夜に洗濯機を使いたい!何時までなら迷惑が掛からない?

働いている単身世帯の場合、どうしても洗濯は帰宅してから行います。

そこで気になるのは、帰宅した夜に洗濯機を使いたい場合、何時までなら問題が起きないかという点でしょう。

実際問題として、深夜に洗濯機を動したために近所トラブルが発生しています。

タイマーを使って、自分の帰宅時間に終了するようにセットしたとしても、予定通り帰れる保証はないので、できれば在宅中に使いたいものです。

洗濯機とは、そんなに大きな音がするのでしょうか?

洗濯機の音量の変化

洗濯機の音というのは、そんなにうるさく感じるものでしょうか。

新品や高品質の製品はとても音が静かであり、メーカー発表では50db前後とされています。

この音量は、マンションタイプの住居であれば防げる音量ではあります。

しかし、洗濯機は時間と共に振動によるパッキンやネジなどの緩みが生じるため、多くの製品はその音が次第に大きくなっていきます。

自分は常に使っているので音が大きくなっても気が付きにくいですが、周囲の住人はその変化を敏感に感じ取っています。

そのため、ある程度までは我慢出来ても、それが永久には続いてくれません。

一般的に、夜に洗濯機を動かしてもいいとされているのは、何時までなのでしょうか。

明確な規定はありませんが、夜であれば午後8時までが標準とされています。

それまででしたら洗濯機の音が大きくなっていても我慢できるようですが、今は仕事の多様化から帰宅時間が遅い人も多くいます。

室内で元から洗濯機を置く設備があれば振動も軽減され、音もそれほど大きくないような感じがしますが、実際はどうなのでしょうか?

室内に設置できる場合の夜に洗濯機を使えるのは何時まで?

最近の住宅には、室内に洗濯機を置く場所として洗濯パンが設置されています。

これは、洗濯機の排水が床にこぼれないようにするためのものであり、多少の防音効果は期待できますが、対策が万全とまではいきません。

室内に設置すると、その振動がダイレクトに床に伝わってしまうので、そのためにテレビなどの音量よりも響いてしまうのです。

床に直置きするのであれば、夜に洗濯機が使えるのは何時までかというと、やはり夜の8時くらいが妥当なところです。

しかし、ちょっと工夫するだけで、音や振動を効果的に減らせるものがあります。

それは、洗濯機の足の部分に敷く防音ゴムや防音マットです。

これは、洗濯機がドラムを回転する際に振動して動くのを軽減してくれるもので、洗濯機が横ブレなどで起こす音を抑えてくれます。

値段はいろいろありますが、セットで1,000円程度のものは高い効果があります。

このクラスのものは、振動を以前の半分程度まで軽減してくれるので、相当に静かになるのは期待できます。

洗濯機は、モーター音よりも洗濯をしているときのドラムの回転する音が大きいので、この製品を使えば少しくらい遅い時間でも気にならなくなるでしょう。

ベランダで夜に洗濯機を使えるのは何時までなの?

洗濯機を置く設備が室内にない場合があります。

ワンルームで室内空間が広くないと、洗濯機の設置スペースが確保できないため、ベランダに水道設備を完備して、そこに置くようになっているタイプがあります。

ベランダだから、それほど音で近所迷惑にはならないと考えるかもしれませんが、ベランダに置く方が、周囲の人には音が大きく聞こえてしまいます。

マンションタイプは、玄関や窓からの音が、壁や天井の音より響きます。

それは、扉や窓には隙間というものがあるためであり、完全に密閉されていない以上、音は伝わりやすくなってしまいます。

それなのに、夜遅くに洗濯機を動かしたら何時であっても、うるさく感じるでしょう。

ベランダに洗濯機を置くのなら、室内に置く以上に気をつけなければいけません。

帰宅が遅くなって洗濯物があるとしたら、それはタイマーによって翌日に行うか、時間に余裕があるときにまとめて行うようにしましょう。

ベランダにある洗濯機を動かすと、周囲にはあなたが使っていると判断できます。

防音ゴムや防音シートも、屋外にあると劣化が激しく、耐久性が落ちます。

ベランダに置く場合は、特に使用する時間に気を付けなければならないでしょう。

地域性によって違う!夜に洗濯機を使えるのは何時までなのか?

