賃貸アパートの設備である給湯器が故障した!誰が修理する?

人が生活するにあたって、さまざまな設備が必要になってきます。

これらの設備が故障してしまった場合、負担しなければならないのは、賃貸経営者である大家さんなのでしょうか。

それとも、アパートの住人が負うべきなのでしょうか。

今回は、給湯器が故障してしまったときの対処法をご紹介します。

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賃貸における設備の故障の修理は誰が負うの?

水まわりは、生活に必要不可欠な設備です。

必要不可欠な設備が整うことを前提に、毎月の家賃を住人に支払っていただいています。

ですので、その設備の故障を請け負うのは、基本的には賃貸経営者、つまり貸主の責任になります。

しかし、これはあくまでも原則にすぎません。

故障しているにも関わらず放置し、住人によって悪化してしまったことが考えられる場合や、大家さんの許可なく勝手に修理した場合は、住人が負うケースもあります。

のちにトラブルにならないためにも、細かな詳細を契約書に記載しましょう。

また、故障があった場合は、すみやかに連絡していただくことも、お伝えください。

そして、必ず同意のもと、契約を交わしてください。

住人自ら設置した設備の故障については、当然ながら貸主が負う必要はありません。

なかには、注意していただきたい設備もあります。

給湯器などのガス関係です。

「お湯が出ない」といった症状は、場合によってはガス管の損傷があります。

最悪の場合には、一酸化中毒の危険性があり、大変危険です。

この場合は、ガス会社に連絡して、点検してもらいましょう。

その上で修理が必要であれば、貸主側で負担して直しましょう。

部品の寿命によって給湯器は故障する

今回重点をおいてお話するのは、給湯器についてです。

給湯器が故障するタイミングや要因はあるのでしょうか。

きっと、多くのかたが、ご存知ではないはずです。

ここでは、給湯器の故障が考えられる原因を見ていきましょう。

1つめは、寿命です。

ありとあらゆるものには、寿命があります。

給湯器にも、耐用年数があるのです。

その年数は、約8~10年といわれています。

給湯器内部の部品が寿命を迎えることで、故障となってしまうのです。

耐用年数を超えていることで故障しているケースでは、おそらく給湯器の交換を勧められることが多いと思います。

なぜなら、一時的に直ったように見えても、耐用年数の過ぎた給湯器は再び故障してしまうリスクが高いからです。

賃貸物件ですと、多数の部屋を管理しなければなりません。

給湯器の寿命はいつごろ迎えそうなのか、把握しておくことも大切です。

把握しておくことで、故障する前に点検や交換といった早めの対策ができますよ。

賃貸アパートならでは!住人が多いと故障しやすい?

給湯器の故障として挙げられる2つめは、使いかたです。

大きく負担がかかる使いかたをしていると、そのぶん寿命を早く迎え、故障してしまう要因になります。

負担がかかる使いかたとしては、給湯器の能力をはるかに超えて使用している場合です。

2人暮らしを想定した16号の給湯器を賃貸アパートに設置している場合、住人の人数が多ければ多いほど、お湯を使う量が増します。

すると、給湯器には大きな負担になり、故障の原因になりかねません。

極端ですが、1LDKの部屋に10人住んでいたら、給湯器に負担がかからないわけありません。

3つめに、自然による故障です。

給湯器はある程度のことは想定して作られていますが、大雨や台風などの影響で、不具合が起こる可能性があります。

激しい雨により、給湯器内部にまで雨が侵入してしまうと、点火しにくくなります。

長いこと使っていると、内部はホコリやゴミが溜まっています。

それらが雨によって湿ると、故障などのトラブルが発生しやすくなるのです。

また、雪の日など外の気温が低い季節など、配管に溜まっている水が凍結してしまうと、最悪の場合、配管が破損してしまうこともあります。

排水管が破損してしまうと給湯器からお湯も出せません。

この場合は、配管の修理が必要になります。

賃貸契約の長い部屋は給湯器の交換も視野に

では、給湯器のどの部分が故障しやすいのでしょうか。

●リモコン
給湯器を操作するのはリモコンです。

通常、台所やお風呂場に設置されているかと思います。

このリモコンが故障してしまうと、お湯の温度を調整できなくなるほか、あらゆる操作ができなくなります。

主に、押すことの多い箇所が壊れやすい傾向です。

リモコンの修理は難しく、交換しなければなりません。

●配管の水漏れ
給湯器の内部には、お湯と水が通る配管があり、この内部配管から水漏れが発生してしまうと、漏電を引き起こす危険性があります。

この場合は、プロのかたに修理してもらいましょう。

また、外部配管から水漏れが発生していても、修理が必要になります。

多くの水漏れの原因は、給湯器内部の配管、パッキンなどの劣化によるものです。

賃貸契約をして8年以上お住まいの部屋がある場合は、修理より交換することをおすすめします。

給湯器の修理はプロに依頼

故障しやすい箇所の続きです。

●基盤
給湯器内部には、基盤があります。

この部分にホコリやゴミが蓄積していると、湿気などでショートしてしまうリスクがあります。

基盤は修理できず、交換になると高額になる場合があるので、給湯器自体の交換と金額的には変わらない場合もあります。

賃貸物件として見ると、古いものよりも新しいもののほうが価値は上がりますので、検討してみましょう。

●給水バルブ

給水バルブは給湯器のメンテナンスのときに使います。

さきほどお話した、配管からの水漏れのときも、給水バルブを閉めることで一時的に水漏れを止めることができます。

給湯器のメンテナンスや交換を行うときは、給水バルブが故障していないかを確認してもらいましょう。

点検に慣れていないかたが行うと、思わぬ事故が起こる危険性があります。

修理やメンテナンスは、必ずプロのかたに依頼しましょう。

給湯器のトラブルの対処法

最後に、お湯が出ない、追い炊きができないといった給湯器のトラブルの対処法をお伝えします。

故障していたら修理や交換が求められますが、対処できるケースもありますよ。

ケース①お湯が出ない
追い炊き機能は使えているのに、お湯が出ない場合は、内部のエラーが考えられます。

このエラーは、外部からでは分かりません。

コンセントを一度リセットすることによって直ることが多いので、試してみましょう。

賃貸の場合は、コンセントがない場合があります。

その場合は、ブレーカーを落として、リセットしましょう。

コンセントがある場合は、給湯器本体の電源コードプラグを抜いて、再度さしてみましょう。

ケース②追い焚きができない
お湯は出るけれど、追い炊きができないケースは、フィルターの汚れが考えられます。

お湯と水の出入り口についているフィルターを見てみてください。

このフィルターに、ホコリやゴミなどが付着していると循環不良を引き起こし、追い焚きができないなどのトラブルが起こります。

定期的なフィルター掃除が必要です。

フィルターに詰まりが見受けられない場合は、ポンプが原因かもしれません。

メーカーに修理依頼しましょう。

ケース③お湯も追い焚きもできない

小さな衝撃や地震でも、安全装置が作動し、ガスの供給を止めてしまいます。

ガスメータが止まっていないかを、確認してみましょう。

ガスの開通確認を行い、各ガス会社に連絡しましょう。

大家さんができる配慮

賃貸経営を行う上で、設備の故障や寿命は避けられません。

こうしたことを予測し、トラブルが起こる前に対処できる知識を持ちましょう。

大家さんの意識次第では、入居者の快適な住まいづくりに大きく関わります。

長く契約していただくためにも、日頃の配慮が大切です。