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NHKのBS契約は絶対する必要がある?BS対応マンションの場合

2019.8.29

BS対応マンションに引っ越した場合、NHKの方から連絡や訪問を受けて「衛星契約に変更してください」と言われるかと思います。

しかし、「BS放送を見る予定がないのに、受信料を払わないといけないの?」と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、BS対応マンションに住む場合の、NHKの衛星契約についてご説明します。

BS対応マンションでBS放送が見られる設備があれば契約の必要あり

BS対応マンションに住んでおり、かつ、家にあるテレビやレコーダーにBSチューナーが内蔵されているのであれば、NHKと衛星契約をする必要があります。

しかし中には、NHKのBS放送で特に見たい番組がないという方もいらっしゃると思います。

とはいえ、「NHKのBS放送を見るつもりがないから」という理由だけで、衛星契約を拒否することはできません。

NHKの規定である「放送法」の第64条1項には、NHKの放送を受信できる受信設備が設置されていれば受信契約をする必要があるという内容が記載されています。

一戸建てであればBSアンテナを付けないという選択肢もあるのですが、BS対応マンションの場合は共同設備としてBSアンテナが立てられており、個人の意思でアンテナの設置を取りやめることはできません。

そして、家にBSチューナー内蔵のテレビやレコーダーがあるのであれば、BS放送を見る・見ないにかかわらず、BS放送が見られる環境が整っていると見なされてしまうでしょう。

すなわち、このような条件下では、NHKの衛星契約を断ることは難しいと言えます。

地上契約と衛星契約でどれくらい受信料が違う?

NHKの地上デジタル放送のみの受信契約が「地上契約」、地上デジタル放送と衛星放送の両方の受信契約が「衛星契約」です。

地形などの影響で受信が難しい地域である場合や、電車などで衛星放送のみ受信できる場合に該当する「特別契約」という契約形態もありますが、一般的な家庭ではほとんどが地上契約か衛星契約だと思いますので、ここでは説明を省略します。

地上契約と衛星契約では、一体どれくらい受信料が違うのでしょうか。

支払い方法によっても受信料は変わってくるので、今回は口座振替で1か月単位に支払いをするケースを見てみましょう。

地上契約の場合は、口座振替で月額1,260円を支払うことになります。

一方、衛星契約は月額2,230円であり、地上契約の約2倍ほどの料金です。

1年間この方法で支払いを継続したとすると、11,640円の差が出ることになります。

確かにこの差を見ると、「BS放送を見ることはないから地上契約にしたい!」と思う人が出てくるのも無理はないのかもしれません。

では次に、BS対応マンションに住んでいても地上契約で良いケースについて見ていきましょう。

BS対応マンションでも地上契約で良い場合もある

BS対応マンションに住んでいるほとんどの方は衛星契約の対象者になりますが、中には地上契約で良いというケースもあります。

それは、所有しているテレビが地デジ専用テレビである場合です。

地デジ専用テレビであれば、BSチューナーが内蔵されていないため、BSアンテナがあってもBSを受信することができません。

そのため、BS対応マンションであっても衛星契約を結ぶ必要はなくなります。

地デジ専用テレビは、あまり種類はないのですが、通販サイトなどで探してみるといくつか見つかります。

また、中古品で取り扱われているものもあります。

「絶対にBS放送を見ることはない!」という場合は、地デジ専用テレビを購入してみてはいかがでしょうか。

ただし注意点として、BSチューナーを内蔵したレコーダーなどを所有していると、テレビが地デジ専用であっても衛星契約を結ばなくてはいけなくなります。

レコーダーについても、地デジチューナーのみ内蔵していることを確認してから購入するよう、気をつけましょう。

BSが見られる設備がないのに契約を求められたときの対応方法

もしBSチューナーを内蔵したテレビやレコーダーを持っていないのに、BS対応マンションだからという理由で衛星契約を求められた場合は、どうすれば良いでしょうか。

その場合は、BS放送の受信機器がないため地上契約にしたい旨をNHK職員の方にきちんと説明しましょう。

「頑なにつっぱねて追い返した」「警察に連絡すると言って帰らせた」などという例もインターネット上にありますが、はじめからそのような強硬手段に出るのは得策ではありません。

まずは、BS放送を受信できる機器を持っておらず、放送法で言うところの「NHKの放送を受信できる受信設備が設置されている」状態ではないということを説明してみてください。

また、今後も一切見る予定がないのであれば、そのことを伝えておきましょう。

衛星契約を一度結ぶと、地上契約に変更するのは手間がかかります。

地上契約から衛星契約への変更はインターネット上から手続きができますが、逆の場合はインターネットで受け付けておらず、電話で手続きをしなくてはいけないのです。

BS放送の受信機器を持っていないのに、後で契約変更すれば良いだろうと安易に契約するのはおすすめできません。

BS契約をよりお得にする方法

BS対応マンションでBS放送を受信できる機器を持っている場合は、衛星契約を結びましょう。

このとき、衛星契約をよりお得にする方法があるのでご紹介します。

●お得な支払い方法を選ぶ

先ほど、支払い方法によって受信料が変わってくるとお話ししました。

例えば、振込用紙で支払いをする場合は月額2,280円ですが、口座振替やクレジットカードの場合は月額2,230円になり、少し割引されます。

さらに、1か月ずつ支払うのではなく、まとめて前払いすることで割引が適用されるのです。

口座振替・クレジットカード払いで6か月分を前払いすると12,730円になり、月払いより650円安くなります。

12か月分をまとめて支払えば、24,770円になり、1,990円もお得になります。

また、クレジットカードで支払いをすればポイントが付与されるので、口座振替にするよりも一層お得ですね。

●地上波では見られない番組を楽しむ

せっかく衛星契約を結ぶのであれば、BS放送の番組を見てみてはいかがでしょうか。

地上波では放送していない、少しマニアックな番組や、まったりとした旅番組、スポーツ中継など、様々な番組があります。

今までNHKのBS番組を見たことがなかったという方も、一度見てみると好きな番組が見つかるかもしれません。

BS対応マンションなのにBS放送が映らない場合の原因

BS対応マンションなのにBS放送が映らないということがあるかもしれません。

衛星契約を結んだのにBS放送が映らなくては、困ってしまいますよね。

その際は、以下のようなことが原因として考えられます。

●天候が悪い

悪天候のせいで電波の受信がうまくできないことがあります。

アンテナレベルをチェックし、電波の受信状況を確認してみましょう。

●アンテナの近くに建物などの障害物がある

アンテナの近くにある建物などのせいで、電波の受信が妨げられることもあります。

その場合は、マンションの他の住民もBS放送が見られず困っている可能性があるので、マンションの管理会社などに相談してみると良いでしょう。

●テレビの配線を間違えている

アンテナに問題がない場合、テレビの配線が正しいか確認してみましょう。

壁面にあるBS用の端子から、テレビのBS端子にケーブルを正しくつないでいるでしょうか。

レコーダーを設置する場合は、壁面のBS用端子をレコーダーに接続し、レコーダーとテレビを接続するので、間違えないようにしてください。

BSを見られる設備がある場合は受信契約をしよう

この記事では、BS対応マンションに住む場合の、NHKの衛星契約についてご説明しました。

BSチューナー内蔵のテレビやレコーダーなどがあり、BS放送が見られる状態であれば、衛星契約が必要です。

その場合は、割引率の高い支払い方法を選んだり、BS放送の番組を楽しんだりして、できるだけお得に衛星契約をすると良いでしょう。

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