貸でも大丈夫!ブラインドの特徴と取り付ける方法について

「ブラインドを取り付けたい、でも賃貸だから穴を開けるわけにはいかないし…」

そんな風に思っている方多いんじゃないでしょうか。

意外に知られていませんが、実はブラインドは賃貸でも簡単に取り付けできるんです。

そんな方に向けてブラインドの特徴や種類、取り付け方法などについてご紹介しますので、ぜひご覧ください。

賃貸にブラインドを取り付けるメリット

窓辺の装飾はカーテンやレース、ブラインドなど様々な種類があります。

賃貸物件では、最初からカーテンレールがついているので、カーテンとレースを付ける方が多いと思いますが、ブラインドに興味にある方も多いのではないでしょうか。

ブラインドについてよく知らないという方も多いと思うので、ブラインドの特徴や種類から始まり、サイズの測り方や取り付け方法までご紹介したいと思います。

・ブラインドを取り付けるメリット
・ブラインドを取り付けるデメリット
・ブラインドの種類
・スラット(羽根)の種類と材質
・ブラインドサイズの測り方
・ブラインドの取り付け方法

◆ブラインドを取り付けるメリット

・調光機能がある

羽根の開閉で、光を調整する機能を備えたものが多いです。

明るくしたり暗くしたり、細かく調整することができるのは、ブラインドならではの特徴です。

ブラインドの種類によっては調光機能がないものもあるので、購入の際はよく確認する必要があります。

・目隠し

羽根の開閉で角度を変えることで上から、または下からの視線をカットすることができます。

視線は塞ぎたいけど、部屋に光は取り入れたい、という場合でもブラインドが活躍します。

・風の通りが良い

窓を開ければ目隠しをしたまま、レースに比べると沢山の風を部屋に取り込むことができます。

・インテリアとしても効果的

窓周りは面積が広いので、部屋の印象を大きく左右します。

シャープな印象を与えるブラインドは、リビングや大人の部屋の家具に合わせやすいです。
個性を出しにくい賃貸のお部屋でも、容易におしゃれを演出することができます。

・機能性が高い

下記でご紹介しますが、ブラインドならではの様々な機能性スリットが数多くあります。

賃貸にブラインドを取り付けるデメリット

ブラインドならではのメリットがある一方で、ブラインドにしかないデメリットもあります。

デメリットを軽減する方法と一緒に見ていきましょう。

・遮光性が低い

構造上、光を塞ぐ機能が低いので注意が必要です。

場合によっては、遮光性の高いカーテンで覆う二重掛けをすることで遮光性が高まります。

・遮音性が低い

ブラインドには隙間が多いので、どうしても遮音性が低くなりがちです。

ガラスに防音効果のあるシートを取り付けることで、改善することができます。

・掃除がしづらい

羽根の一枚一枚に埃が溜まるので、ふき取り掃除をするのはなかなか大変です。

簡単に掃除ができる便利グッズなどが売っているので、活用すると良いでしょう。

・窓にぶつかることがある

強い風が吹いた際に、ブラインドが風によって揺れることがあります。

ブラインドが窓やサッシに当たることで、音が出るだけではなく、壁に傷ついたりすることもあります。

対策としては、ふれ止めのフックなどを使うことで軽減することが可能です。

賃貸の場合は、大きな傷だと修繕費が必要になる場合があるので、より注意が必要です。

ブラインドの種類とは?

