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家賃6万円で余裕のある生活をするには手取りがいくら必要?

2019.2.26

アパートやマンションの家賃は、一度契約を結ぶと、住み続ける限り、その金額を支払い続けなければなりません。

毎月支払わなければいけないのですから、手取り収入に見合った家賃の物件を選ぶ必要があります。

具体的に、どのように決めれば良いのでしょうか。

6万円の家賃を基準にして、お話していきます。

適正な家賃は手取りから考える

自分の収入から考えて、適正な家賃がどのくらいになるのかを考えてみましょう。

月々の家賃の支払いは、負担にならない金額を目指します。

一般的に、家賃は月収の1/3に抑えるものと言われています。

例えば、18万円の月収であれば、6万円ですよね。

しかし、この目安に従って家賃を決めてしまうと、支払いが大変に感じる人が多いと思います。

家賃の支払いに苦しまないために、家計のやりくりから、家賃を決めていくことが大切です。

家賃は月収の1/3と先ほどお話しましたが、この「月収」は、単純に給与明細に記載されている金額ではありません。

実際に銀行に振り込まれるのは、社会保険料や税金を差し引かれた金額ですよね。

いわゆる、手取りと言われる金額です。

家賃を決める際には、この手取り金額の中で、やりくりすることを考える必要があります。

月収18万円であったとしても、実際に銀行に振り込まれるのは、15万円程度になるでしょう。

そうなると、15万円でのやりくりを考えます。

15万円の1/3は5万円です。

先ほどの月収18万円で出た家賃6万円と、「1万円」も家賃の差額が出てしまいました。

家賃は毎月の出費になりますので、1万円の差は大きいものです。

実際の家計のやりくりは、手取り金額で行わなければなりません。

ですので、手取り収入を基準にして、家賃やその他の費用を計算していくようにしましょう。

家賃6万円は高い?安い?

家賃は、家計に占める割合が高すぎると、生活を苦しくしてしまいます。

手取り金額に占める家賃の割合は、同じ家賃6万円だったとしても、手取り18万円の人にとっては30%ですし、手取り30万円の人にとっては20%です。

同じ金額でも、収入によっては高かったり、安かったりします。

貯蓄・家賃・生活費と、ゆとりをもって生活するためにも、大きな固定費である家賃は、しっかり考えて決めなければなりません。

貯蓄や生活をゆとりあるものにするために、家賃は手取りの30%以下を目指しましょう。

しかし、実際に部屋探しをすると、新築に住みたい、広さが欲しいなど、欲が出てきますよね。

「家賃は6万円まで」と決めていても、住みたい物件が7万円だったとしたら、1万円くらいなら頑張れると思ってしまいがちです。

しかし、家賃は固定費です。

毎月、必ず払わなければなりません。

給料が減った、バイトができなくなったなど、収入に変化があっても待ってくれません。

「なんとなく」「だいたい」という気持ちで家賃を決めてしまうと、後で自分が困ることになります。

自分の支払える家賃の額は、しっかり計算しておきましょう。

手取りの30%が6万円でも適正な家賃ではない!

