鍵を部屋に取り付けたい!目的や状況によって鍵を選ぼう!

鍵がついていない部屋に、何らかの理由で後から鍵を取り付けたくなることもあるでしょう。

鍵を取り付けることにより得られることも多くありますが、デメリットも踏まえたうえで鍵の取り付けは考えましょう。

部屋に取り付ける鍵はご自分の目的や状況によって考えてください。

賃貸物件では取り付けられる鍵にも制限がありますので、注意して選びましょう。

「部屋に鍵を取り付けたい」と思う理由は?

部屋に鍵を取り付けたいとい方は多くいますが、その理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

いくつか挙げていきましょう。

〇プライバシーの保護

一緒に暮らしている家族と言っても、ある程度のプライバシーは保ちたいものですよね。

思春期のお子さんがいるご家庭では、なおさら家族に知られたくないことも出てくるのではないでしょうか。

そんなときに、部屋に鍵を取り付けてプライバシーを守りたいと思われるようです。

〇防犯面の強化

現金や通帳などの保管場所として、鍵がかけられる部屋が欲しいという方もいるようです。

玄関に加えて部屋にも鍵をつけることで、二重の防犯効果が期待できます。

〇身の安全を守るため

子供やペットなど自分で危険性を判断できないと、家の中であってもケガをしてしまう恐れがあります。

そのため、部屋の外に鍵を取り付けて、部屋の中を徘徊できないようにしておく必要があります。

それぞれに、部屋に鍵を取り付けたい複雑な理由があると思いますが、取り付ける前にデメリットもあることを知っておきましょう。

デメリットも知ったうえで部屋に鍵を取り付けよう!

様々な理由で部屋に鍵を取り付けることを考えているかと思いますが、実行に移す前にそのデメリットについても知っておきましょう。

デメリットとして考えられるのが、不測の事態が起きたときの危険性です。

もし、小さな子供を部屋で寝かしつけ、鍵をかけておいたとします。

そのまま何事もなく、眠っていてくれればいいですが、万が一体調が悪くなることも考えられます。

子供の異変にすぐに気づければ、大ごとにはならないかもしれません。

しかし、鍵をかけたことで安心してしまい、子供の異変に気付くのが遅れてしまうこともあるのではないでしょうか。

また、鍵を失くしてしまったり、鍵を持っていることを忘れて外出してしまったりすることもあるでしょう。

鍵は身の安全を守ってくれるかもしれませんが、万能ではありません。

そのことを踏まえたうえで、鍵の取り付けを行ってください。

それでは、部屋に取り付ける鍵についていくつかご紹介していきます。

部屋に補助鍵を取り付ける!

部屋に簡易的な鍵を取り付けたいのであれば、補助鍵がおすすめです。

補助鍵であれば、穴を開ける必要が無いので、部屋を傷つけることがありません。

また価格も安く、手軽に取り付けられるので、お試しや一時的に鍵を取り付けたいのであれば、補助鍵を選ぶと良いでしょう。

補助鍵は様々なタイプが販売されています。

ネットショップで補助鍵を検索すると、取り付け場所や方法別に、たくさんの補助鍵を見つけられるのではないでしょうか。

タイプによっては、取り付けが難しいこともありますので、購入の際は条件をしっかりと確認しておきましょう。

まずは、取り付け場所となる部屋のドアが、内開きなのか外開きなのかを確かめます。

そして、補助鍵を部屋の中につけるのか、外につけるのかを考えておきましょう。

さらに、補助鍵の取り付け方法はどれがいいのかを確認してください。

取り付け方法には、引っかけるだけのもの、ネジで固定するもの、粘着テープで固定するものなどがありますので、部屋のドアの形式や傷が残るかなども考慮して選んでください。

ドアノブを鍵付きに交換する!

部屋のドアノブを鍵付きのものに交換するのも方法の一つです。

ドアノブを交換するときに大切なのがサイズ選びです。

一番確実な方法は、交換を検討しているドアノブと同じメーカー、型式のものを選ぶことです。

ドアノブになにか文字の刻印はないでしょうか。

その刻印を頼りにインターネットなどで検索してみてください。

サイズが同じ鍵付きのドアノブが見つかったのであれば、そのドアノブに交換しましょう。

もし、見つからない場合は、自分でドアノブを採寸して鍵付きのものを探す必要があります。

ドアノブの採寸に必要なのは、以下のサイズです。

・ドアの幅の厚さ
・ドア側面についている金具の縦の長さ
・ドア側面についている金具の横の長さ
・ドア側面についている金具を留めてあるビスからビスの長さ
・ドアノブの中心にあたる部分からドアの端までの長さ
・ドアノブの付け根にある丸座の直径

これらのサイズを計測して、同じサイズの鍵付きのドアノブを購入し、ドライバーなどを使って取り付けましょう。

まだある?部屋のドアを鍵付きにする方法

部屋に鍵を取り付けるための方法は他にもまだあります。

先ほど簡易的なドアのカギとして補助鍵をご紹介しました。

この補助鍵は部屋に傷をつけることなく、簡単に設置する方法です。

しかし、簡易的なだけに頑丈さはそれほどありません。

そのため、補助鍵よりも性能の良い鍵を検討したいのであれば、固定式の後付け鍵を取り付けてみてはいかがでしょうか。

後付け鍵はドアノブはそのままに、ドアノブの上などに別途穴をあけて鍵を取り付ける方法です。

穴をあけるための工具を使用するので、慣れていない方にとっては取り付けるのが難しいかもしれません。

また、「穴をあけたもののサイズが合わなかった」ということも起こり得るでしょう。

そのため、取り付けに自信がない場合は、専門の業者に依頼したほうが確実かもしれません。

後付け鍵以外にはドア自体を交換する方法もあります。

この方法もご自分での施工は技術的に難しいと思われますので、専門の業者に相談してみてください。

賃貸物件の部屋では鍵の取り付けに注意が必要!

所有している物件であれば、ご自分の責任のもと部屋に鍵を取り付けられるでしょう。

しかし、お住まいの部屋が賃貸物件であるのなら、取り付けも注意して行う必要があります。

賃貸物件での鍵の取り付けでまず考えなければならないのが、「原状回復義務」です。

借主は退去時に部屋を元の状態に戻さなければならず、賃貸物件では鍵を取り付けるためにドアに穴を開けることはできないのです。

もし穴をあけてしまったとしたら、退去時に修理費用を支払う必要があります。

また、ドアノブを鍵付きのものに交換したいのであれば、元のドアノブを手元に残しておき、退去時に交換しなおさなければなりません。

そのため、賃貸物件でドアに鍵をつけたい場合は、傷をつけずに取り付けられる補助鍵がおすすめです。

補助鍵であれば、施工業者による工事等も必要ありません。

簡易的な補助鍵といっても、鍵としての性能は果たしてくれるはずです。

補助鍵ではなくしっかりとした鍵を取り付けたいのであれば、大家さんや不動産会社に一度相談してみると良いでしょう。

その部屋に合った鍵を見つけよう!

部屋に取り付ける鍵は、シンプルなものから複雑なものまで、さまざまな種類が販売されています。

使用目的や状況に合わせて、どの鍵が今必要なのかを見定めましょう。

ただし、賃貸物件の部屋に取り付ける際は、どの鍵でもいいという訳にはいきません。

退去時に修理費用を請求されることのないように、賃貸物件ではドアに傷がつかない方法を選びましょう。