家賃の支払いで指定の銀行などに家賃を振り込まなければならない場合、振込手数料というものが発生します。
毎月の家賃の支払いがあるように、その度に振込手数料がかかることになるのです。
その振込手数料ですが、支払いは借主側の負担になるのでしょうか、それとも貸主側の負担になるのでしょうか。
家賃の振込手数料の負担についてや、振込手数料を軽減させる方法についてご紹介していきます。
家賃の振込手数料!負担はどちらになるの?
家賃の振込手数料は、家賃を指定の銀行口座などに振り込む際にかかる費用のことです。
家賃以外にも振込手数料を払わなければならないとなると、納得がいかない方も多いのではないでしょうか。
それでは、家賃の振込手数料の負担は借主・貸主どちらになると思いますか?
それは、賃貸借契約書にて確認することができます。
もし、「振込手数料は借主の負担とする」と賃貸借契約書に明記されていれば、家賃と合わせて振込手数料を借主が負担しなければなりません。
一方、「振込手数料は貸主の負担とし、借主は家賃から差し引いた家賃を振り込む」と明記されていれば、振込手数料は貸主の負担となり、振込手数料を家賃から差し引いた分だけの振込で済みます。
できれば振込手数料の負担は貸主側にお願いしたいところですが、基本的には借主が負担することが多いようです。
また、賃貸借契約書に振込手数料のことが明記されていない場合でも、振込手数料は基本的に借主負担となっています。
振込手数料は、借主側が支払うものだと覚えておいたほうが良いでしょう。
家賃の振込をするのに振込手数料の負担を軽減するには?
家賃を銀行振込する際に振込手数料がかかるお話をしてきましたが、その負担額は振込する銀行によって違ってくることをご存知でしょうか。
どうせなら少しでも振込手数料を安くしたいものですよね。
振込手数料の負担額は、無料の場合から800円程度までの場合とあり、大きな差があります。
振込手数料が一番かかってしまうケースは、振込先と違う銀行での振込になります。
他銀行への振込は最大で800円程度かかってしまうのです。
毎月の支払いを考えれば、決して小さくない金額と感じる方も多いことでしょう。
もし振込先の銀行が近くにあるのであれば、そちらで振込をされたほうが負担を軽減できます。
一番良いのは、振込先の銀行で支店も同じところに振り込むことですが、このようなケースはあまりないのが現実です。
直接銀行に行って振込をしたい方は、振込先の銀行で振込をすることがおすすめです。
家賃の振込手数料を負担するなら!振込方法にも注意しよう
家賃の振込をする場合、振込方法に注意すれば、振込手数料の負担を軽減させることができます。
もし、家賃の振込を毎回窓口で行っているなら、すぐに他の振込方法に替えたほうが良いでしょう。
窓口での振込は、他の方法よりも振込手数料の負担額が高くなっているからです。
窓口で行っている振込は、ATMでキャッシュカードを使ったり、現金を使う方法に替えることがおすすめです。
振込手数料が窓口で支払うよりも、ATMなら400円程度、現金でも300円程度は安くなることが多いからです。
前項での内容と合わせて考えると、銀行に行って家賃の振込をする場合
・振込先の銀行での振込
・振込方法はATMでキャッシュカードによる振込
がおすすめだと言えます。
いつも窓口で家賃の振込を行っているような方は、他の振込方法よりも毎月余分な支払いをしていることになります。
営業時間内であればATMの近くで銀行員が案内している場合もありますので、一度ATMでの振込方法を確認されてみてはいかがでしょうか。
インターネットバンキングなら振込手数料をゼロに!
ここまでは、家賃の振込を直接銀行に行くことで、振込手数料の負担を軽減させる方法について確認してきました。
ここからは、家賃の振込を銀行に行くのではなく、パソコンや携帯電話を使って行う方法についてお話ししていきます。
銀行にはインターネットバンキングというものがあり、銀行のATMや窓口に行かなくても自宅などで振込などの手続きができるサービスが受けられます。
銀行なら窓口での手続きは15時までなど決まっていますが、インターネットバンキングなら24時間取引することができることが多いですので、非常に便利ですよ。
インターネットバンキングを開設して家賃の振込をしようとした場合、振込先の銀行のインターネットバンキングであれば、振込手数料が無料であることがほとんどです。
他銀行への振込の場合でも、インターネットバンキングであれば窓口はもちろん、ATMでの振込よりも負担を軽減させることができるでしょう。
インターネットバンキングの開設はインターネット上で行われ、口座があればより簡単に開設することができます。
振込だけでなく、残高照会や入出金の明細の確認ができるのも嬉しいですよね。
銀行に行かなくてもインターネットで振込も行え、しかも振込手数料を少なくすることができるインターネットバンキング、試してみてはいかがでしょう。
振込手数料を考えればネット銀行もおすすめ!
家賃の振込手数料のことを考えると、ネット銀行を開設することもおすすめです。
ネット銀行とは、普通の銀行なら店舗を持っているところ、店舗をもたないインターネット上でのやりとりだけの銀行のことを指します。
インターネットバンキングとどう違うのかを簡単にいうと、銀行の店舗を持っているか持っていないかということです。
インターネットバンキングは、基本的に大手銀行や地方銀行が扱っています。
店舗がある銀行のほうが安心な方などは、インターネットバンキングがおすすめです。
しかし、インターネットでの利用に抵抗がない方は、ぜひネット銀行を利用していただきたいと思います。
ネット銀行は、その多くが大手銀行や大手企業が関わっているため、ネット銀行自体を心配する必要はあまりないようです。
また、ネット銀行はその便利さからかなり普及してきていますので、利用してみるのも一つの方法ですよ。
ネット銀行の魅力は、振込手数料が無料の場合が多いところです。
銀行によって条件はまちまちですが、他行への振込手数料を無料としていることが多いのです。
振込手数料の負担軽減には、ネット銀行もおすすめでしょう。
振込手数料無料!おすすめネット銀行は?
こちらでは、家賃の振込手数料の負担を軽減させるために、振込手数料が無料のおすすめネット銀行をご紹介します。
〇ソニー銀行
振込手数料は、ソニー銀行なら無料で、回数に制限はありません。
他行あてでは、月1回は無料になります。
提携しているATMも多く、出金手数料が月4回までは無料になっています。
〇GMOあおぞらネット銀行
振込手数料は、同行あてなら無料で、回数に制限はありません。
他行あてでは、月1回は無料になります。
提携しているATMはセブン銀行とイオン銀行で、出金手数料は月2回までは無料です。
〇住信SBIネット銀行
振込手数料は同行あてなら無料で、回数に制限はありません。
他行あてでは月1~15回、無料になります。
ただし、回数に関してはスマートプログラムというものでランク付けされ、ランクがアップするほど回数は増えるようです。
提携ATMは5件あり、主なコンビニにあるATMは使えるため便利です。
家賃の振込手数料は無料にできる!
家賃の振込手数料の負担を少しでも軽くする方法をお伝えしてきました。
もし、銀行に行っての振込をされるのであれば、振込先と同一銀行がおすすめです。
また、振込方法は窓口よりもATMでキャッシュカードによる方法が良いでしょう。
インターネットバンキングなら、より振込手数料を安くすることができます。
振込手数料を無料にしたいのであれば、ネット銀行もおすすめです。