Real Estate And Living Library│不動産と住まいの図書館

Real Estate And Living Library

木造アパートでもペット可の物件!起こり得る騒音などの問題

2020.1.2

近年では、小型の犬や猫を飼う人が増え、「ペット可の賃貸物件を探しているけれどなかなか見つからない…」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、ペット可の物件事情や、木造アパートでもペット可の物件が増えてきている理由、木造物件で動物を飼うと起こり得る騒音などの問題についてお話ししていきます。

「ペットと一緒に暮らせるなら、木造アパートでもいいかな」と考えている方などは、ぜひお読みいただき、参考になさってください。

木造アパートで騒音トラブルが多い理由とは?

木造アパートは、様々な構造の物件のなかでも、特に「騒音トラブルが起こりやすい」と言われています。

しかし、そのような木造アパートにもメリットがいくつかありますので、まずはどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

●通気性、吸湿性が高い

●比較的家賃が安い設定になっている

●コンクリート造のような梁がないため、部屋を広く使える

このように、通気性が高いことがメリットと言える木造アパートですが、通気性が高い分、気密性が低くなります。

そのような理由もあり、コンクリート造などの物件と比べると、音が響きやすくなります。

テレビや話し声、洗濯機や掃除機などの生活音が、隣の部屋や上下階から聞こえやすいことから、木造アパートでは、騒音トラブルが起こりやすくなっています。

そのように、ただでさえ生活音がもれやすい物件のため、後からペット可にすることは難しいと考えられますが、近年では、木造アパートでもペット可に変更するケースも増えてきています。

次章では、ペットの飼育が可能な物件事情についてお話ししていきます。

ペットと住める部屋は少ない?近年のペット可の物件事情

昨今の小型犬や猫などのペットブームもあり、賃貸物件でも、ペット可としている物件は少しずつ増えてきてはいますが、需要に比べるとまだ少ない状況です。

また、あったとしても、初期費用を高めに設定しているケースが多くなっています。

ペット可の物件の初期費用が高い理由としては、犬や猫を飼うことにより、壁や床に爪のあとなどのキズをつくってしまう恐れがあり、退去時の原状回復に多くの費用がかかってしまうことがあります。

しかし、近年では、築年数が長い物件や、駅からの距離があるなどの条件により、入居者が集まりにくくなっている木造アパートなどをペット可の物件として変更し、空室をうめるケースも増えてきています。

そのような物件は、ペット可とするだけではなく、これまで避けられていた外国人の入居や、楽器の不可についても条件をゆるめている傾向が見られます。

ペットを飼っている人にはうれしい状況ですが、もともとペット可向けの物件として造られていない木造アパートなどをそのまま使用した場合、騒音などの起こり得る問題もあることを知っておいたほうがよいでしょう。

木造アパートでペット可にした物件!考えられる騒音などの問題

先述したように、木造アパートでは、コンクリート造の物件と比べて「防音性が低い」とされています。

そのような物件をそのまま対策をせずにペット可とした場合には、起こり得る問題がいくつかあります。

●犬や猫の鳴き声、足音などによる騒音

木造アパートでは、人間の声や足音だけでも音が響きやすく、騒音トラブルが起こりやすい構造となっています。

そのうえで、小型とは言え、動物を飼った場合には、犬や猫の鳴き声や走りまわる足音などで騒がしくなることは目に見えてわかることでしょう。

●動物のフンや尿の臭い

動物を飼うということは、鳴き声だけではなく、フンや尿の臭いの問題も考えられます。

臭いを消すようなトイレの砂などのアイテムも販売されていますが、まったく臭わないようにするのは難しいことでしょう。

湿気の多い時期や風が吹いたときなどには、アパートのなかに臭いが伝わってしまう可能性があります。

ペット可を前提として造られたマンションなどの工夫とは

前章では、木造アパートを後からペット可とした場合に起こり得る問題を取り上げました。

それでは、もともとペットの飼育を許可することを考慮して建てられたコンクリート造などのマンションなどでは、ペットを飼育する人向けにどのような工夫が施されているのでしょうか。

騒音となりやすい、犬や猫などの鳴き声はどこから音がもれるのかというと、「壁や窓から」となります。

そこで、ペットの飼育に備えた物件では、音がもれるのを防ぐ対策として、壁を通常の厚さよりも厚くしています。

その他にも、マンション内だけではなく、近隣の住民にも配慮して、「窓を二重サッシにする」などの工夫もされている場合もあります。

ペットの飼育を許可するマンションなどの物件の賃料が高いのは、そのように、建物自体にも様々な対策がされていることが大きいと言えるでしょう。

そのように、ペットの飼育を前提で造られた物件に住む場合には、動物と一緒でも安心して入居できます。

しかし、たとえペット可であっても、木造アパートでペットを飼うとしたら気をつけておきたいことがありますので、次にご紹介します。

木造アパートでペットを飼うときに気をつけること

「ペット可の物件」とは言っても、すべての人が動物を飼っているともかぎりませんし、もともとペット不可であったために、あえてそこに入居したという人もなかにはいるかもしれません。

ペット可の条件がある物件だとしても、特に木造アパートの場合には、騒音問題などで他の住民に迷惑をかけないように、何らかの配慮をすることをおすすめします。

騒音トラブルを防ぐために、防音対策としてできることには、次のようなことがあります。

●床に防音マットやカーペットを敷く

●防音カーテンをつける

これらのような防音アイテムを使用することも挙げられますが、それとともに、犬などの動物のしつけに関してもできることがあります。

それは、夜中に鳴いたりほえたりして、近隣住人に迷惑をかけないようにするために、昼間のうちに、散歩や運動を十分にさせておくことです。

そうすることで、動物にも、深夜でも飼い主と一緒におとなしく眠っていられるような生活リズムをつくることができるでしょう。

ペット可の物件で騒音に困った場合!正しい対処方法とは

これまで、ペット可の物件に動物と一緒に暮らす場合に、特に木造アパートでは気をつけたほうがよいことなどをご紹介しました。

最後に、自分がペットを飼っている・いないにかぎらず、住んでいる賃貸などの物件で、動物の鳴き声による騒音などの度合いが著しく、生活をしていくうえで困った場合の正しい対処方法をお伝えします。

万が一、他の部屋からの騒音などの問題で悩んだ場合には、直接その部屋の住人にクレームを伝えに行くことは避けましょう。

場合によっては、相手が逆上してトラブルのもととなる恐れもあります。

騒音がひどい部屋に直接クレームを言いに行くのではなく、まずは、その物件の管理会社や大家さんへ相談をしてみましょう。

第三者に入ってもらうことにより、スムーズに話が進み、何らかの対処をしてくれることになりやすいでしょう。

ペット可の条件がある物件でも他の住人に配慮しよう!

ペット可の物件の諸事情がおわかりいただけたでしょうか。

しっかりとペットの飼育向けに造られた物件は、住みやすいかもしれませんが、賃料などは高めとなります。

賃料の比較的安い木造アパートでも、ペット可の条件が付いている物件も増えてきてはいますが、そのような物件で動物と暮らす場合には、ここでご紹介したような対策をすることをおすすめします。

できるかぎり、他の部屋の人に迷惑をかけないように、気をつけましょう。

 - 建物, 構造