アパートのエアコンが効かない!その原因と対策をご紹介

暑い時期や寒い時期、突然エアコンが効かなくなったら困りますよね。

そんな時はまず、故障かどうかを確認しましょう。

エアコンの効きを良くして故障を防ぐには、日頃のお手入れも大事。

アパートでも、できることは色々あります。

エアコンが効かない時にチェックするポイントや、効率よくエアコンを使う方法をご紹介しますので、参考にしてみてください。

エアコンが効かない時のチェックポイント

①フィルターは汚れていませんか?

フィルターにホコリが詰まっていると風が出にくくなり、冷えにくくなります。

掃除を怠るとカビが繁殖する可能性もあり、エアコンの風にのってカビの菌が部屋中に飛び散ります。
空気中に舞うカビを吸い込んでしまうことになりますので、健康にも良くありません。

電気代がかさむ原因にもなりますので、しっかり掃除をしましょう。

②室外機の環境は適切ですか?

特にアパートの場合は、室外機を設置できる場所が限られていると思います。

室外機が熱くなるとエアコンの効きが悪くなりますので、直射日光が当たらない場所に設置しましょう。

室外機周辺の空気の流れを遮ると、エアコンの効きが悪くなります。
近くになるべくものを置かないようにし、空気の流れを良くすることも大事です。

③冷媒ガスが漏れていませんか?
経年劣化や、取り付けミスなどで冷媒ガスが漏れ、冷媒ガスが不足すると、エアコンが効かない原因になります。

エアコン本体や室外機の高圧パイプに霜がついている場合、冷媒ガスが漏れている可能性がありますので、専門業者に依頼しましょう。

賃貸アパートやマンションに入居している方は、専門業者に依頼する前に、管理会社や大家さんに相談しましょう。

エアコンが効かない!そうなる前に掃除を

エアコンが効かない原因のひとつが、掃除不足です。

エアコンの掃除を自分でやってみたいけど、何から始めたらよいのかわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

簡単ではありますが、自分で掃除する場合の手順をご紹介しますので、参考にしてみてください。

<エアコン掃除の手順>

①エアコンの電源をオフにします。
洗剤が垂れる場合がありますので、エアコンの下にビニールシートを敷いておきます。

②フィルターを外す前に、フィルター周辺やパネル部分に掃除機をかけてホコリを吸い取っておきましょう。
フィルターを外す時に、ホコリが舞うのを防ぐことができます。

③エアコンのカバーを外し、フィルターも外します。
機種によって外し方は異なりますので、取扱説明書を確認してください。

④吹き出し口に洗浄液や洗浄スプレーを吹きかけ、ブラシで汚れを落とします。
洗剤を流すためのスプレーまたは、水で洗い流します。

⑤フィルターに掃除機をかけてホコリを吸い取ります。
フィルター用のスプレーを吹きかけ、時間を置いてから水で洗い流し、しっかり乾かした後、取り付けます。

⑥エアコンを送風にして、中をしっかり乾燥させます。

いかがでしょうか?
意外と簡単と思った方は、ぜひ行なってみてください。

自分で行なうのは、やっぱり大変という方は、専門の業者にお任せしましょう。

ただし、賃貸アパートやマンションに入居している方で専門業者にお願いしたい場合、まずは管理会社や大家さんに相談しましょう。

室外機の汚れもエアコンが効かない要因に?

エアコン本体の掃除をしている方は多いと思いますが、室外機はいかがでしょうか。

先程エアコンが効かない要因のひとつとして、室外機の環境をご紹介しました。

室外機は外に設置されることを前提に設置されているので、基本的にあまり掃除をしなくても大丈夫です。

ただし、室外機の汚れは、性能の低下や故障の原因になることもありますので、ファンに異物が付着していたり、異音がする場合は掃除をしましょう。

汚れがひどくなると熱交換率が悪くなり、電気代が余計にかかってしまうこともあります。

掃除をする際は、ファンが回っている状態ですと怪我をする可能性がありますので、エアコンの電源を切っておきましょう。

外側の汚れは、上から水を掛けたり、固く絞った雑巾で拭くなどし、内側の汚れはブラシや掃除機で優しく掃除をします。

賃貸アパートやマンションに入居している方は、専門業者に依頼したい場合、エアコン本体と同様、まずは管理会社や大家さんに相談しましょう。

アパートのエアコン室外機の騒音対策

室外機の騒音、気になりませんか?

