効果あり!窓に突っ張り棒を取り付けるだけでできる防犯対策

どのご家庭にも一本はあると思われる、突っ張り棒。

この突っ張り棒、生活の上で万能なことは知られていますが、実は窓の防犯対策にも役立つのです。

この記事では、防犯に適した突っ張り棒の使い方や、その他の防犯グッズも併せてご紹介していきます。

また、特別な工事もなく取り付けができるものばかりなので、賃貸物件にお住いの方でもすぐにご活用していただけます。

窓から侵入されることが多い!?

空き巣や泥棒が入り込む侵入経路として、一番多いのは「窓」だということはご存知でしょうか。

近年をみても、被害にあったおよそ6割が窓からの侵入だったというのです。

侵入方法としましては、窓ガラスを割って侵入するパターンが多い傾向にあります。

1990年の後半あたりまで、浴室やトイレにはブラインド状になった「ルーバー窓」を使われることが多くありました。

ガラリ窓などとも呼ばれ、ハンドルをくるくる回すことで開閉し、人が通れないほどしか隙間が開かないタイプの窓です。

しかし、実はこの窓に付いている細長いガラス板は、一枚一枚簡単に外すことができることから、空き巣や泥棒の被害が続出したとされています。

そのことから、その後新築された住宅には、このルーバー窓を採用することが少なくなりました。

新築の住宅では、ルーバー窓を採用しなくなったとお伝えしましたが、すでにルーバー窓を採用している住宅もあるでしょう。

このような方には、窓への防犯対策をすることをおすすめします。

しかしながら、防犯ですから家中の窓に施さなければ意味はないため、それ相当の出費は避けられません。

そこで、今回のキーワードとなる突っ張り棒を使うことで、コストは一気に抑えられることができ、防犯対策としての効果も期待できます。

防犯に最適!こんな突っ張り棒があった!

空き巣や泥棒は、窓から侵入することが一番多いということがわかりました。

そこで、窓から侵入を試みるときの時間についても注目してみましょう。

実は、侵入を開始してから30秒、長くても3分以内に侵入できなければ、その家に入ることはあきらめるという傾向にあると言われています。

それを踏まえ考えたいのは、やはり窓の防犯を強化し、万が一の時には侵入を手こずらせるということが大切となります。

様々な防犯グッズが販売されていますが、ここでは突っ張り棒にアラームが搭載された商品をご紹介します。

【スギヤス:窓用防犯機器棒deガード】

サイズ:35センチ~52センチ窓用

重量:272グラム

参考価格:1,480円(税込)

設置方法:設置したい場所の窓枠に本体を貼り付け、窓枠と本体の間の伸縮ポールをしっかりと張って取り付けます。

侵入の際に邪魔となり、このポールを外すことで警告音が鳴り響きます。

(警告音は電池を外すか、電池が消耗するまで鳴り続けます)

電池が消耗していないか確認できる動作ランプ付きです。

窓に突っ張り棒を使った簡単防犯対策

トイレやお風呂などの小型の窓であれば、突っ張り棒を何本か取り付けておくことでも、防犯対策には効果があります。

万が一、空き巣や泥棒が窓から侵入しようとしても、さらに突っ張り棒を取り外さなければならないという手間がかかってきます。

また、空き巣や泥棒のほとんどは下見をしてから侵入するといいます。

そのことからも、外から窓を見た時に防犯対策をしているのが見えることで警戒心をアピールできます。

もし、取り付けを考えている窓がすりガラスであっても大丈夫です。

一般の方が見てもそれが防犯対策とわからないかもしれませんが、空き巣や泥棒であればほとんどがその警戒に気付くことでしょう。

まずは、近づかせない、狙われない家を目指して、窓の防犯対策をしていきましょう。

窓に突っ張り棒を使ったアイディア防犯対策

ここでは突っ張り棒を使って、防犯に役立つ簡単な格子窓の作り方をご紹介していきます。

〇用意するもの

・突っ張り棒:2本(窓の縦サイズに合ったもの)
・ワイヤーネット:1枚(窓のサイズに合ったもの)
・結束バンド:数本

①突っ張り棒を2本ともワイヤーネットのサイズに合わせて、窓に対して上下に設置します。

②突っ張り棒とワイヤーネットを、結束バンドで固定します。

(サイズに合わせて、固定する箇所、本数を調整してください)

③再度しっかりと伸縮ポールの張りを確認したら、完成です。

窓のサイズが大きい場合は、突っ張り棒を何本か付け足すと強度を増します。

ワイヤーネットのサイズが窓に合ったものがなかった場合も、枚数を増やしたりしながら、なるべく窓全面を覆えるように調整してみてください。

窓の開け閉めには多少不便を感じるかもしれませんが、窓からの侵入をあきらめさせる効果には期待できます。

また、ワイヤーネットに鈴などの音がなるものを取り付けることもおすすめです。

こちらの材料はすべて100円ショップで購入できる場合もありますので、コストの面でも安心です。

他にもある!窓の防犯におすすめのグッズはコレ!

ここまでご紹介してきた突っ張り棒のアイディアと併せて使うことで、より防犯効果を期待できるおすすめアイテムをご紹介していきます。

【富士パックス:防犯フィルム90 N-2081】

〇サイズ:縦40センチ×横90センチ

〇材質:ポリエステルフィルム

〇入り数:透明2枚入り

〇フィルム厚さ:総厚約206ミクロン

〇フィルム構成:4層

・ハードコート層
・ポリエステルフィルム
・アクリル系粘着層
・ポリエステル保護フィルム

〇透明ガラス専用

〇ゴムヘラと防犯シール付

〇衝撃試験済商品

〇日本製

〇参考価格:3,280円(税込)

この防犯フィルムを窓に貼ることで、簡単にガラスが割れてしまうのを防ぎます。

衝撃試験済なので、安心してお使いいただけます。

空き巣や泥棒は、窓ガラスを割りクレセント錠を開けて侵入することが多いので、このフィルムを貼ることによって侵入を防止しましょう。

取付方法も簡単です。

どんな家が狙われやすいのかをチェックしよう!

「うちには、金目のものはほとんどないから大丈夫!」と思っている方は意外と多いのではないでしょうか。

空き巣や泥棒は、「何を盗むか」ではなく「入りやすく、逃げやすい家」を探していることもあります。

そこで、必ず確認するのが「窓」だということです。

窓から侵入する手口が主流となっていることから、その家の「窓の状態」を見ていきます。

侵入するにはいかに時間をかけないかも空き巣や泥棒には重要となります。

そのため、窓が格子状になっていたり、先述したような突っ張り棒の細工がしてあったり、防犯ガラスや補助錠が施してあったりする家は避ける傾向にありますし、そのような防犯意識があるとわかるだけでも警戒をします。

逆に大した防犯もせず、庭木の手入れを怠っていたりゴミがそのままになっているようなお家は「心の緩み=防犯意識の低さ」と判断することもあります。

もちろん窓だけではなく、玄関からの侵入にも警戒しなければなりません。

ごみ捨てや回覧板を届けに行くだけの「ちょっとそこまで…」の時間でさえも、狙われていることはあります。

実際に、そのわずかな時間で侵入されたという事例も大変多くありますので、ほんの少しの外出でもしっかりと鍵をかける習慣を付けることが大切です。

まずは防犯意識を高めていこう!

決して高い防犯グッズではなくとも、防犯対策できる術はたくさんあります。

まずは、防犯に関する心の意識をしっかりと持ち、空き巣や泥棒に狙われないような家作りを目指してみませんか。

この記事を読み終えて、ご自宅の防犯意識について考えるきっかけにしていただきたいです。