人気のアースカラーを取り入れて、オシャレなリビングに仕上げていきましょう。
天井と壁はベージュ、床はブラウンでアジアンな雰囲気を出していきます。
ソファは、ベージュを基調としたヒヤシンス素材のものを配置することで、ナチュラルな印象を与えるでしょう。
サイドテーブルとテレビボードは、床と同じ色合いにすることで部屋が広く見えますね。
クッションに、ベージュ・ブラウン・カーキ系のアースカラーのものをもってくることでオシャレなアクセントになるでしょう。
アジアンテイストの観葉植物をおいても雰囲気が出ますね。
ポイントをおさえてお気に入りのオシャレなリビングに仕上げよう!
色の配分や配色に合わせて、どのような雰囲気の部屋にしたいかを決めます。
アジアンや北欧風など、テイストを決めてもいいですね。
ベースカラーを白系にすることで、空間を広く見せることもできます。
ご紹介したようなポイントをおさえて、オシャレなリビングの内装を作り上げていきましょう。