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窓のゴムパッキンを取り替える!取り替えの目安や方法は?

2019.9.4

窓は、築年数が経つとガタガタしてきたり、だんだん閉まりが悪くなったりすることがありますよね。

これらのトラブルの多くは、窓ガラス本体ではなく窓のサッシに組み込まれている「ゴムパッキン」の劣化が原因です。

ゴムパッキンは消耗品なので、寿命を迎えた場合には早めに取り替える必要があります。

こちらでは、窓のゴムパッキンの取り替えの目安や、実際の取り替え方法などについてご紹介していきます。

そもそも窓のサッシにゴムパッキンはなぜ必要?

窓は、「板ガラス」とその周りを包み込む窓枠の「サッシ」で作られています。

ゴムパッキンは、この板ガラスとサッシの間に使われていますが、なぜ必要なのでしょうか。

ゴムパッキンには、役割が2つあります。

1つ目は、板ガラスとサッシの密着と固定です。

サッシは、アルミや木材・樹脂など、基本的に硬い素材で作られています。

窓ガラス本体の板ガラスも硬質なため、この2つの素材を密着・固定させるには、ゴムパッキンのような軟らかく密着力のある素材の使用が適しているのです。

2つ目は、窓ガラスが割れないようにするための、緩衝材としての役割です。

ガラスは衝撃に弱い性質を持つため、窓の開け閉めで起こる衝撃や振動を和らげる緩衝材が必要です。

その役割として一役買うのが、ゴムパッキンです。

ゴムパッキンは、衝撃や振動を吸収してガラスが破損するのを防いでくれます。

ガラスと相性がよく窓には欠かせないゴムパッキンですが、使われるゴム材は「グレイジングチャンネル(グレチャン)」や「ビート」などと呼ばれています。

ゴムパッキンを買い求める時の参考として、覚えておくといいですね。

それでは、密着・固定・緩衝材といった大きな役割を持つゴムパッキンは、劣化がみられても取り替えずにそのまま使い続けてしまうと、どのような不具合を生じてしまうのでしょうか。

劣化した窓のゴムパッキンを取り替えないとどうなる?

窓のゴムパッキンには、大きな役割が2つあることをお話ししました。

どちらも、ガラスやサッシが受ける衝撃を緩和させていますが、その分ゴムパッキンが受けるダメージは大きいといえます。

また、ゴムパッキンは衝撃だけでなく、外界からの紫外線や埃、水分や油汚れなどのダメージも受けています。

ゴムパッキンは上記のような原因によってどんどん劣化していくので、思わぬトラブルを招く前に早めに取り替えておくことが必要です。

ゴムパッキンは劣化が進むと、ゴム特有の柔軟性が失われていくため、板ガラスとサッシの密着力が弱まります。

そうなってしまうと、窓にぐらつきが生じたり、板ガラスがサッシからずれて窓が歪んてしまったりすることもあります。

場合によっては、密着力の低下から板ガラスとサッシの固定ネジが外れ、板ガラスが窓から抜け落ちてしまうこともあります。

また、板ガラスとサッシの間に隙間が空くことで「隙間風や雨水が入り込む」「外からの騒音が聞こえてくる」などの原因にもなります。

ゴムパッキンは定期的にチェックし、劣化がみられる場合には速やかに取り替えることをおすすめします。

窓のサッシのゴムパッキンはいつが取り替え時?

それでは、ゴムパッキンの取り替え時の目安は、いつなのでしょうか。

窓のサッシに使われるゴムパッキンの寿命は、一般的に10年程度と言われています。

しかし、ゴムパッキンの寿命は、置かれた環境によって大きく変わります。

年数よりも、ゴムパッキンの状態を見て取り替えることが大切です。

取り替えの目安は、次の2つの事項のチェックして見極めましょう。

●ゴムパッキンの状態チェック

ゴムの劣化のサインは、

・ベタベタする
・ひび割れている
・ちぎれている

などです。

ゴムに弾力性がなく、上記のような変化が見られた場合は取り替え時です。

●ゴムパッキンのカビチェック

窓は、結露などで水滴が溜まることが多く、カビが生えやすい場所の一つです。

発生して間もない表面上のカビは洗剤などで取り除くことが可能ですが、時間が経ちゴムパッキンの奥深くまで根を張ったカビは、表面のみ洗浄しても取り除くことができません。

カビは胞子を飛ばすため、空気を汚染し、アレルギーなど人体にも悪影響を与えます。

カビの中には、ゴムを腐蝕してしまうものもあり、板ガラスとサッシの密着力を弱めてしまうこともあるので、カビ取り剤で拭き取っても落ちない場合は、早めに取り替えることをおすすめします。

窓のゴムパッキンを新しいものに取り替えよう!

