家賃を振り込む際にかかってくる振込手数料ですが、どのように振り込むかによって振込手数料の金額が違ってきます。
場合によっては800円を超える振込手数料が取られてしまうこともありますので注意が必要です。
振込手数料はどういう場合に金額が違ってくるのか、また一番安く済ませる方法はないのか気になるところです。
家賃の振込手数料を少しでも安くする方法をお伝えしていきます。
家賃の振込手数料が高い!どうして振込手数料が違うの?
家賃を振り込む際に一緒に支払う振込手数料ですが、金額が高いと少し気になってしまうところですよね。
家賃の支払いがあるのに振込手数料も払う必要があるとなると、振込手数料は少しでも安く済ませたいと思うことでしょう。
振込手数料には安い・高いがあるようですが、どうして金額が違ってくるのでしょうか。
それは、銀行側が家賃振込の処理にどれだけの手間がかかるかということに関係しているようです。
まず言えるのは、家賃の振込手数料は振込先と自分の銀行との関係によって金額が変わってくる、ということです。
振込手数料の金額は、「同じ銀行で同じ支店」→「同じ銀行で違う支店」→「他の銀行」
の順番でだんだん高くなっていきます。
また、振込金額によっても差があり、多くの銀行で3万円を境に振込手数料に違いが出てきます。
3万円未満と3万円以上で分けられ、金額には100~200円程の差があり、3万円以上のほうが高くなっています。
他にも、どういう形で振り込むかという振込方法によっても金額が変わってきます。
こちらに関しては後述し、次項からは銀行によって差が出てくる振込手数料についてお伝えしていきます。
振込先の銀行によって振込手数料は変わる!一番安く済むケースは?
前項で、家賃の振込手数料は、「同じ銀行で同じ支店」→「同じ銀行で違う支店」→「他の銀行」の順で安いとお伝えしました。
ここからは、振込先の銀行によって変わる振込手数料を、安い順にご説明していきます。
一番安く済むケース、それは振込先の銀行と自分の銀行との関係が「同じ銀行で同じ支店」であることでした。
自分の銀行口座が振込先と同じ銀行で同じ支店であれば、銀行としての手続きは支店内で全て済んでしまいますので、振込手数料が安く済むことは想像がつきますよね。
実際の振込手数料を見てみても、振込方法によっては無料で済むことがあります。
とはいえ、同じ銀行で同じ支店の場合は振込方法が無料で済むケースも多いのですが、窓口からの場合540円かかる銀行もありますので注意が必要です。
また、こちらのケースが適用されるのはなかなか珍しいことだと言えます。
振込先が銀行も支店も全く同じであることはなかなか無いため、たまたま一致した場合は本当にラッキーなケースだと考えていいでしょう。
家賃の振込手数料がまだ安く済むケース!「同じ銀行で違う支店」の場合
先ほどは家賃の振込手数料が一番安く済むケースである、「同じ銀行で同じ支店」の場合をご説明してきました。
振込手数料は安く済みますが、実際にはめったに無いケースでしたね。
次にお話ししたいのは、「同じ銀行で別の支店」の場合です。
支店まで一致することは難しいですが、大手銀行でしたら支店が全国に沢山ありますので、こちらのケースは一般的にも発生しやすいケースだと思われます。
同じ銀行で別の支店であれば、まだ振込手数料を安く済ませることができます。
「同じ銀行で同じ支店」の場合と比べると、振込手数料が同じで済む場合と金額が高くなる場合があります。
ただし、金額が高くなると言っても100円程度の差になりますので、大きく金額が違ってきてしまうことはありません。
大手銀行の振込手数料を参考にすると、振込方法によっても違いがあり、金額は0~540円と開きがあることが分かります。
振込先の銀行と自分の銀行との関係も気になりますが、振込方法によっては500円もの差があるのは注目すべき点だと言えるでしょう。
家賃の振込手数料が安くないケース!他の銀行への振込
最後に、一番振込手数料がかかるケースです。
振込先の銀行と自分の銀行が違う「他の銀行であること」が挙げられます。