それでは、具体的に例を挙げてみましょう。

家賃を手取り収入の30%以下にするのであれば、手取り20万円で6万円までですね。

しかし、これは目安にしてください。

実際には、生活水準や家族構成によって、月々に掛かる生活費は変わります。

生活費は、食費・日用品・レジャー費などのことです。

手取り20万円で、生活費が12万円掛かっているとすると、残りは8万円です。

水道光熱費1万5千円、通信費と保険料で3万円とすると、残りは3万5千円です。

6万円の家賃を払うと、2万5千円の赤字になります。

このように、手取り収入の30%の家賃にしても、実際には赤字になってしまうことがあります。

そのため、だいたい払えそうというアバウトな計算ではなく、実際に負担できる家賃の金額を、しっかりと計算しておく必要があります。

家賃6万円で余裕のある生活をするには

余裕をもって生活するためには、家賃の目安を手取り収入の25%くらいに抑えておくのがおすすめです。

特に、一人暮らしをする場合は、家賃が生活費を圧迫しがちです。

手取り収入の30%を家賃に充ててしまうと、自由に使えるお金や貯蓄に、お金が回らなくなります。

家賃6万円払うには、手取り収入が23万円程度必要と考えておきましょう。

生活費のモデルは、このようになります。

・家賃 6万円
・水道光熱費 1万5千円
・食費 3万円
・日用品 3万円
・レジャー費 3万円
・通信費 1万5千円

合計18万円

これであれば、毎月の貯蓄額が5万円程度は確保できます。

生活費にもゆとりがあり、苦しい生活になるというわけでもありません。

ゆとりのある生活を保つために、ボーナスがあったとしても、それは生活費に入れないようにしましょう。

予定外の出費のために、貯蓄に回しておいたほうが良いですよ。

家賃は固定費!節約するなら見直そう

手取り収入から家賃の金額を割り出して決めることは、簡単ではありません。

それは収入だけでなく、家族構成やライフステージによっても変化するからです。

できることなら、安く抑えておくことをおすすめします。

6万円の家賃を毎月払うと、年間で72万円です。

72万円は大金です。

手取り収入から計算した家賃額が6万円だったとしても、さらに安い家賃の物件に住めば、その分、ほかのところに使えます。

例えば、趣味にかけるお金や旅行代です。

家計のやりくりを見直す際に大切なのは、固定費の見直しと言われています。

日々のお買い物によって、金額が変わる変動費で節約しようとすると、毎日のことなので、だんだんとストレスになっていきます。

毎日小さな金額を節約するよりも、月々の固定費(家賃や保険料)を見直したほうが、ストレスなく節約ができるのです。

そういった意味で、家賃を低くするというのは、固定費の大きな削減になります。

不動産屋で物件を探す際には、希望の家賃をはじめに聞かれます。

「6万円くらいまで」と伝えると、5万8千円~6万5千円くらいまで、6万円に近い物件ばかり紹介されます。

ですから、はじめは希望の家賃を低めに設定しておきましょう。

安くて希望に合った物件が見つかるかもしれませんよ。

家賃をできるだけ安くしたい、と不動産屋に相談しておくことも大切ですよ。

手取りの30%ならOKというわけではない

これまでにお話してきたことをまとめますと、家賃は手取り収入の30%を上限として、考えておくことが大切です。

また、収入における家賃の割合は、ライフステージによっても変化することを覚えておきましょう。

・一人暮らし
・夫婦二人
・子どもがいる家族

それぞれライフスタイルが異なりますし、生活費の比重が変わります。

同じ6万円の家賃を払うのでも、交通の利便性を求めるのか、居住空間の広さを求めるのかで、大きく違いますよね。

お金を貯めやすい夫婦二人の時期に、家賃を20%~25%程度に抑えて、余ったお金を貯蓄に回しておくと、その後の生活にゆとりが生まれます。

また、固定費を見直すと、支出の大きな削減になるとお話しましたね。

大きな固定費である家賃は、改善しようと思っても、すぐに実行に移すことが難しい部分です。

そのため、住まいを決める際に、生活に負担を掛けない家賃をじっくりと検討することが、とても重要です。

手取りの30%であればOKと考えるのではなく、30%は上限と考えます。

できるだけ家賃を抑えるようにすれば、ゆとりのある生活を送ることができるはずです。

家賃は無理なく払える金額にする

自分の手取り収入から、無理なく払える家賃の金額を知っておくことは大切です。

家賃が払えない、生活費が足りない、ということにならないように、しっかりと生活を設計していきましょう。

家賃は、生活費の中では大きな支出です。

低く抑えられるときに抑えておくと、将来ライフスタイルが変わったときにも、ゆとりのある生活を送ることができますよ。

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