特に、アパートに入居している方は、放っておくとご近所とのトラブルにもなりかねません。
気になったら早めに対処しましょう。

室外機の騒音の原因は主に以下が考えられます。
・室外機の位置に問題がある
・室外機にホコリや異物が詰まっている
・室外機の部品が劣化している

室外機が壁に囲まれた狭い場所など、反響しやすい場所に設置されていると音が大きくなってしまいます。

できるだけ近くに物がなく、部屋や隣の家から離れた場所に設置しましょう。

アパートの場合、室外機の場所を動かすのは難しいと思いますが、防振ゴムなどを使用することで騒音を小さくすることができます。

防音グッズはホームセンターなどで買えますので、簡単に対策ができますね。

室外機にホコリや異物が詰まっていたら掃除をしましょう。
騒音だけでなく、エアコンが効かない要因にもなります。

自分で掃除が難しい場合や部品の劣化で修理が必要な場合は、管理会社や大家さんに相談しましょう。

アパートのエアコンが故障!費用負担は誰?

最近の賃貸アパートはエアコン完備の物件が多いです。

設備が故障した場合の費用負担については、まず賃貸契約書と重要事項説明書を確認しましょう。

誰が修理費用を負担するのかについては、特約事項のスペースに書かれていることが多いです。

負担者について書かれていない場合は、「エアコンが設備なのかどうか」を確認しましょう。

「設備」の場合、エアコンがあることを前提に入居をしたので、修理費用を負担するのは貸主です。

ただし、入居者が故意に壊した場合、当然修理費は自己負担になります。
通常、過失がなく普通に使用していて故障した場合は、貸主が負担することになっています。

修理だけでなく、備え付けのエアコンが効かない、古くなったなどの理由で買い替えを希望の場合も、事前に管理会社や大家さんに連絡をしましょう。

「設備」ではなく、前の入居者が残していった残置物がある場合があります。

そのため、修理費だけでなく撤去費用なども入居者負担になることが多いので、入居前に確認しておいた方がよいでしょう。

アパートでもできる!エアコン効率アップ術

エアコンが効かないと思って、せっかくエアコンを掃除したり修理をしても、使い方や環境次第で効率や電気代は変わります。

部屋の中に熱や冷気を取り込んだり逃したりするのは窓です。

窓ガラスを断熱ガラスにすると断熱性は上がりますが、賃貸住宅では簡単に窓を取り替えることはできませんよね。

そこで、アパートでも実践できる、エアコンの効率を上げて、節電ができる方法をご紹介します。

エアコンは、設定温度になるまでの間が一番電気を使います。

最初から弱運転にすると設定温度に達するまでに時間がかかるので、効率の良い自動運転にしましょう。

暑い時期、外から帰って熱気を感じた場合は、窓を開けて空気を出し、サーキュレーターなどで空気を循環させましょう。

少しでも室内の温度を下げておくことで、設定温度になるまでの時間を短縮することができます。

部屋が暑くなる主な原因は、太陽の熱です。

遮熱カーテンは太陽の熱を反射するので、通常のカーテンより、部屋の温度上昇を抑える効果が期待できます。

逆に寒い時期は、断熱シートや断熱フィルムを窓貼ると外からの冷たい空気を防ぐことができます。

厚手のカーテンを閉めておくと、さらに断熱効果が上がります。

冷房も暖房もこまめにオン・オフをすると負荷がかかり電気代もかかるので、少しの外出であれば、つけぱなしの方が節電になります。

エアコンが効かない時は、原因ごとに対処を

アパートのエアコンが効かないと言っても、その原因は様々です。

自分で対処できることもありますが、修理の場合費用がかかり、故障の原因によって、誰が修理費用を負担するかは異なります。

まずは、管理会社や大家さんに相談しましょう。

お手入れや修理が終わったら、ひと工夫するだけで、より快適に過ごすことや節電ができます。

まずは、できることから始めてみてはいかがでしょうか。