これも想像してみればお分かりになるかもしれませんが、銀行が違うのであれば手続きにもそれだけ時間を要することになります。
そのため、他銀行への振込では振込手数料が一番かかってしまうということになるのです。
しかし、手数料がたくさんかかるとはいえ、このようなケースが大半ですよね。
ここからは、実際の振込手数料の金額から確認していきましょう。
まず、窓口で支払う場合ですが、大手銀行では3万円以上の家賃の支払いにかかる手数料は864円です。
窓口で支払うケースは一番振込手数料がかかることになりますので、節約したい場合には窓口で支払うことは避けたほうがいいでしょう。
窓口での振込を避けて、一番安く済む振込方法をすれば432円となっていますので、窓口での支払いと比べると400円程の差があるということになります。
ここまで振込先の銀行と自分の銀行との関係による振込手数料の金額の差についてお伝えしてきましたが、振込方法によっての差もあなどれません。
次項からは、振込手数料を安くする振込方法をお伝えしていきます。
自分の銀行を変えなくてもOK!振込方法を変更してみよう
ここまで、振込先と自分の銀行との関係性についてお伝えしてきました。
同じ銀行で同じ支店、または同じ銀行で違う支店である場合は、他の銀行である場合よりも家賃の振込手数料を安く済ませることができましたね。
しかし、実際には他の銀行である場合も多く、窓口で払う場合は振込手数料が864円とかなりの金額になってしまいます。
これを避けるにはどうしたらいいのでしょうか?
これには、前項から何度かお話ししている振込方法を変更することで対処していきます。
振込方法は、どこの銀行であっても窓口での振込が高く設定されています。
前項でもお伝えしましたように窓口での振込は極力避けたほうが望ましいです。
それでは、別にどのような振込方法があるかというと
・ATMでカードから支払う
・ATMで現金で支払う
・インターネットバンキングで支払う
の3つの方法が挙げられます。
一つ目の「ATMでカードから支払う」は、ご自分の銀行カードを使ってATMから支払うことができる手軽な方法です。
大手銀行の振込手数料を確認すると、432円と一律であることが多いようですので、窓口で支払うよりも安く済ませることができます。
次に、「ATMで現金で支払う」方法ですが、同じ銀行で同じ支店または違う支店の場合は432円ですが、他の銀行での支払いは648円となり高くなってしまう場合もあります。
最後のインターネットバンキングについては、次項でお伝えします。
インターネットバンキングで家賃の振込手数料を安くしよう
ここでは、家賃の振込手数料を安く済ませるための振込方法として、インターネットバンキングをご紹介していきます。
インターネットバンキングとは、パソコンや携帯からインターネットを使って利用する金融機関のサービスのことを指します。
パソコンや携帯から何でもできるようになってきている時代ですので、金融機関に関してもわざわざ銀行に出向いて窓口で手続きしてもらう手間を省けるようになっているのです。
インターネットバンキングのメリットは、振込手数料を安くすることができるという点です。
店舗も窓口も必要ないインターネットバンキングですので、振込手数料を安くすることも可能なのですね。
実際の振込手数料がどうなのかと言うと、同じ銀行であれば無料か108円、他の銀行であれば324円か432円程度ということです。
実際の振込手数料は各銀行のホームページなどでも確認できますので、気になる方は比較してみてください。
家賃の振込手数料を安くするならATMカード払いかインターネットバンキングで
家賃の振込手数料は、同じ銀行で同じ支店・同じ銀行で違う支店・他の銀行の順で高くなっていきます。
また、振込方法によっても振込手数料は違ってきます。
振込方法として、窓口での振り込みは振込手数料が一番高くなってしまいますので避けたほうが賢明です。
振込手数料を最も安くできる方法は、ATMでのカード払いかインターネットバンキングになりますので、こちらの方法を検討されてみてはいかがでしょうか。