部屋を選ぶときにロフト付きを条件に選ぶ方もいらっしゃることでしょう。
ロフト付きというと、おしゃれ、または快適な生活をイメージすることも多いですよね。
しかし、ロフトに住んでいる方の中には、「ロフトが暑い」と悩んでいる方も多くいらっしゃいます。
ロフトの暑さを解消するためにはどうすればいいのでしょうか?
この記事でその方法をご紹介していきましょう。
ロフト付きの物件とは?メリット・デメリット
一人暮らしを始めるときに、ロフト付きの物件を選んだ方も多いのではないでしょうか。
おしゃれなイメージだけではなく、収納場所や寝室などにも使うことができるので、部屋全体の空間を有効に利用することができます。
また、ロフト付きの物件は天井も高く設計されているため、開放感を得ることもできるでしょう。
その他には、「居住スペースとロフトスペースで部屋の使い分けができる」「ロフトでは洗濯物が乾きやすい」などのメリットもあります。
このようなメリットの反面、ロフトにはデメリットもあります。
「ロフトへの階段の昇り降りが面倒」「空間が広いため冷暖房費がかかる」などのデメリットの他に、一番多く挙げられるデメリットが、「ロフトが暑い」ということです。
たしかに夏場にロフトで寝ていると、その暑さから寝苦しさを感じることも多いですよね。
それでは、なぜロフト部分は暑くなってしまうのでしょうか。
これから、ロフトが暑い原因と、その暑さを解消するための方法について詳しくお話ししていきます。
なぜロフトは暑いの?
ロフト付きの物件に住んでいる方には、「ロフトスペースの温度が高くて暑すぎる」という悩みを持っている方が多くいらっしゃるようです。
ロフトが暑くなる原因としてまず考えられるのは、空気が持つ性質によるものです。
冷たい空気は下に、暖かい空気は上に移動する性質から、どうしてもロフト部分に温かい空気がこもりやすいのです。
また、空間の広さにより冷暖房が効きにくいこともあり、夏の暑い日には下の居住スペースとロフトで5度も温度差が生まれることもあります。
このことから、ロフトは冬場に比較的過ごしやすい空間になるのですが、気温の高くなる夏場は何かしらの対策をしなければいけないことが分かります。
もし、ロフトを寝室として使っている場合は、夏場の睡眠には注意しなければいけません。
一つの可能性として、就寝中に熱中症になってしまう場合も考えられるのです。
このような非常事態にならないためにも、ロフトの厳しい暑さを解消するために、適切な対策を考えていきましょう。
「ロフトが暑い」を解消!まずは空気の流れを考える!
ロフトが暑いのを解消するためには、まず空気の流れについて考えていきましょう。
先ほどお話ししたように、ロフトは温かい空気がこもりやすいです。
そのため、夏場にロフトスペースを涼しくするためには、空気の循環をスムーズにしてあげましょう。
もし、ロフトに天窓がついている場合は、天窓を開けて空気の逃げ道を作ってあげてください。
そして、空気の通り道を作るために、天窓以外にもう一か所窓を開けて、空気が入ってくる場所を作るようにしましょう。
これだけでも大分ロフトの暑さは軽減されるはずです。
また、冷房の使い方を見直すことも必要です。
ロフトの暑さを解消するためには、冷房の温度をいくら下げても、意味がありません。
大切なのは、冷風をロフトスペースまで届けることです。
冷風をロフトスペースまで届けるためには扇風機を利用してもいいでしょう。
しかし、空気の流れを大きく変えるためには、扇風機ではなくサーキュレーターを使うのがおすすめです。
暑いロフトはサーキュレーターで解消しよう!
サーキュレーターは空気を循環させるためにおすすめのアイテムです。
「空気を循環させるためなら、扇風機でも事足りるのではないか」と考える方もいるでしょう。
たしかに、ロフトスペースに置いて熱気を追い出すだけなら、扇風機でもいいかもしれません。
温かい空気が周りの空気と混ざり合い、少しは温度が下がることでしょう。
しかし、下のフロアの冷房から出る冷気をロフトに送り込むためには、扇風機の弱い力ではなく、サーキュレーターの強い回転力が必要なのです。
サーキュレーターの特徴は強い風を拡散させずに遠くまで運べることです。
直接風を体に当てることで涼しさを感じさせる扇風機とは、ここが大きく違うところです。
サーキュレーターはロフトに置くことで、こもった熱い空気を追い出してくれます。
また、下のフロアに置くことで、エアコンからの冷たい風をロフトまで届けてくれるのです。
この二つの力があれば、「ロフトが暑い」という悩みも解消することができるでしょう。
サーキュレーターはどこに置けばいいの?
ロフトの暑さを解消してくれるサーキュレーターですが、どこに置くとその効果を十分に発揮してくれるのでしょうか。
まず、ロフトにたまっている熱い空気を追い出すためには、サーキュレーターをロフトの奥側に置き、角度を水平にして風を外に送り出してください。
これで暑いロフトの熱気を緩和することができるでしょう。
もしそれでもロフトの暑さを感じる場合は、エアコンからの冷気を送り込みましょう。
サーキュレーターを、エアコンからの冷気が当たりやすい場所に置き、ロフトスペースに向けて角度をつけ稼働させます。
こうすることで、ロフトまで冷たい空気が届くようになるはずです。
サーキュレーターが二台ある場合は、この二つの置き方を併用するとさらに効果を感じることができるでしょう。
大事なことはサーキュレーターの角度です。
ロフトスペースに空気が行き届くように、部屋の形によってサーキュレーターの角度は調整しましょう。
ロフトの使い方を工夫してデメリットを解消!
ロフトスペースが暑くて使いづらいという方も、ロフトの使い方を見直すことでデメリットを解消し、新たなメリットを感じることができるはずです。
まず、ロフトの寝室としての使い方を見直してみましょう。
温かい空気がこもりやすいロフトですが、冬になればその温かさで過ごしやすい空間となります。
そのため、暑い夏は下のフロアで、そして冬の寒い時期にだけロフトを寝室として使うように、季節によって工夫するとよいでしょう。
温度が高くなりやすいロフトを、洗濯物を干すスペースとして利用するのもおすすめの方法です。
ロフトはその温かさにより洗濯物を乾かすのに適した場所と言えます。
また、もし急に人を部屋に招き入れることになったとしても、洗濯物がロフトにあれば、焦って取り込む必要もありません。
そして、収納場所としてもロフトは大いに役立ちます。
普段使わない荷物をロフトに置くことで、下の居住スペースに余裕が生まれ、部屋がきれいに片付きます。
居住スペースが空けば、ベッドや布団を置く場所も確保できますよね。
このように、ロフトの使い方を工夫することで、快適な部屋を手に入れることができるでしょう。
風の力でロフトの暑さを軽減する!
ロフトは部屋の構造上熱気がこもりやすいのが実情です。
しかし、風の力を借りることでロフトの暑さをやわらげることができるでしょう。
風の大きな対流を生み出すためにはサーキュレーターがおすすめです。
サーキュレーターを使うときは風向きに注意しましょう。
もし、それでもロフトの暑さに我慢ができないときは、ロフトの使い方から見直してみるのも方法の一つですよ。