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アパートの備え付けのエアコンの掃除は誰がするべき?

2019.1.16

暑いときも、寒いときも活躍してくれるエアコンは、賃貸アパートなどにも備え付けであることが主流になっています。

入居者は、わざわざエアコンを購入しなくても良いため、とても助かりますよね。

しかし、使い続けていればエアコンも汚れてきますから、掃除しなければなりません。

この場合、掃除をするのは大家さんなのでしょうか。

それとも、アパートに住む住人なのでしょうか。

アパートのエアコンから悪臭がする原因

はじめに、エアコンの嫌なニオイの原因について、お話します。

エアコンは主に、暑い夏、または寒い冬に稼動させることが多いことでしょう。

快適な気温にしてくれるエアコンがアパートに備え付けてあると、とても助かりますよね。

しかし、快適な気温にしてくれるはずのエアコンから、悪臭がしたことはありませんか。

久しぶりにエアコンを稼動させると、嫌なニオイを感じやすくなります。

エアコンの嫌なニオイ原因は、以下の通りです。

・カビ
・台所の油
・人の汗
・食べもののニオイ
・ペットのニオイ

エアコンは、部屋の空気を吸い込み、吐き出す仕組みです。

空気を吸い込むということは、空気中に舞う埃や汚れも、吸い込んでいることになります。

部屋の掃除をしっかりしていたとしても、エアコンを稼動すれば、おのずと汚れてしまうのです。

すると、エアコンの内部まで汚れが溜まり、そこから送り込まれた風までも、悪臭になってしまいます。

カビ菌はエアコンの内部で発生しやすい

エアコンから悪臭がする主な原因はカビです。

暑い夏に冷房や除湿をすると、エアコン内では水が使われます。

ここに埃が付くことで、カビ菌が発生してしまうのです。

なぜなら、カビ菌が発生する条件は、温度・湿度・栄養分(埃や汚れ)だからです。

エアコン内部は、カビ菌が住み着きやすい環境と言えます。

エアコンから嫌なニオイがしたら、エアコン内部のカビを疑ってみましょう。

カビ菌の繁殖を、そのままにしておくと、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

・肺炎やアレルギーを引き起こす可能性
・エアコン機能の低下
・効率が悪くなり、電気を無駄使い
・水漏れの原因

こうした健康被害や、エアコン自体の機能の低下を防ぐためにも、こまめな掃除が大切です。

では、こうしたアパートなどに備え付けてあるエアコンの掃除は、いったい誰が行うのでしょうか。

アパートを管理している大家さんでしょうか。

それともアパートの住人なのでしょうか。

アパートのエアコンを掃除するのは誰?

