アパート住まいの方は、普段快適な生活を送れているでしょうか?
快適に過ごすためには、静かな環境は大事ですよね。
隣近所からの音がうるさいと生活に支障をきたします。
アパートに住んでいて騒音に悩まされている方は、管理会社を活用しましょう。
管理会社がどのように対処してくれるのかをこの記事で解説します。
アパートの騒音問題!まずは住人同士で解決を
アパートに住んでみると、お隣さんやご近所さんにはいろいろな人が住んでいることが分かります。
隣近所の人が周囲に気を配れる方で、静かな環境で生活を送ることができればいいのですが、中には周囲に対して配慮が無い迷惑な人もいます。
そういう人が近くに住んでいると、騒音に悩まされるかもしれません。
アパートの騒音としては、上の階の住人の足音、深夜遅くまで続く人の話し声、洗濯機の音、テレビの音などが挙げられます。
騒音が出ていると日々の快適な暮らしが妨げられ、我慢しながら生活しなければなりません。
そして、実際騒音によって満足な睡眠を確保することができず、体調や精神に支障をきたすことも考えられます。
こうした場合、騒音問題は早急に解決しなければなりません。
ではもし、騒音に悩まされることになった場合はどうすればいいのでしょうか。
まず、自分たち住人同士で解決できるかどうかを考えてみてください。
普段、隣近所の人とよく挨拶をし、十分コミュニケーションを取れる関係であれば、住人同士で困っていること伝えてみると上手く解決することがあります。
住人同士で解決できるのであれば、それが一番望ましいです。
管理会社に相談する前に住人同士で解決できるかどうかを考え、可能であれば住人同士での解決を試みてください。
住人同士での解決が難しい場合はアパートの管理会社に相談!
アパートの騒音問題は住人同士で解決することが望ましいです。
しかし、普段隣近所の人とそこまでコミュニケーションを取っている人は多くないでしょう。
隣の住人の顔を知らないという人もいるかもしれません。
こうした場合、相手に注意することで逆に恨みを買ってしまい、後々のトラブルにつながることがあります。
住人同士での解決は難しいと思った場合は、アパートの管理会社に連絡することをおすすめします。
管理会社の人とはアパート契約時には会ったことはあるかもしれませんが、普段の生活では接点はありません。
しかし、騒音に悩まされているときなど、いざというときに役に立つのが管理会社です。
まずは電話などで騒音に悩まされていることを連絡してみましょう。
では、連絡を受けた管理会社はどのような措置を講じてくれるのでしょうか。
まずは、貼り紙や回覧等による注意喚起が考えられます。
「近所に大きな音が出るような迷惑行為はやめましょう。」といった類の貼り紙を共有部分に貼ったり、回覧板を回すという方法が考えられます。
このような注意喚起によって、騒音を出している人の意識を変えることを目指します。
管理会社の注意喚起で解決しない場合は?
貼り紙や回覧による注意喚起で騒音問題が解決すれば、これで一件落着です。
無事に平穏な暮らしを送ることができます。
しかし、貼り紙や回覧を回したりする程度では解決しない場合も考えられます。
なぜなら、騒音を出している本人が騒音を発生させているという自覚がない場合が多いからです。
自覚がないと、注意喚起の貼り紙や回覧がしてあったとしても、「自分のことではない。」「自分には関係ない。」という風に考え、行動を改めることはしないでしょう。
この注意喚起はアパートの住人全員に対して行われており、発生させている住人に対して直接行われていないため、騒音問題が解決しないことも多いのです。
貼り紙をしても騒音が続く場合は、またそのことを管理会社に連絡してください。
その後管理会社は、実際にアパートの住人から状況を聴取するでしょう。
どのくらいの音が出ているのか、それによってどのような被害が出ているのか調査をします。
そして次の対策を講じるのです。
管理会社は騒音発生者に対して直接注意をする
次の手段として、管理会社は騒音発生者に対して直接注意をします。
騒音発生者に対しては、「あなたの騒音によって、周囲の住人に迷惑がかかっているという連絡を受けました。今後このようなことが無いよう改善をお願いします。」といった類のことを言います。
このとき、騒音の被害を管理会社に連絡した人が誰なのかは特定されないように注意が行われます。
管理会社に連絡をしたのが誰かということが騒音発生者に知られると、後々に新たなトラブルを生むかもしれないからです。
そして、たとえ1人からの相談であっても、アパートの住人何人かから連絡があったというふうな伝え方をします。
そうすることで、管理会社に連絡をしたのが誰かということの特定を防いでいるのです。
このように騒音を発生させている住人に対して管理会社が直接注意をすることで、騒音問題の解決を目指します。
ルールを守らない住人にはアパートから強制退去という手段も
さきほどの直接注意によって騒音問題は解決することが多いです。
しかし、それでも解決しない場合もあるでしょう。
もし注意したにも関わらず、騒音を解決しようとしない場合、管理会社はその人に対して任意退去を命じます。
自主的に出て行ってもらうようにするのです。
ただし任意退去は、あくまでも任意なので出ていくかどうかは本人の意思によります。
本人に出ていく気がなければ、騒音問題は続きます。
そこで最終手段として、強制退去という手段が考えられます。
何度注意してもルールを守らない住人、周囲に迷惑をかける住人にはアパートから出て行ってもらう必要があります。
管理会社は裁判所に訴えて、そのような住人を強制的に退去させることができるのです。
この場合裁判所は、管理会社と退去させる住人との間で信頼関係があるかどうかを基準に判断します。
管理会社は、騒音発生者に何度も注意をしているにも関わらず、発生者は何も改善しようとせず、騒音を発生させていることを証明します。
そして、管理会社と騒音を出している住人との間に信頼関係が無いということを裁判所に示します。
もし認めてもらえれば、強制的に追い出すことができるのです。
このような法的手段をとれば、強制的に退去させることで騒音問題は解決します。
しかし、この場合非常に時間がかかるというデメリットがあります。
騒音の悩みから脱出する最終手段は自分からアパートを出ること
騒音問題の解決に時間がかかる場合は、最終手段としては自分がアパートを出ていくという方法も考えられます。
管理会社による解決に時間がかかりそうな方は、今すぐ引っ越しの用意をしてください。
「自分は何も悪いことをしていない、騒音も発生させていない。むしろ被害者である。」ということを考えると自分から出ていくのは納得ができませんが、一日でも早い快適な生活を取り戻すには自分から引っ越した方が良いこともあるのです。
何よりも自分自身の生活が大事です。
騒音に悩まされる毎日を送っていてはストレスも溜まるでしょうし、快適な睡眠が妨げられ、仕事にも影響が出てくる恐れがあります。
精神や体調に支障をきたしてからでは手遅れです。
そうならないためにも、一日でも早く騒音に悩まされる環境から抜け出してください。
騒音のない快適な生活を送るために
ここまでアパートの騒音問題の解決方法について説明してきました。
まずは住人同士での解決を目指し、難しいようであれば管理会社に相談してみてください。
管理会社に相談すればきっと解決してくれるでしょうが、時間がかかるようであれば自分から出ていくことも最終手段として頭に入れておいてください。
何よりも快適なアパート生活を送ることが大事です。
この記事を参考に、より良い毎日となるよう願っています。