玄関のインターホンが鳴らないと、来客や宅配便などが来ても気づくのが遅れてしまいますよね。
それが何度も続くようでは、来ていただいたお客様にも申し訳ない気持ちになってしまうでしょう。
インターホンの音が鳴らなくなってしまうのは、いくつかの原因があります。
その原因とあわせて対処方法もご紹介していきますので、インターホンの調子が悪いなと思ったらこの記事を読んでみてください。
玄関のインターホンの音が鳴らないと起きるトラブル
玄関のインターホンの音が鳴らないと、どのようなトラブルが起きるのでしょう。
例えば、大事な郵便物や宅配便など、本人の印鑑やサインが必要なケースは受け取りが遅れてしまいます。
その場合、再配達を依頼するなどし、自分で郵便局や配送業者まで受け取りにいかなければない場面が出てきてしまうかもしれません。
また、大切な友人が家へ遊びに来た時などはどうでしょう。
インターホンが壊れて鳴らないために出迎えるのが遅くなり、気分を悪くさせてしまうことも考えられます。
このようなトラブルを防ぐためにも、インターホンの故障を見つけたら、そのままの状態で放っておかずに修理や交換を行いましょう。
これから、インターホンの音が鳴らない原因とその対処方法についていくつかご紹介していきます。
それぞれの原因に合った対処方法を知り、日常生活の不便さから抜け出しましょう。
インターホンの音量設定を確認しよう!
玄関のインターホンの音が鳴らないと感じたら、最初に音量の設定が小さくなっていないかを確認してみましょう。
どこかのタイミングでインターホンの音量設定を消したまま、戻し忘れているということはありませんか。
または、何かの拍子に音量の設定を小さくしてしまったのかもしれません。
自分では覚えていなくても音量の設定が変更されていることがありますので、まずは音量がいくつになっているかを確かめてみてください。
モニター付きのインターホンならば画面で音量の設定を行いましょう。
モニターが付いていないときは、インターホンの側面に音量を調節できる場所があると思いますので、その部分を操作して音量を調節してください。
意外に簡単な理由でインターホンが鳴らなくなっていることもありますので、焦って修理業者に頼むのではなく、まずは自分でできる対処方法を試してみましょう。
玄関のインターホンが鳴らないのは電池が原因?
「音量は適切なはずなのにインターホンの音が鳴らない」というケースの場合は、電池の残量が無くなっているのかもしれません。
長期間にわたってインターホンを使っている場合、電池が切れている可能性が高いです。
電池が使われているのは親機と子機の二箇所です。
家の中についているものが親機で、玄関についているものが子機になります。
家の中が広い場合や、二階以上のお宅の場合は室内子機がついているケースもあります。
そのため、親機・子機・室内子機すべてで電池が切れていないかを確認してみてください。
また、電池を交換したばかりなのにインターホンの音が鳴らない場合は、電池の入れ間違いかもしれません。
プラスとマイナスの向きがきちんと合っているかを確認して、もう一度入れなおしてみてください。
もし、それでもインターホンの音が鳴らない場合は、インターホンが故障していることが考えられます。
インターホンが故障しているときの対処方法については後ほどご紹介しますので、そちらを参考にしてみてください。
インターホンの音が鳴らない!本体の故障を疑おう!
インターホンの音量も電池も直したのに、まだ問題が解決しない場合はインターホン本体の寿命や故障が考えられます。
インターホンの寿命は一般の住宅で約10年、アパートやマンションなどの集合住宅では約15年といわれています。
そのため、この期間が過ぎたらインターホン本体の経年劣化による寿命ということになりますので、修理するのではなく新しいインターホンに交換するのがおすすめです。
もし、10~15年前のインターホンの修理をお願いするとしても、修理業者が古い機種の交換部品を用意できないことも多いです。
また、修理できたとしても、他の部分が劣化により使えなくなってしまうこともありますので、できれば交換を検討するようにしてください。
インターホン本体が新しく、家の中にある親機か、玄関についている子機のどちらかの調子が悪い場合は、片方の交換で済む場合があります。
しかし、どちらにしてもインターホン本体の故障の場合は、ご自分での判断が難しいです。
ときには、インターホンの配線が故障しているケースもありますので、自己判断ではなく専門の業者に判断を仰ぎましょう。
玄関のインターホンが故障したらどうすればいいの?
玄関のインターホンの音が鳴らないなどの故障を発見したら、専門の業者に修理や交換をお願いしましょう。
ご自分の持ち家の場合は直接専門の業者へ連絡し、修理内容や交換費用の相談をしてください。
インターホンの修理だけで済む場合は、約5,000~10,000円ほどの修理費用になります。
もし、全体的に交換が必要な場合は、インターホン本体の代金のほかに、工事費として約2~6万ほどがかかります。
交換の際にインターホンをチャイム式からモニター式に変更する場合、配線工事も必要になるので約5~6万ほどの費用になります。
多額の費用が必要になるインターホンの修理や交換ですが、メーカーの保証期間内であれば、負担がなくなるかもしれません。
新しいインターホンなのに故障してしまった場合は、メーカーでの保証を受けられる可能性が高いので、保証内容を一度確認してみましょう。
アパートやマンションなど、賃貸の住居でインターホンが故障した場合、まずは管理会社や大家さんに連絡してみましょう。
賃貸の物件ではインターホンは共有物となります。
勝手に修理や交換を行うことはできませんので、管理会社や大家さんから専門の業者へ修理を依頼してもらうようにお願いしてください。
費用は管理費の中から支払われるので、ご自分での負担はないはずです。
インターホンの交換はどれを選ぶ?
インターホンを交換する際に、どのタイプのインターホンを選べばいいのか悩むこともありますよね。
これから、いくつかインターホンの種類をご紹介しますので、ご自分の目的に合わせて選んでみてください。
●インターホン
チャイム・マイク・スピーカーだけがついたシンプルなタイプです。
「インターホンは音だけ聞こえればいい」「インターホンの交換に費用をかけたくない」という方はこのタイプがおすすめです。
●モニター付きインターホン
モニターに来訪者の映像が映るタイプのインターホンです。
誰が来たのかを確認できるので、訪問販売などの押し売りを避けるときなどに役立ちます。
●ワイヤレスインターホン
モニター付きインターホンに、ワイヤレス機能がついたタイプがワイヤレスインターホンです。
どこにいても対応ができるので、2階や3階にいるときでも焦って1階まで下りてくる必要がありません。
●セキュリティ機能付きインターホン
こちらはモニター付きインターホンに、セキュリティ機能がついたインターホンになります。
窓や玄関のドアから不審者が侵入した際に、通報してくれるシステムを追加で搭載することができます。
インターホンの交換は専門の修理業者に任せよう!
玄関のインターホンの音が鳴らなくなってしまったら、まずは音量や電池を確認してみましょう。
音量や電池に問題が無いのに、インターホンの不具合が治らない場合は、本体の故障が考えられます。
インターホンの修理や交換には専門の知識が必要ですので、できれば専門の業者へお願いするようにしましょう。
インターホンにはいくつか種類がありますので、交換の際は用途に合ったインターホンを選んでください。