住人が購入したエアコンであれば、所有者である住人がエアコンの掃除をするのが当たり前です。

ですが、アパートに備え付けてあるエアコンの所有者は、大家さんです。

この場合、エアコンの掃除をするのは、いったい誰なのでしょうか。

結論から申しますと、アパートの設備であるエアコンであっても、住人が掃除をします。

善良な管理者としての注意を払いながら、賃貸住宅を使用する義務を住人は負っています。

法律で、こうした善感注意義務が定められているからです。

もし、数ヶ月しか住んでいないのにも関わらず、エアコンから嫌なニオイがする場合は、内部まで掃除しきれていない場合があります。

こうしたケースは、大家さんで対応しましょう。

エアコンの外部、フィルターや吹き出し口が綺麗に掃除していても、先ほどお話した通り、内部にカビ菌が発生しているとニオイは消えません。

新しい入居者を迎える際には、エアコンの内部洗浄を行わなければ、ニオイの原因は解決できません。

エアコン内部の掃除は注意が必要

エアコンからの嫌なニオイをきちんと解決するには、ニオイの元を断つことです。

つまりは、エアコン内部に繁殖したカビ菌を、徹底的に掃除する必要があります。

エアコンを掃除するための洗浄スプレーが販売されていますが、こちらのスプレーは使い方に注意が必要です。

洗浄するための液が、エアコンの内部に残ったままであった場合、ニオイの原因であるカビ菌を、また増やしてしまう可能性があるからです。

綺麗にするはずが、余計にニオイの要因になってしまっては、元も子もないですよね。

さらに、むやみに洗浄スプレーや消臭スプレーなどを使用すると、水漏れの原因にもなりかねません。

また、洗浄スプレーを間違って電装部分に吹きかけてしまうと、エアコン本体の故障の原因になります。

エアコン内部に液が残ったまま運転をしてしまうと、発火してしまう危険もあります。

そして、洗浄スプレーだけでは、ニオイの元を断つことは難しいのです。

エアコンの奥まで黒いカビや汚れがあるときは、エアコン洗浄を専門の業者に掃除を依頼しましょう。

こうしたエアコンの内部掃除は、2年に一度が理想的と言えます。

日頃のエアコンの掃除は、住人が行う義務があります。

しかし、アパートに長い間住んでいる方には、エアコンのメンテナンスを大家さんで請け負うサービスも必要になってくるのかもしれませんね。

すぐに掃除できないときにできる対策

エアコンの掃除を業者に依頼したときや、アパートの住人や大家さんの都合などで、すぐにエアコンが掃除できない場合もあるかと思います。

頻繁に稼動させる時期でなければ、すぐに対応できなくても困りませんが、季節によっては、エアコン止めるのはとても厳しいです。

掃除をしてもらう日まで、嫌なニオイで生活することは、耐え難いです。

そんなときに、少しでもニオイを軽減できる方法をご紹介します。

●窓を開ける

エアコンの運転を開始すると、エアコン内部にあるカビの胞子が吐き出されます。

そのため、窓を10分ほど開けて、外にニオイを逃がして軽減させましょう。

●暖房で運転

時間がある場合は、窓を開けたまま、暖房で1時間ほど運転しましょう。

カビは乾燥に弱い性質です。

高温で稼動させることによって、エアコン内部を乾燥させ、室外にカビの胞子を排出することができます。

暖房の温度は30℃の設定にしましょう。

●冷房をの温度を下げる

気温が下がると、空気中のニオイ成分が蒸発しにくくなります。

すると、ニオイを感じることが少なくなります。

ニオイの軽減はできますが、根本的なニオイの解決には至らないので、あくまでも一時的なニオイの対策として、住人にお伝えしましょう。

アパートのエアコンを修理する?新しく買い替える?

家電製品であるエアコンは、寿命があります。

こまめに掃除やメンテナンスを行うことで、長期間使うことができますが、掃除をしていない状態で使っていると、寿命を縮める要因になります。

しかし、アパートには、いろいろな人が住んでいます。

掃除をこまめにする住人もいれば、まったく掃除をしない住人もいます。

長く使えるかどうかは、住人次第なところもありますが、どちらにしても、いずれは寿命が来ることを覚えておきましょう。

寿命といっても、半数以上は故障によって寿命を迎えています。

エアコンの平均的な寿命は、13.6年と言われています。

この間に、なんらかの故障が起こり、買い替えるのか、または修理をするのかの判断を迫られます。

メーカーによって最低保有期間があり、この期間内であれば、エアコンが故障した際に修理対応を行ってくれます。

最低保有期間が過ぎてしまったものに関しては、修理にかかる費用と、新しく買い替える費用を比べて、検討してみてください。

エアコン導入の良し悪し

エアコンの設備投資は、住人にとって快適な環境を提供することができます。

大家さんは空室対策にもなりますし、入居者にとってもエアコンがあるのとないのとでは、物件のイメージが変わりますよね。

しかし、人によってはエアコンの掃除が苦手な人がいること、エアコンも長期間使用すれば寿命がくることを踏まえたうえで、エアコンを導入しましょう。

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