アパートの1階に住むときの騒音対策は?近隣との関係も大事

アパートの1階で1人暮らしを行うときなどに、必ずといっていいほど起こる騒音問題。

この騒音が原因で、近隣住民やその騒音が原因の住民とのトラブルにもなりがちです。

この騒音問題に対して、どう対応しどう過ごしていくかの解決策を見出してみました。

ただし、これを行えば必ずしも解決するとは限りませんので、「参考」にしてくださいね。

アパートの1階での騒音対策①「認識する」

建物の構造は、主に以下の4種類です。

・木造
・鉄骨造(重量鉄骨、軽量鉄骨)
・鉄筋コンクリート造(RC)
・鉄骨鉄筋コンリート造(SRC)

この中で、比較的防音性が高いのは、鉄筋コンクリート造と鉄骨鉄筋コンリート造といわれています。

騒音が気になる人は、構造で物件を選ぶというのもひとつの方法です。

ただし、防音性の高い構造の物件に住んだとしても、アパートの場合は部屋が隣り合っていることが多いです。

そのため、1階に住んでいる人は上の階の足音など、生活音が気になることもあるでしょう。

2階以上に住んでいる人も、下の階から響く音に困ることがあるかもしれません。

アパートに住むということは、「多少の騒音は仕方ない」「こんなものだろう」と考えれば、少しは気分も楽になるのではないでしょうか。

その上で、いかにして対策をとって実行していくのかが、自分自身が快適に過ごせる鍵となります。

アパートの1階での騒音対策②「近隣住民との関係性」

隣や上の階の方などと、アパート内で顔を合わせたときに、積極的に挨拶をするなどコミュニケーションをとることで、騒音問題の解決に繋がる可能性もあります。

例えば、近隣との人間関係が良好だと、相手のことを思う気持ちが生まれるはずです。

逆の立場になって、考えてみてはいかがでしょうか?

あなたがアパートの2階に住んでいたとしても、仮に1階に住んでいると想定します。

他の階の人と日頃から挨拶をかわし、少しおしゃべりしてそれなりの良好な関係があるとします。

あなたが家の中で騒音を発するときに、その上の階の方のことを思い出すとどうでしょうか。

全然知らない人や仲の悪い人ですと、関係ないと思ってしまうことがあるかもしれませんが、少しでも知り合っている状況ですと、相手のことも考えたりしますよね。

このことを日頃から意識して、近隣の方とのコミュニケーションを行うことで、相手のためにも自分のためにもなる可能性があります。

ですので、近隣との良好な関係が、騒音対策に繋がるともいえるでしょう。

アパートの1階でも騒音対策を!クッション効果のあるものを使う

アパートの1階だとしても、床に引くマットを歩く音などの騒音が緩和されるようなものにするなど、自身が自宅での騒音対策することが、周囲へ影響を与えることもあるでしょう。

自分がまず騒音対策しているのだから、仮にアパートで他部屋と問題があったとしてもその騒音対策をおススメすることができます。

自分が騒音対策を行っていることで、相手も騒音にならないように気遣うことがあるかもしれない、という状況が生まれてきます。

ですので、日頃から日常生活の中で使うものでも、クッション性のあるものを使うのがオススメです。

例えば前述したとおり、床にマットを引いたり、座る場所に座布団を引いたりなどです。

座布団を引いていない場合、床に座ると音が響きます。

しかし、座布団をひくことで音をやわらげることができ、身体にも優しくなるので、一石二鳥とも言えますよね。

また、スリッパを履くだけでも対策になります。

スリッパでしたら100円均一にも売っていますし、お手軽で安くすむので利便性がありますね。

様々な所で騒音対策になり得るのです。

アパートでのトラブル回避は管理人への連絡

アパートの1階に住むということは、上の階の騒音対策が必須です。

しかし、自分自身では解決できない問題も発生するので、そういうときは管理人へ連絡しましょう。

騒音問題は、トラブルになりやすいです。

管理人へ連絡し、管理人からその問題の方への連絡が入るので、直接のトラブルは防ぐことができます。

以前、私の知り合いの方で、上の階の方とのトラブルになったケースがありました。

当事者同士では、やはり揉め事になってしまい、何の解決にもならなかったそうです。

そこで管理人へ連絡を行い、管理会社から直接相手へ連絡が入り指導が行われました。

その後、何度か同じことが繰り返されたこともあったそうですが、最終的には静かになり、改善されたという話でした。

管理人やそこを扱う不動産会社にもよりますが、場合によっては、天井のクロスなどを張り替えるということもあるそうです。

ですので、上の階との騒音問題などが起きれば、まずは管理人へ連絡し、トラブルを未然に防ぐ方が良いですね。

アパートの1階に恋人や友人と住む

恋人や友人とアパートの1階に住むとします。

または、遊びにきていたり、宿泊にきていると想定してみましょう。

恋人や友人と住む場合、1人で暮らしているときと比べ、他の家からの騒音が気になりずらくなります。

他の家の騒音よりも、一緒にいる人との会話などに、より意識が向く可能性があるからです。

それでも、夜遅い時間などに他の家からの騒音があれば、やはり気になるでしょう。

逆に、自分たちが周囲へ迷惑をかける可能性もあるので、注意が必要です。

自分たちが騒音を気にしなくても、自分たちが騒音を出してしまっている可能性があるということも意識しなくてはいけません。

2人で行動するということは、いつもの倍くらいの音を出す可能性があるので、注意が必要です。

しかし、騒音になり得るようなことをお互いが意識し、注意しあうことで、騒音問題を未然に防げる可能性もあります。

もし騒音が問題になったとしたら、トラブルを避けるために、まずは管理人へ相談・連絡することをおススメします。

町内会の活動に参加して近隣住民との交流を

お住まいのアパート近辺で、町内会の活動に参加をしてみるのはいかがでしょうか。

住んでいるアパートのゴミ拾いや、アパートの住民のための活動、イベントへの参加などです。

管理人が常にいるようなアパートであれば、アパートのゴミ拾いなどは必要ないかもしれません。

しかし、管理人が常にいたとしても、住民である自分自身がこのような活動をすることは、悪いことではありません。

アパートに住んでいると、隣にどんな人が住んでいるのかわからないことも多いでしょう。
町内会の活動に参加することは、近隣の人と顔を合わせるきっかけにもなります。

すれ違った方へ挨拶など行えば、顔を覚えてもらえたり、交流を深められるかもしれません。

1階、2階などの階数問わず、隣や上下の階の方との関係は大事です。

日頃から、積極的にそのような活動を行い、近隣の住民との交流をもつことで、お互いのことを思いやり、騒音の発生をお互いが防ぐことへ繋がり、騒音対策となるでしょう。

アパートの1階に住むための騒音対策まとめ

以上がアパートの1階に住むときの騒音対策方法でした。

アパートに住む以上は必ずしも騒音問題は付きものです。

それを踏まえた上で生活をいかに快適にすごすのかが重要ですよね。

自分だけのことを考えずに、近隣住民のことも考え、お互いを助け合うような環境で過ごせていけるのであれば最高じゃないでしょうか?