窓のゴムパッキンのチェックで、取り替えのサインが確認できた場合は、速やかに新しいものに取り替えましょう。

取り替えを行う場合は、窓の専門業者へ依頼する方法が確実であり一般的ではありますが、自分で取り替えるこもできます。

窓用のゴムパッキンである「グレチャン」は、ホームセンターやネットショップなどで各種販売されており、価格は10mで約1,000~2,000円です。

該当する窓の規格に合ったものを購入すれば、費用をかけずに自分で取り替えることができます。

ただし、素人によるDIYでは「上手くできない」「ガラスが割れてしまった」など失敗の恐れもあります。

板ガラスをサッシから取り外す作業は、意外と難しく複雑です。

専門業者へ依頼する場合、材料費と作業費用で1万円以上の費用が見込まれるので、費用を抑える目的でDIYを試みる方も多いでしょう。

自分で取り替えたい場合には、起こりえるデメリットも承知した上で、十分注意しながらDIYしましょう。

自分でDIY!窓のゴムパッキンを取り替える方法

前項でもお話ししたように、窓のゴムパッキンの取り替えでは割れやすいガラスを扱うので注意が必要です。

それらを踏まえた上で、こちらでは、自分で行うゴムパッキンの取り替え方法についてご説明していきます。

【窓のゴムパッキンの取り替え方法】

●既存のゴムパッキンをしっかり採寸する

規格に合ったゴムパッキンを購入するために、まず既存のゴムパッキンを採寸します。

測る部分は「サッシの溝幅」と「ガラスの厚さ」です。

さらに、板ガラスの周囲の長さから購入するゴムパッキンの長さも算出して購入します。

●窓ガラスを取り外す

窓枠のレールから、窓ガラスを取り外します。

●サッシの「固定ビス」を取り外す

サッシの固定ビスを取り外す時は、そのビスが板ガラスとサッシを固定しているビスであるかどうかしっかり確認してから外しましょう。

固定ビス似たものに「戸車の調整ビス」があります。

こちらを間違えて取り外してしまうと、戸車が正常に動かず、窓の開け閉めに支障が出てしまうので注意してください。

●板ガラスをサッシから取り外す

サッシを分解し、板ガラスを取り外します。

●サッシの溝の汚れを落とす

溝の汚れは、きれいに洗い流し乾かしておきましょう。

●ゴムパッキン(グレチャン)を取り付ける

ゴムパッキンをはめ込む時は、板ガラスの端からでなく、一辺の中央部分から付け始めて一周させ中央部分を合わせた所でカットします。

四つ角は、角に合わせやすくするためにカッターで切り込みを入れ、直角に曲げましょう。

●サッシを元の状態にはめて固定する

新しいゴムパッキンを取り付けた板ガラスに、サッシを元のようにはめ直して完成です。

窓のゴムパッキンの寿命は延ばせる!その方法とは?

これまで、窓のゴムパッキンの取り替え目安や実際の取り替え方法などについてお話ししてきましたが、最後に、窓のゴムパッキンの寿命を延ばす方法をご紹介します。

ゴムパッキンは、年月と共に劣化してきますが、メンテナンスすることで劣化を遅らせることができます。

【ゴムパッキンの寿命を延ばす方法】

●定期的に掃除する

ゴムパッキンの大敵は、埃や水分・油分などです。

サッシのが乾いている場合は、サッシブラシや使い古した歯ブラシなどで、軽い力で埃を払い磨きましょう。

結露で濡れている場合やブラシ後の仕上げには、水で薄めた中性洗剤をしみ込ませた布で拭き上げると効果的です。

洗剤を使った場合は、最後に必ず水拭きしましょう。

洗剤がゴムパッキンに残っていると、劣化を促進してしまう恐れもあるので注意してください。

●カーテンを取り付ける

ゴムパッキンは、紫外線や低温環境に弱い性質を持っています。

薄手のカーテンでも、取り付けることにより直射日光が妨げられ、急激な温度変化も防げるので効果的です。

レースカーテンはできるだけ常時締めておくようにしましょう。

窓のゴムパッキンの取り替えが必要かどうかは状態から判断!

窓がガタガタしたり閉まりが悪くなったりしていたら、それはゴムパッキンの取り替えサインかもしれません。

ゴムパッキンは置かれている環境によって、年月がそれほど経っていなくても劣化が進んでいるが場合があります。

窓を定期的に掃除をしながら、ゴムパッキンの状態もチェックしておきましょう。

取り替えが必要な場合には、専門業者に依頼するか自分でDIYするか、費用やデメリットを考えた上で選択することをおすすめします。

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