一般的に、洗濯機は夜8時以降は使用するのを控えた方が良いとご説明しましたが、何時まで使えるのかは、住んでいる地域の特色によって違ってきます。

都心部や繁華街のように、遅くまで起きてる人が多かったり周囲がうるさい場所では、夜に洗濯機を動かせる時間は、少しくらい遅くても大丈夫でしょう。

その逆に、閑静な住宅街はもっと早くなります。

周囲が静かなので、音が思いのほか響くからです。

これが、集合住宅ではなく周囲の家と密接していない一戸建て住宅なら、音が直接響かないので、少し遅くなっても使えるでしょう。

反対に、都心部でも夜になると人口が減る場所では、遅くなったら使わない方が良いでしょう。

また、集合住宅でも居住者の多くが遅くまで起きているようなところでは、その居住者の生活サイクルに合わせて洗濯機を遅くなっても動かせます。

土地勘があってもなくても、それまでと違う場所に移り住んだのなら、最初に地域の特色と周囲の人の動きを観察していた方が良いでしょう。

直ぐには分からないでしょうが、一定期間いたら自然と分かっていくものです。

居住タイプ別の夜に洗濯機を使えるのは何時まで?

建物はその製造方法によって五段階に分かれています。

・鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC造)
・鉄筋コンクリート造(RC造)
・気泡コンクリート造(ALC造)
・鉄骨造(S造)
・木造(W造)

この中で、SRC造とRC造で壁や床の厚みが200mm以上なら、ほとんど何も聞こえません。

名称に「マンション」とあれば、壁や床の厚みは150mm以上なので、夜に洗濯機を使う程度であれば何時までといった心配はあまりいらないでしょう。

この構造は、賃貸借契約書の建物の構造の欄に記載してあるので確認できます。

ただこのSRC造とRC造以外では防音性に大きな開きがあり、ALC造はコンクリートとあります。

その中に気泡が入っているのでとても軽く、遮音材がないと木造より少しいい程度になってしまいます。

木造アパートに居住している人、は音が筒抜けと考えてもいいくらいであり、夜の遅い時間に洗濯機を使うのは避けるべきです。

建物は、見た目だけでは内部構造が分かりにくいので、どんな構造の建物なのか把握しておかなければ、後で揉めるだけです。

夜に洗濯機を使いたい場合はできるだけ早い時間に

やはり、人間には個人差があるので、一般的な基準だけで対応すると、中にはその基準に当てはまらない人もいます。

そのために、洗濯をするのは常に早めに行うというのを心がけ、自分で夜は何時までしか使わないという決まりを持つと良いでしょう。

その時間が過ぎた場合、洗濯は翌日に回したり、休みの日にまとめるようにしましょう。

どうしても洗いたいときは、手を使ってもみ洗いをするのもひとつの方法です。

やり方は、いつも使用している洗剤をバケツなどに水で溶かし、その水溶液を衣類に含ませてもみ荒いするだけです。

汚れの落ち方は洗濯機よりは低いですが、それでも満足のいく程度までは落ちます。

後は、風呂場などですすいで絞ればいいので、気になるような音はしません。

ただし、手で絞るのでどうしても脱水効果が低くなるため、水滴が滴っても良い場所で干してください。

夜に洗濯機を何時まで使うかは周囲のことを考えて判断しよう

洗濯は、毎日行う家事のひとつには間違いありませんが、食事などとは違って絶対に今日しなければいけないわけではありません。

確かに洗濯物を溜めるといい気持ちにはなりませんが、そのために近所トラブルになっては困ります。

最近は、水を使わないタイプの洗濯機も開発され、その音と振動の対策は着実に進んでいます。

ただ、そういった洗濯機はまだ高額なので簡単には手が出せないでしょう。

しかし工夫次第で安価な価格で音や振動を軽減するグッズが売られているのです。

どうしたら周囲に迷惑がかからないか考える習慣をつけておけば、自ずといい方向に進んでいくものです。