アパートに住んでいると、時にはガスコンロがつかないようなアクシデントもありますよね。
電気コンロなら心配ありませんが、ガスコンロだとガス漏れなどで火災につながる心配もあるため、注意が必要です。
ここでは、アパートでガスコンロの火がつかない場合に確認してほしいことをお伝えしていきます。
また、故障してしまった場合の対処の仕方も確認しておきましょう。
アパートのガスコンロに火がつかない!元栓を確認
アパートで毎日自炊している方にとっては、ガスコンロがちゃんと動くかどうかは重要なことですよね。
しかし、もしガスコンロに火がつかない場合はどうすればいいでしょうか?
ここでは、ガスコンロに火がつかない場合に確認してほしいことを、順にご説明していきます。
意外と単純な理由だったりするかもしれませんので、ひとつずつ確認していきましょう。
【ガスの元栓が閉まっている】
ガスの元栓が閉まっていると、当然ですがガスが流れてこないため火はつきません。
普段は元栓を閉めないような方でも、地震などで元栓を閉めることもあるでしょう。
その場合などは、閉まっていることを忘れてしまいがちです。
ですから、ガスコンロに火がつかない場合、まずは元栓の確認からしてみてください。
さて、ガスコンロの元栓ですが、あなたは普段から閉めていますか?
安全面から考えれば、ガスコンロを使用しない場合は元栓を閉めておいたほうが安心です。
ガスは火災などに直結しやすいため、急な災害で被害がでないよう自分でできることはしておきましょう。
【ガスの停止】
アパートの外にあるガスメーターですが、地震やガス漏れを検知して安全装置が働く場合があります。
そうすると、ガスは停止してしまいます。
この場合に自分で復旧させる方法もありますが、念のため大家さんや管理会社に確認したほうがいいでしょう。
ゴムホースが劣化していると火がつかないどころかアパートが悲惨な事態に
引き続き、アパートでガスコンロに火がつかない場合の確認事項を見ていきます。
【ゴムホースが外れている】
ガスコンロに火がつかない場合、ガスの元栓とガスコンロをつなぐゴムホースが外れてしまっていることがあります。
このホースが間違って外れていないか確認してみましょう。
この場合に怖いのが、外れたホースからガス漏れが起きていないかです。
ガス漏れがしているかどうかは、ガスの臭いがするかどうかで分かります。
もし、ガス漏れを確認したら、すぐに窓を開けて換気をしましょう。
ガスが部屋の中から出ていくよう、窓を開けてください。
風の通り道ができるように、玄関と窓と両方開けると早くガスが出ていきます。
また、ガスの元栓は忘れずに閉めておきましょう。
ガス漏れの際に注意したいのが、換気扇の使用です。
換気扇をつけた時にちょっとした火花が発生することがあるのですが、その火花にガスが引火して爆発することがあるかもしれないからです。
換気の際は換気扇の使用ではなく、必ず窓を開けてくださいね。
もし、ガスコンロのホースが劣化している場合は、アパートの大家さんや管理会社に相談して交換してもらいましょう。
バーナーを要チェック!ガスコンロに火がつかないのはお手入れが届いていないのかも
アパートでガスコンロに火がつかない場合ですが、ここではバーナーを確認していきます。
【バーナーが濡れている】
バーナーは、掃除の直後で水分があったり料理の際の吹きこぼれた水分で濡れていると、火がつかない場合があります。
水分がある場合は、拭き取って乾かしてください。
吹きこぼれ防止には、鍋の底に敷くタイプのグッズや鍋の蓋などがあります。
麺類など吹きこぼれをしやすい調理の場合には、このようなグッズを使ってみてもいいですね。
【バーナーの周りが汚れている】
バーナーの周りが汚れていませんか?
