アパートのドアの郵便受け!防犯上気をつけるべきことは?

新しい賃貸物件では、アパートのドアに郵便受けがついているタイプの部屋はあまり見かけませんよね。

なぜアパートのドアに郵便受けがついていると敬遠されるのか、それは防犯上の問題があるためです。

せっかくの新しい生活が、ドアの郵便受けのせいで危険な目にあっては困ります。

ここでは、アパートのドアに郵便受けがついている場合、防犯上気をつけてほしいことをお伝えします。

アパートのドアに郵便受けがついている?防犯上の問題点

アパートなどの賃貸物件では、ドアに郵便受けが取りつけられていることがまだまだ多いですよね。

しかし、ドアについた郵便受けは、防犯上に少し問題があります。

郵便受けの蓋を開けてしまえば、ドアの外と中がダイレクトに繋がってしまうからです。

実際にドアに郵便受けがついているタイプの部屋は、空き巣被害のうちでも3割を占めるという情報がありますので、侵入されやすい部屋だと言えるでしょう。

ドアの内側には大抵目隠しなどがついているはずですので、郵便受けの蓋を開けたら部屋の中が丸見えのようなことはないかもしれません。

しかし、そこから道具を駆使して、内側のカギを外すサムターン回しのような手口もありますから、防犯上から考えてみても、ドアについている郵便受けは何とも危ないものでしかないでしょう。

また、ドアの内側に目隠しや郵便受けBOXが存在しなかったり外れやすかったりする場合は、更に危険度が増します。

郵便受けの入り口が大きい場合は、腕を入れて直接カギを開けてしまうということもあるからです。

犯罪者の侵入のリスクを少しでも避けるためにも、ドアの内側から何らかの対策をする必要があります。

丸見えを防ぐ!アパートのドアの郵便受けに目隠しをつけたい場合

アパートのドアに郵便受けがある方は、早速防犯対策をしていきましょう。

まずは、郵便受けの蓋を開けたら目隠しがなく、中が丸見えの場合からです。

このようなアパートのタイプは今はあまりないはずですが、防犯上危険度が非常に高いため、対策をご紹介します。

ドアの郵便受けに目隠しがない場合は、まずは市販されている目隠しを購入して取りつけるのが一番手軽で安心感が高いです。

ただし、元々目隠しがついていないタイプの物件ですと、大家さんなどに取りつけの許可をとる必要があります。

目隠しをつけたい場合は、必ず事前に確認をしてください。

目隠しがあれば、郵便受けの蓋を開けたときに目隠しが邪魔をして、部屋の中を容易に見られることを防ぎます。

しかし、下側は空間があるため、何か道具を使ってカギを開けようとされる場合があるかもしれません。

それを防ぎたい場合には、郵便受けBOXを取りつける方法もあります。

郵便受けBOXなら蓋がついているため、容易に開けられることはありません。

アパートのドアの郵便受けに目隠しを!身近なアイテムを活用

前項では、ドアの郵便受けによって中が丸見えの場合の対策として、目隠しや郵便受けBOXをつける方法をご紹介しました。

しかし、これらは大家さんなどに取りつけの確認をしなければなりませんでした。

ここでは、自分でも簡単にできる防犯対策についてご紹介します。

・ガムテープで塞ぐ

これは、アパートの入り口に集合型の郵便受けがあり、ドアの郵便受けは必要ない場合にできる対策です。

全く使用しないのであれば、内側にテープを貼ることによって、不要に外から見られないようにしましょう。

・布を被せる

こちらは、ドアの郵便受けを使用している場合の対策です。

外から郵便受けを開けたときに部屋の中が見えないよう、内側に巾着上になった布を被せます。

無理やり布を引きはがそうとした場合は見えてしまいますので、定期的にちゃんと貼りついているかどうか確認してください。

・鈴をつける

蓋に鈴をつけると、蓋が開けられたときに、「リリーン」と音が響くはずです。

やましい侵入者なら、その音に反応して逃げる可能性があります。

鈴だけだと丸見えなので、上記の布を被せる方法と合わせて対策すると良いでしょう。

・玄関に暖簾をする

中の様子をパッと見られないためには、玄関に暖簾をする方法もあります。

ちょうど靴を脱いで上がるところに暖簾をつけることがおすすめです。

目隠しがあっても不安!アパートのドアの郵便受けにする防犯対策!

