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木造のメゾネットは音が響く?ファミリーで住むときの注意点

2019.11.11

メゾネットとは、1つの住戸が2フロアにまたがっており、部屋の中の階段で行き来できるような集合住宅です。

集合住宅ながらも2階建ての戸建て住宅のような作りで、住んでみたいと憧れる方もいらっしゃると思います。

しかし、メゾネット住宅は木造が多く、ファミリーで暮らす際は騒音トラブルに注意が必要です。

今回は、ファミリーでメゾネット住宅に住む場合の注意点をご説明しましょう。

メゾネット住宅がファミリー層に人気の理由

小さい子どものいるご家庭は、生活するうえで近所への騒音に気を使うのではないでしょうか。

子どもが家の中を走り回ったり、大きな声を出したりすると、近所迷惑でないかとハラハラしてしまいますよね。

特に足音は、下の階へダイレクトに伝わってしまいます。

しかし、走らないようにいくら子供に注意しても、なかなか言うことを聞いてはくれないものです。

そこで、下の階への騒音を気にしなくても良くなるのが、メゾネットタイプの住宅です。

メゾネットタイプの場合、部屋が2フロアにまたがっています。

上の階で子どもが遊んでいれば、下の階も自分の家ですから、足音や声が階下に響いて近所迷惑になる心配がなくなるでしょう。

そのため、騒音トラブルを気にするファミリー層にメゾネット住宅は人気があるのです。

とは言え、メゾネット住宅でも騒音の心配を全くしなくて良いというわけではありません。

特に木造のメゾネット住宅の場合は、両隣の家への騒音に注意が必要となるのです。

メゾネット住宅は両隣の家に音が響きやすい?

メゾネット住宅は木造や軽量鉄骨造が多く、どうしても鉄筋コンクリート造のマンションなどと比べると音が響きやすくなってしまい、防音の面であまり優れているとは言えません。

