戸建てで新築の家を建てるなら?おすすめな間取りはこれ!

人生で大きな買い物と言えば家の購入です。

戸建ての新築の家は憧れですよね。

もしも、戸建ての家を建てるなら、その間取りは気になるところですが、どのような点をおさえておくと良いのでしょう。

こちらでは、戸建てで新築の家の購入を検討している方向けに、おすすめの間取りや、家族構成を考慮した間取りなどについてお話しします。

間取りについてお悩みの方はぜひお役立てください。

間取り図に使われている記号について知っておこう!

新築戸建ての家についてお話しする前に、間取り図をよりわかりやすくするために、使われるアルファベットや用語についてご説明します。

戸建ての家だけではなく、賃貸物件をお探しの際にも共通して使用されているので、基本としておさらいしていきましょう。

よく使われる住宅用語は以下のようなものがあります。

●LDK

多くの方が目にする略語であるかと思いますが、Lはリビング(居室)、Dはダイニング(食堂)、Kはキッチン(台所)の略語です。

ひと昔前は、リビングとキッチンダイニングは分かれている間取りが多く見られましたが、最近ではLDKといってすべてを一体化させて同じ空間にする間取りが主流です。

●WCLまたはWIC、CL

ウォークインクローゼットを略してWCLまたはWICと略し、クローゼットはCLと略します。

ウォークインクローゼットは、その名の通り歩いて中に入っても十分な広さがある収納のことをさし、クローゼットは中に入るほどではない程度の収納のことをいいます。

これと似たものに、土足で入れるウォークインクローゼットのことを、シューズインクローゼットと呼び、SCLもしくはSIC略すものがあります。

●S、F

サービスルームの略で、窓がないか小窓のついたスペースをさします。

フリールーム、フリースペースともいい、どの場合も居室としては認められないが、納戸や書斎などに使えるスペースのことを指します。

似たようなスペースとして、賃貸物件で多く見られるロフトを略したRFや、目的を限定しないスペースであるDEN(英語でほら穴や巣の意味)もあげられます。

新築の戸建てを建てるなら?おさえておきたいポイントは

新築の戸建ての家を建てるにあたって、間取りを考える上で住人が心地よく過ごせる空間をつくり出すことが大切です。

そのために、おさえておきたいポイントがいくつか考えられます。

●将来的な計画に対応可能なゆとりのある間取り

現在の住人の状況だけ考えて間取りを決めてしまうと、将来的に不便に感じることもあるかもしれません。

例えば、子育て世代であれば家族が増えることも考えられますよね。

そこで、必要最低限の間取りにもう一部屋余裕をもって間取りを考えれば安心と言えます。

また、既に子供が複数いる場合には、子供部屋を広くしておき、幼いうちは一緒の部屋で、成長に伴いその部屋を分けるなどと臨機応変に対応できる間取りもおすすめです。

●採光や風通しを考慮した間取り

採光や風通しは生活していくうえで欠かせない要素です。

例えば、住人が長く過ごすリビングは南や東に配置すると心地よく採光できます。

また、採光と風通しには窓の配置は重要で、窓の数や位置、窓の種類は部屋ごとに適したものが異なります。

したがって、部屋の特性に合わせて窓の大きさや数、位置などを考慮しなければなりません。

●住人の生活動線を考慮した間取り

住人によって使う部屋の頻度は変わりますよね。

間取りを考えるときは、家事を多くする人や家に長くいる人の使い勝手を優先するのがおすすめです。

例えば、水まわりと呼ばれるキッチン、洗面所、洗濯場、トイレなどの水を使用する箇所はできるかぎり近い場所に集めると家事がしやすくなると言います。

さらに、室内用に洗濯物を干すスペースがある間取りが洗濯場の近くにあれば、より便利になります。

新築の戸建てで人気でおすすめの間取り「4LDK」

新築の戸建てで、一番人気のある間取りは4LDKではないでしょうか。

家族構成でモデルとしてよく考えられるのは4人家族を想定しています。

そのため、LDKに4つの部屋のついた間取りが適しているのです。

夫婦2人、子供2人であれば、子供部屋2つに夫婦の寝室、プラス1部屋あれば前項でご紹介した余裕のある間取りと言えるでしょう。

また、夫婦2人子供1人の家族構成でも、家族1人に1つの部屋ができ、個々の過ごしやすい空間を作ることができます。

どちらの家族構成だとしても、子供には1人1部屋想定しておくことがおすすめです。

そのほか、将来的に夫婦の親が住むことになったり、来客用にときどき必要だったりする場合にも対応しやすい便利な間取りと言えます。

子供が多い家族向けの新築戸建ての間取りは?