アパートのドアにある郵便受けにする防犯対策ですが、目隠しがあるからといって安心はできません。

なぜなら、目隠しの隙間から道具を使用してカギを開けようとする侵入者もいるからです。

ここでは、目隠しがある場合の防犯対策についてご説明します。

目隠しや郵便受けBOXがある場合は、外からは簡単には見られることがないため、安心してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、目隠しなどがぐらついている場合は、侵入者に外されてしまう可能性もあります。

ですから、まずは目隠しや郵便受けBOXのネジなどが緩くなっていないか確認し、緩い場合はきつく締めておきましょう。

次に行う対策は、目隠しの下側の隙間を使ってカギを開けられないようにすることです。

これには、市販されているサムターン回し防止装置をつけることで対策をしましょう。

装置と言っても、カギの周りにプラスチックの筒状のものを取りつけるだけの簡単なものです。

これをつければ、サムターンを容易に回せないようにできます。

また、郵便受けBOXは、BOX自体に中身を確認するための穴が空いている場合があります。

その穴から道具を入れられないよう、穴を厚紙やクリアファイルなどで塞いでおきましょう。

危険なのはドアの郵便受けだけではない!のぞき窓の危険性

ここまでは、アパートのドアにある郵便受けに対しての防犯対策についてお伝えしてきました。

しかし、危険なのは郵便受けだけではありません。

ドアにある除き窓にも大いに危険はありますので、注意が必要です。

のぞき窓は、本来部屋の住人が外にいる人を確認するためのものですよね。

しかし、最近では外から何らかの道具を使うことによって、逆にのぞき窓からのぞかれてしまうということが起きているようなのです。

これは、考えただけでも怖いことですよね。

外からは見られていないと思っていたのに、のぞかれていた可能性があるということですから。

その場合には、外からのぞき窓を見られないよう、内側からテープなどで蓋をしておきましょう。

自分で作る場合の見栄えを気にするのであれば、のぞき窓専用のカバーも売っています。

ドアの外からは見られることなく、自分は部屋から回転式の蓋を回すだけで外にいる人を確認できます。

在宅の際にも注意しよう!部屋の中でできる防犯対策

部屋を留守にしているときも不安ですが、部屋の中にいる場合にもできる防犯対策はあります。

ここでは、在宅中に行ってほしい防犯対策をご紹介します。

・帰宅したらすぐにカギを閉める

防犯意識の高い方なら当たり前と思われるかもしれませんが、住んで慣れてくると、ついカギの閉め忘れなどということが起きがちです。

カギをしていない場合の侵入率も高いですので、アパートに帰ったらすぐにカギをかけることを習慣化しましょう。

・ドアチェーンは必須

万が一、ドアの郵便受けからカギを開けられたとしても、ドアチェーンがしてあればそこから容易には中に入ることができません。

その間に助けを呼ぶなど対策ができるため、在宅の際はドアチェーンを必ずしておきましょう。

アパートのドアにある郵便受けには防犯対策を!

アパートのドアにある郵便受けは、部屋の外と中をダイレクトに繋ぐことができるため、できる限りの防犯対策をする必要があります。

目隠しがない場合は、目隠しや郵便受けBOXを取りつける方法があります。

取りつける際は、大家さんなどに必ず許可をもらってから行いましょう。

また、ご自分でも簡単にできる防犯対策をいくつかご紹介しましたので、是非活用してみてくださいね。