メゾネットタイプとはいえど集合住宅ですから、隣の家と密接な作りになっていることもあり、お互いの生活音が丸聞こえになってしまう可能性もあるでしょう。

話し声が聞こえてしまうとプライバシーに関わりますし、テレビを見たり音楽を聴いたりするときの音量にも気を使いますよね。

他の家の音が聞こえてくるのも、あまり気持ちの良いものではないでしょう。

また、家を空けている時間がわかってしまう可能性があり、不在時を狙って空き巣に入られるなど、防犯面でも不安が残るかもしれません。

もちろん、全ての木造メゾネット住宅でこのように音が筒抜けになってしまうわけではありません。

比較的新しい物件であれば壁に遮音材を使用しているところもあり、そのような物件なら音は響きにくくなります。

とはいえ、木造メゾネット住宅には騒音トラブルが起こりやすい物件も多いということは覚えておきましょう。

木造メゾネット住宅にファミリーで住む際の注意点

ファミリー層にも人気のメゾネットですが、木造メゾネット住宅の場合は隣の家への騒音が問題になりやすいことをご説明しました。

騒音トラブルを避けたければ、できるだけ鉄筋コンクリート造のメゾネット住宅を探すほうがおすすめです。

しかし、そのようなメゾネット住宅は数が少なく、なかなかちょうど良い物件が見つからないかもしれません。

もしファミリーで木造メゾネット住宅に住むことを考えるのであれば、以下のことに注意しましょう。

●他の部屋の住人について確認しておく

同じメゾネット住宅内に、他にどんな世帯が住んでいるのかをあらかじめ確認しておきましょう。

もし他にもファミリーが多ければ、子どもが音を立てるのはお互い様なので、騒音に寛容かもしれません。

一人暮らしや子どものいない夫婦・カップルが多い場合は、騒音に敏感かもしれないため注意が必要です。

●角部屋を探してみる

できるだけ隣の家へ迷惑をかけないようにするには、角部屋を探してみると良いでしょう。

角部屋であれば、他の家と接する壁が少なくなるため、音が伝わる心配も多少減ります。

他の家と接していない部屋を子ども部屋にできればより安心ですね。

また、隣の家の間取りを知っておくことも大事です。

もし子ども部屋と隣の家の寝室が接しているような作りだと、隣の家に迷惑をかけてしまうかもしれません。

夜勤が多い人も木造メゾネット住宅では生活音に注意

ここまでは子どもが音を立てることによる騒音トラブルへの注意について述べてきましたが、夜勤が多いというお父さんお母さんも騒音に注意が必要です。

メゾネット住宅では、1階をリビング、2階を寝室というように分けていれば、夫婦の生活リズムが異なっても過ごしやすいのがメリットです。

しかし、深夜の生活音には注意しなくてはなりません。

夜遅い時間にシャワーを浴びたりトイレを流したりするような水回りの音は、木造メゾネット住宅では特に周りの家へ聞こえやすいものです。

他の住人の睡眠を妨害しないように気をつけなければいけません。

逆に、昼間に寝ている間、周りの家から生活音が聞こえてきて安眠できないという可能性もあります。

夜勤が多い方には、あまり木造メゾネット住宅は向いていないかもしれません。

木造メゾネット住宅でできる防音対策

ここからは、木造メゾネット住宅にファミリーで住む際に、自分でできる防音対策についてご紹介しましょう。

●壁に防音シートを貼る

ホームセンターなどで手に入れられる防音シートを壁に貼ると、部屋の音漏れを軽減できます。

細い「虫ピン」で留められるものや、つっぱり棒を使って固定できるタイプのものなどがあるので、賃貸の場合も使用することができます。

●本棚など背の高い棚を壁際に置く

本棚のように背の高い棚を壁際に置いておくことで、壁に音が伝わるのをさえぎることができます。

本棚にはできるだけ本を詰めておくと、より効果が高まるでしょう。

●遮音カーテンを付けて窓からの音漏れを減らす

カーテンは日差しをさえぎる以外にも、音漏れを減らす機能を持つものもあります。

遮音性に優れたカーテンを窓に付けると、窓からの音漏れを減らすことができます。

レースカーテンを付けて、カーテンを二重にするのも良いでしょう。

●床にラグやカーペットを敷く

床がフローリングの場合は、ラグやカーペットを敷いておくと、足音や振動を吸収してくれます。

ものを落としたときも、落下音が響きにくくなり安心です。

木造メゾネット住宅に住むならご近所付き合いを大切に

ここまで、ファミリーで木造メゾネット住宅に住む場合の部屋の選び方や防音対策についてご説明しましたが、一番大切なのは近所の人たちとの人間関係です。

引っ越したときは、まず近所の人たちへ挨拶をし、子どもがいることや物音を立てるかもしれないことは伝えておくのが良いでしょう。

また、近所の人と顔を合わせたときには、子どもの立てる音が迷惑でないか確認してみたり、気にしているようであれば謝罪したりということも大切です。

全く話したことのない人の家から騒音が聞こえてくると、なんとなく不安になったり、イライラしてしまったりするものです。

しかし、ご近所付き合いを大切にしていれば、多少の物音で騒音トラブルに発展するという可能性は減るでしょう。

騒音トラブルに細心の注意を払って生活しよう

今回は、ファミリーでメゾネット住宅に住む場合の注意点をご説明しました。

メゾネット住宅は、下の階に音が響くのを心配しなくて良いという点で、ファミリー層に人気です。

しかし、木造住宅が多いため、隣の家への騒音は気になるものです。

騒音トラブルになると、最悪の場合は引っ越さなくてはいけなくなるかもしれません。

ファミリーで木造メゾネット住宅に住むのであれば、防音対策をしたり近所の方からの理解を得たりして、騒音トラブルに細心の注意を払うようにしましょう。

 - 建物, 構造