次に、子供の多い家族向けの、新築戸建ての間取りを考えていきましょう。

子供の人数が多い家族の場合は、可能な限り部屋数を子供に合わせて増やしたいですよね。

夫婦2人子供3人であれば、単純に5LDKといった間取りが一般的かもしれません。

もしも、子供が4人以上の場合は、子供1人に1部屋取るのは広い土地がないと難しいことも考えられます。

かといって、小さなスペースの子供部屋を人数分作っても、将来子供が巣立ったらその小さな空き部屋がうまく活用できませんよね。

そこでライフスタイルに合わせて将来的に臨機応変に対応できるように、可動式の間仕切りを使ったり、子供の性別や年齢別に合わせて、大きめの部屋を分けたりすればより使いやすくなります。

ご家庭によって事情は変わりますが、大人数の家族になるほど家を変化させていくことは必要不可欠になっていきます。

そのため、子供が4人以上の場合は子供部屋を仕切れるように工夫した、5LDK前後の間取りを検討することをおすすめします。

新築の二世帯住宅の戸建てを建てるときに考慮するポイントは

新築の二世帯住宅の場合は、部屋数や間取りを決める前に、どの程度までなら共有できるのか、別にするのかを考慮しなければなりません。

そのため、玄関、キッチン、水まわりはどのようにするか細かく決めてよく話し合っておくと、後々のトラブルを防ぐことにつながります。

二世帯住宅では、以下のようにどこまで共有する部分があるのかがポイントになってくるでしょう。

●完全同居型

住人それぞれに必要な個室を作り、他のキッチンやトイレ、浴室などすべて共有する間取りです。

もしも住人全員の活動時間帯が同じであれば、大家族の生活が楽しめるでしょう。

●部分共有型

玄関や浴室は共有するけども、LDKはそれぞれの世帯に設置して生活空間を分ける間取りです。

世帯ごとの活動時間帯が違うときや、ある程度のプライバシーを保ちたいときにはおすすめです。

共有する部分が多いほど、建築にかかるコストはおさえられます。

●完全分離型

戸建ての二世帯住宅としては、建築コストは最もかかる間取りですが、完全に別世帯となるので最もトラブルが起きにくい間取りかもしれません。

キッチン、浴室、トイレなども全て分けられるので、家事を担う人は気兼ねなく使えます。

また、お互いの水まわり近くに居室を設置しないよう配慮すれば、心地よく過ごせるでしょう。

子供が巣立った夫婦向け!2人で住む新築戸建ての間取りは

最後に、子育てを終えた夫婦向けの間取りを見ていきましょう。

今後住人が増えることが想定されていないので、平屋の新築戸建てにするのがおすすめです。

平屋なら階段の上り下りがないぶん転落や転倒の危険も減り、生活動線がスムーズになります。

2階建ての戸建てよりも、平屋ならコンパクトなのでメンテナンスもしやすく、構造的にも安定していて地震に強いのも利点ですね。

また、平屋は開口部を多く設けると、採光や風通しの面でも大きなメリットを生みます。

おすすめの平屋の間取りは2LDKですが、子供が帰省したときなどに使える部屋をもう1つ加えれば、余裕のある間取りになります。

今後の余生を快適に過ごすために、バリアフリーの設計や、外構にもこだわってみるのも良いでしょう。

戸建ての家は住人に合わせた間取りが大切!

新築で戸建ての家を建てるならば、住人が心地よく過ごすためにじっくり考えなければならないことがたくさんあります。

そして、間取りも快適に過ごすためにはゆとりをもって設計することが大切です。

こちらの記事で、家族構成を想定したおすすめの間取りもご紹介したので、参考程度にプランに組み込んでみていただければ幸いです。