悩む間取り!階段下の有効活用にはトイレや収納がいい!?

家を新築するとなって、一番悩むのが間取りでしょう。

その人それぞれの生活スタイルによって、間取りは大きく変わってきます。

その間取りの中で今回着目するのが「階段下」の空間についてです。

階段下の空間を有効活用するために、トイレや収納を造る人も多いでしょう。

ここでは、トイレや収納だけではなく階段下の空間を活用するためのアイデアをご提案していきます。

間取りでムダな空間は作りたくない!

家を建てる際には、よっぽどの大きい土地ではない限り、家を建てられるスペースは限定されています。

ですから、実際に間取りを決めるとなったら、ムダな空間は少しでも作りたくないですよね。

二階建て以上のお宅であれば、どうしても階段下に空間ができてしまいます。

その空間、誰もが有効活用したいと考えるのではないでしょうか。

この考えは今に始まっていることではなく、数十年前に建てられた家でも同様のことがいえます。

ご自分の実家や、友人の実家などを思い出してみてください。

二階建てのたいていのお宅の階段下が、なにもない空間のままではなく、トイレや収納ではありませんか?

この考えは現代にも続いているものですが、今はなにも階段下の空間がトイレや収納だけではなくなってきているのです。

それでは、階段下の空間についてさらに掘り下げてまいりましょう。

間取り上空間が!階段下にはやっぱりトイレがいい?

間取りを決めていく際に、どうしても空間ができてしまう階段下。

そこにトイレを配置することは、もはや一般的だともいえます。

しかし、階段下にトイレを配置するときは、天井の高さに注意が必要です。

なぜなら、階段下の空間の奥部分は階段の下段の方にあたるので、天井が低くなってしまうためです。

階段下の空間をトイレにしようとする場合、設計上あまりにも天井が低くなってしまいそうなら、なんらかの対応が必要です。

例えば、天井が低い部分は、トイレットペーパーなどを入れておく収納スペースにするなどです。

階段下にトイレを配置することは空間を有効活用する意味ではとてもいいのですが、階段下の空間をトイレにしない方がいいケースもあります。

それは、家族で身長が高い人がいる場合や、来客が多い場合などです。

階段下の空間は、先ほど解説しましたようにたいてい天井が低いです。

そのため、家族で身長が高い人がいればトイレに出入りしづらくなってしまうのでおすすめできないのです。

また、階段下の空間にトイレを造ろうとすると、スペースをそこまで広くとることはできません。

ですから、来客が多くてトイレに重点を置きたい場合やトイレのスペースを広くゆったりととりたい場合は、階段下の空間にトイレは造らない方がいいでしょう。

階段下にはトイレではなく収納がいい?

階段下にできてしまう空間にトイレを造ることも多いですが、収納スペースにしてしまう方も多いです。

階段下に収納スペースがあるだけで、掃除道具がしまえたり、雑多なものが収納してしまえたりと何かと便利なものです。

階段下に収納スペースを造る場合、間取りや階段がどのような形状をしているかによって収納スペースの使い方も変わってきます。

具体的にご説明していきましょう。

まず、間取り上、階段がUの字の形状になっているケースです。

この場合、奥行きがある階段下収納になることが多いです。

奥行きがあると、長いものは収納しやすいものの、奥のものがとり出しづらくなってしまうので少々使いにくい印象があります。

また、階段下の空間は天井が低いので、それとあいまってさらに使いにくく感じてしまうかもしれません。

しかし、間取り上どうしても奥行きの深さは変えられないということであれば、使い方に工夫をすればいいでしょう。

奥行きがある階段下収納の使い方のポイントとしては、通路を作るということです。

通路があれば、奥に収納しているものもなんなくとることができます。

反対に通路がなく、奥から順番にどんどん物を入れてしまうと、奥のものはずっと日の目を見ないということにもなります。

間取りによって階段下収納はかなり使いやすい!?

奥行きがある階段下収納は、工夫をしないと使いづらい点がどうしても出てきてしまいます。

しかし、間取りによって階段下収納がかなり使いやすい場合もあるのです。

それは、階段下収納の入口に対して横に使用できるケースです。

先ほど解説した階段下収納の場合は入口に対して縦に使用するため、奥行きがあり使いづらさがどうしても出てしまいます。

しかし、入口に対して横であれば、奥行きがそこまでないのでとても使いやすくなるのです。

間取り上では、階段が曲がっていなくてまっすぐ二階にかかっているパターンになるでしょう。

天井が低いことには変わりありませんが、階段の段差に合わせて棚を造るとさらに使いやすくなります。

階段を造るとどうしてもできてしまう階段下の空間ですが、そこをトイレや収納にしてしまうことで空間を無駄にすることなく活用できます。

しかし、階段下の活用方法はそれだけじゃないのです。

それでは、次項でご紹介していきましょう。

階段下の空間活用はトイレや収納だけじゃない!

階段下の空間を、トイレや収納にする方は比較的多いでしょう。

しかし、階段下の空間活用方法はそれだけじゃないのです。

例えば、階段近くに洗面所がある場合はどうでしょう。

この場合、階段下の空間に洗濯機を配置してしまうのも一つのアイデアです。

また、間取りが吹き抜けの天井になっている場合、冬などは足元が寒く感じることも多いです。

このような場合はリビング階段であることが多いでしょうから、階段下の空間に置き型エアコンを設置するというのもいいかもしれません。

さらに、階段下をあえてオープンにするという間取りも最近人気です。

「それだと空間を活用できないのでは?」と感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、オープンにすることによって、観葉植物や大きい花器を置いてお花を飾ったりなど、オシャレなスペースに演出することができるのです。

自分の好きな物を飾ることは、心にゆとりができることにもつながりますよね。

階段下の空間活用はアイデア次第!

階段下の空間は、アイデア次第でどんなことにも使えます。

階段下の空間を、トイレや収納にしてしまうという考えに固執してしまうともったいないのかもしれません。

もう少し、階段下の空間活用アイデアをご紹介していきましょう。

もしも、本がお好きな方であれば、階段下の空間を本棚にしてしまうのはいかがでしょう。

本はそこまで広さがなくてもしまうことができ、階段の段差があったとしても不便には思わないでしょう。

また、間取り上、どうしても書斎を造ることができなかった場合であれば、階段下の空間を書斎にしてしまうのもいいですよ。

階段の段差のところを棚にするとこまごましたものも収納できますし、空間自体がこじんまりしているので、案外落ち着いて作業することができるかもしれません。

さらに、来客用の手洗い場にすることもアイデアの一つです。

階段下の空間であればコンパクトな空間なので、低コストで手洗い場を造ることができるでしょう。

このように、階段下の空間は、住む人のアイデア次第でどうにでも工夫することができるのです。

階段下の空間を有効活用しよう

間取り上、どうしてもできてしまう階段下の空間。

家のスペースには限りがあるので、有効活用したいものです。

階段下の空間はなにもトイレや収納だけではなく、アイデア次第でさまざまなことに活用することができます。
自分の生活スタイルを振り返り、限りあるスペースを有効活用しましょう!