ブラインドとひとくちに言っても、非常に多くの種類があります。

初めて買う方は、どういった製品を買えば良いのか悩まれることだと思います。

ブラインドの基本的な種類とスラット(羽根)材質、適した設置箇所などについてご紹介します。

◆ブラインドの種類

・横型ブラインド

ベネシャンブラインドと呼ばれます。

オフィスなどの腰高窓に使われることが多い横型は、ブラインドと聞いて最初に思い浮かべるものではないでしょうか。

非常に多く流通しており、種類やサイズも豊富なので、自分の好みのものを探し易く購入し易いというメリットがあります。

・縦型ブラインド

バーチカルブラインドと呼ばれます。

縦型は大型のものが多く、マンションのリビングや和室などに使用されることが多いです。

凝ったデザインものが多いので、印象的なお部屋を作ることができますが、取り付け方が特殊な為、賃貸物件には向かないものが多いです。

ブラインドのスラット(羽根)種類と材質

◆スラット(羽根)の種類と材質

・アルミ製

耐水性、機能性が高く、値段が抑えられたものも多いので最も一般的な材質です。

最近ではカラーバリエーションも豊富なので、初めて購入するという方も選び易く、つけ易い材質ではないでしょうか。

アルミ製の豊富な機能性スラットには、以下のようなものがあります。

・フッ素コートスラット

油汚れ、水アカなどの汚れが付き辛いです。

キッチンやトイレ、バスルームなどに向いています。

・光触媒コートスラット

防汚・抗菌・消臭効果があります。

水に弱いので水回り以外のダイニング、リビング、子供部屋などに向いています。

・遮熱コートスラット

太陽光の反射効果が高く、熱の侵入を軽減します。

西日の当たる窓などの日差しが強い場所に向いています。

・木製スラット

多くのものが自然の木を使用したスラットで、落ち着いた大人の雰囲気を演出することができます。

木製独特の雰囲気は、周りのインテリアを引き立たせます。

アルミ製のブラインドに木目プリントを施した、木目調スラットもあります。

重量があるものが多いので、下記で紹介する賃貸などのカーテンレールを利用したブラインドを取り付けるには不向きです。

・布製スラット

ポリエステルなどの布製のスラットで、縦型のブラインドに使用されることが多いです。

布独特の雰囲気はお部屋の印象を暖かく優しいものにしてくれます。

他にもスラットの色、幅などいろいろな種類があるので、設置する部屋に合わせて選ぶと良いでしょう。

賃貸に取り付けるブラインドサイズの測り方

このように、種類が多く機能性が高いブラインドですが、賃貸アパートやマンションに穴を開けずに取り付けるにはカーテンレールを活用します。

販売している会社によって名前が違うのですが、“カーテンレールビス”“カーテンレールブラケット”などと言った部品を使用することで、壁や窓枠に穴を開けることなく、カーテンレールを活用して取り付けることができます。

販売店によっては、ブラインドにセットでついてくる場合もあるので、確認してみると良いでしょう。

部品によって、多少取り付け方法に違いはありますが、基本的には下記のような流れで取り付けることができます。

◆ブラインドサイズの測り方

ブラインドの購入前に、まずはサイズを測ります。

カーテンレールの両端にかぶせてあるキャップ間の長さが、取り付け可能なブラインドの最大幅になります。

カーテンでいうと固定された端と端の間の長さになりますね。

窓枠より大きく、カーテンレールのキャップ間の長さ以下のサイズのものを買いましょう。

賃貸にブラインドを取り付ける方法

◆ブラインドの取り付け方

部品にもよりますが、基本的にはドライバーがひとつあれば取り付けられます。

1 片側のエンドキャップを取り外す
2 ランナー(カーテンを吊り下げる輪っかのパーツ)をすべて外す
3 カーテンレールにブラケットを取り付ける(その際等間隔に並べる)
4 ブラインドの溝を、ブラケットに固定する音がするまで締める
5 ブラインドが正常に動作することを確認し、1で外したエンドキャップを取り付ける

簡単に取り付けられるので、一人でも作業できますが、カーテンと違って落とすと破損する可能性があるので、できれば二人で作業した方が良いですね。

また、取り外したランナーは保存して退去時には元に戻すことを忘れないようにしましょう。

◆カーテンレールがない場合は?

賃貸物件で前の部屋の持ち主が外してしまったなど、カーテンレールが元から付いていない場合は、管理会社に問い合わせて取り付けてもらいましょう。

勝手に取り付けると後々トラブルになるかもしれないので注意しましょう。

賃貸でも簡単に取り付けられるブラインド

調光機能や目隠し、さらには抗菌など様々な機能があり、おしゃれかつ実用的な機能があるブラインドをご紹介させていただきました。

カーテンレールを使えば簡単に取り付けることができるので、今までブラインドを使ったことがない方もこれを機に取り付けてみては如何でしょうか。