木造住宅に重い家具はOK?疑問な床の耐荷重と補強の方法!

皆さんはどのような趣味をお持ちでしょうか。

趣味によっては、住まいに特別な補強が必要になったり、特化した物件を探したりする必要が発生しますよね。

例を挙げれば、重い道具を使う趣味や、たくさんの物を集める趣味です。

もし使える場所が2階しかない場合には、道具を設置できるのかと、不安になることもあるでしょう。

この記事では、木造住宅の床の耐荷重をご紹介し、重い家具や道具を配置する際に気をつけたいことなどもお伝えしていきます。

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木造住宅の疑問!床の耐荷重はどれくらい?

ご家庭でピアノの練習をする方や、読書家で大量の本が家にある方、または大きな水槽で魚を買っている方は、どうしても生活空間に大きくて重い家具を設置することになってしまいますよね。

と言うのも、重い家具の代表格であるピアノはもちろんですが、本は一冊一冊が軽くても本棚いっぱいに詰めると相当の重さになりますし、意外に思われるかもしれませんが水槽はかなりの重さになります。

そのため、ピアノを弾く方や読書が趣味の方、アクアリウムをしている方であれば、一度は「このままではいずれ床が抜けてしまうのでは」と考えたことがあるかもしれません。

実際のところ、木造住宅の床の耐荷重はどれくらいなのでしょうか。

この記事では、床はどれくらいまでの重さに耐えることができるのかや、少しでも住宅に負荷をかけない家具の配置の仕方などをご紹介していきます。

床の耐荷重は決まっている!建築基準法を参考に!

それではさっそく、木造住宅の床の耐荷重はどれくらいなのかについて調べてみましょう。

とは言っても、家によって土台の強さや柱や梁の入り方、本数が違いますし、部屋の広さによっても耐荷重は変化します。

そのため、最大でどれくらいまでの荷重に耐えられるのかについては一般化してお伝えすることはできません。

そこで、最低でどのくらいまでの荷重に耐えられるのかというポイントに焦点を当てて考えてみましょう。

木造に限らず住宅は、一定の耐荷重をクリアできるように作ること、と建築基準法によって定められています。

逆に言えば、建築基準法で定められている数値を上回る重さのものを2階に設置しなければ、ひとまずは安心して暮らすことができそうですよね。

それでは、次の項では実際の数字を見ていきましょう。

床の耐荷重の目安は180kg!

建築基準法では、木造かどうかにかかわらず、住宅の居室の床は1平米あたり1800N(ニュートン)までの耐荷重をもつように設計する必要があると定められています。

ここでNについて補足すると、Nはkg・m/s²と同じ次元を持つ力の単位で、1800Nの場合にはおよそ180キログラム重と等価となり、重さとして考えると180kgとみてよいでしょう。

また、キログラム重は地球上の重力によって質量を持つ物体にかかる力の大きさを表す単位で、厳密にはkgとは異なるのですが、数字が同じになるため日常生活では便宜上同じようなものとして扱われています。

1平米あたりに180kgというと、大人三人が半畳にすし詰めになった状態と同じ重さまで耐えられますから、そうそうオーバーすることはなさそうだと思いますよね。

しかし、例えばアップライトピアノは1平米あたり210~275kgほどの重さがありますので、簡単にオーバーしてしまいます。

また本で考えると、一般的なカラーボックスをハードカバーの書籍でいっぱいにすれば1平米あたりの重さは200kgを超えます。

水槽の場合には、一般的な30cm水槽でも25kgもの重さがあり、1平米あたり200kgを超えています。

以上のように、趣味の道具は想像以上に重いことがわかりますね。

お部屋にあるものが想像以上に重いことがわかり、ぎょっとしてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ここまで少し脅かしてしまいましたが、本当はそこまでシビアに考える必要はないのでご安心ください。

部屋のピンポイントで多少耐荷重をオーバーしたとしても、ただちに影響はありませんよ。

部屋全体の面積に対して、その面積に見合った重さを超えることがなければ、床が抜けてしまうといったトラブルはそうそう起きないと考えられます。

注意していただきたいのは、部屋に超大型水槽を置くなどして荷重の分布が極端に偏った状況や、部屋にまんべんなく限界まで本が積んであるような状況です。

前者の場合、先程はピンポイントで耐荷重をオーバーしても全体を見て採算が合えばそこまで影響はないと言いましたが、限度があります。

また後者は、一箇所に力をかけないように気をつけたとしても、限界がくれば床が抜けてしまいます。

これらのケースによって床が抜けるトラブルは実際に発生していますので、あまり極端に重いものを置いたり、逆に荷重分布に偏りがなくても基準荷重を超えて物を置くことは避けましょう。

木造住宅の2階しか場所がない!床に負荷をかけない方法はある?

先程は、部屋に置いても床が抜ける恐れのない目安の荷重についてお話をしてきました。

木造かどうかにかかわらず、目安の耐荷重を超えないことはもちろん、偏った荷重になるような家具の配置も避けたほうがいいとお分かりいただけたかと思います。

また、重い家具はなるべく1階に置くほうが安心できるとも言えるでしょう。

しかし、もし2階に重い家具を置きたい時にはどうすればよいのでしょうか。

基本的に2階に重い家具を設置することはおすすめしませんが、住居が2世帯住宅などで、どうしても2階に置かざるを得ないこともあるでしょう。

また、そもそも賃貸物件であるため、階を自由に選べるわけではないこともあるかもしれません。

そういった場合に行える対策を、次の項ではお話ししていきます。

木造住宅が歪まないように!床に付加をかけない家具の配置

耐荷重の目安を超えるような重い家具を2階に置くと、家が歪んでしまう恐れがあります。

それは木造住宅に限らず、RC造の建物だとしても床に木材が使われていますので変形する恐れがあります。

なるべく安心して重いものを2階に置きたい場合、どういった方法があるのかをお伝えしていきます。

■コンパネで荷重分散

コンパネとは厚さ12mmほどの合板で、ホームセンターなどで販売されています。

コンパネを重いものの下に置くことで、荷重を分散させて建物への負荷を軽減する効果があります。

特に、グランドピアノのような接地面積が少ないものに効果的ですし、沢山の本を床置きするときなども敷いておけば安心できます。

■壁際に設置

壁際は太い柱や梁が通っていることが多いため、多少重いものが置かれていても耐えてくれます。

逆に、部屋の中心は比較的荷重に弱いため、重いものを置かないようにしましょう。

重い家具対策は建築段階からが最良!

ここまで、重いものを家に設置しても床が抜けないようにする方法についてご紹介してきました。

部屋の広さから見た耐荷重を超えないように、なるべく偏りなく設置するのがポイントでしたね。

また、コンパネを活用したり壁付近の強い場所を利用することも重要でした。

しかし、最もベストな対策と言えるのは、あらかじめ家を建てる時に床の耐荷重が大きくなるようにしてもらうことです。

重いものを置きたい部屋を指定して、その部分を設計段階で強化してもらいましょう。

木造でしたら梁を増やしてもらったり、RC造などでは金物を増やして強度を上げてもらえるかもしれません。

その分コストもかかりますが、安心して暮らすために必要な経費だと言えるのではないでしょうか。

2階に重いものは避けるべし!もし置くならば工夫して!

以上、重いピアノや水槽などを家に置きたい時に、床が抜けてしまわないかという疑問に回答してきました。

建築基準法の耐荷重を参考にして、あまりにも重いものは置かないようにすると安心でしょう。

もし置くのであれば、壁際への配置や、コンパネでの養生をして、なるべく荷重を分散してくださいね。