バーナーの周りの汚れは点火部分に汚れなどを詰まらせる恐れがあり、点火しにくい状況を作り出します。
汚れによって火が完全につかない状況ともなると、かなりの汚れが溜まっている可能性がありますので、すぐに掃除する必要があります。
五徳等の取り外しができる部分は歯ブラシなどでこびりついた汚れを落とし、外れない部分は濡れた布などでしっかりと拭き取ってください。
掃除の後にはしっかり乾かすことを忘れないでくださいね。
また、バーナーの掃除で部品を戻す際は、しっかりはまっていることを確認してください。
ズレが生じていると火がつかない場合もあります。
点火プラグと立消え安全装置を確認しよう
アパートでガスコンロに火がつかない場合ですが、ここでは点火プラグと立消え安全装置を確認します。
【点火プラグの汚れ】
バーナーの周りに点火プラグがあると思いますが、その点火プラグの汚れによっても火がつかない症状が出ます。
点火プラグは火花を飛ばすことによってガスに火をつけますが、その火花の出口が汚れなどで詰まってしまうと火がつかなくなってしまうのです。
点火プラグからの火花を確認すると共に汚れが詰まっていないかどうかも確認しましょう。
【立消え安全装置の汚れ】
点火プラグと同じように、バーナーの周りには立消え安全装置があります。
立消え安全装置に汚れがついていると、バーナーが正常に動いていて火が出ていたとしても火が消えていると勘違いをして、火を消してしまうことがあります。
ガス漏れを防ぐための立消え安全装置ですが、汚れによって誤作動することもあるのです。
掃除の際は布などで丁寧に汚れを取り、掃除によって点火プラグや立消え安全装置自体を壊してしまうことのないよう注意しましょう。
意外な盲点!電池の残りにも落とし穴が
アパートでガスコンロに火がつかない場合に確認してもらいたいこととして、ここでは電池について見ていきます。
普段ガスコンロを使っていると、意外と忘れてしまいがちなのが電池の存在です。
使っているガスコンロが電池を使うタイプであれば、火がつかない原因として電池切れの可能性が考えられます。
この場合、いきなり火がつかなくなるというよりは、電池の消耗具合によってだんだん火がつきにくくなってきます。
ボタンを押し続けてないと火が消えてしまうような場合は、電池の残量が少ないことが考えられます。
完全な電池切れになると、点火の際に「チチチ・・・」という音のみで点火しなくなります。
このような過程で火がつかなくなった場合は、電池を新しいものに換えてみましょう。
電池交換のサインがあるタイプのガスコンロならいいのですが、ないタイプの場合は1年間の使用が交換の目安として覚えておいてください。
必ず新しい電池と交換し、種類も同じタイプのものを使ってください。
また、入れ替えの際には、電池を差し込む向きにも注意してくださいね。
アパートに備え付けられたガスコンロが故障していることも
アパートのガスコンロに火がつかない場合、いくつもの確認事項がありました。
しかし、これらを確認しても改善が見られない場合は故障を疑う必要があります。
ガスコンロが故障している場合は修理が必要です。
それでは、ガスコンロの修理費などは誰が払うのでしょうか?
この場合、まずは賃貸借契約書や重要事項説明書を確認してみましょう。
ガスコンロの所有が誰になっているのかで変わってくるはずです。
単純な故障の場合、ガスコンロが大家さん側の所有であれば大家さん側の負担になり、使用者側の所有であれば所有者側の負担になります。
また、前に住んでいた方が残置していったガスコンロの場合は、所有が大家さんにない場合は使用者側の負担になります。
次に、ガスコンロが大家さんの所有だった場合での負担の違いについて考えてみましょう。
故障の原因がガスコンロが古いなど使用者に過失がない場合は、大家さんの負担になります。
しかし、あなたが故意に壊してしまったなど原因がこちら側にある場合は、自分で修理の負担をしなければならなくなります。
ガスコンロの所有の確認、故障が故意か故意でないかによって修理の費用は誰が支払うのか変わってきます。
契約書などを確認し、大家さんに連絡してみてくださいね。
アパートのガスコンロがつかない原因はいくつもある!
アパートのガスコンロがつかない原因はいくつも考えられました。
単純に元栓が閉まっていたり電気切れの場合は問題ありませんが、ホースが外れているなどガス漏れが考えられる場合はとても注意が必要です。
ガス漏れの際は換気をしっかりと行って対処してください。
そして、バーナー周りが塗れていたり汚れていることも火がつかない原因になります。
掃除を行っても改善されない場合は故障のこともありますので、この場合は大家さんなどに連絡して対処しましょう。