窓には、採光や換気などの役割がありますが、インテリアの要素としても重要です。
窓の位置や大きさなどは、部屋の印象に大きな影響を与えます。
特別な装飾を手に入れるのではなく、DIYによってもっとおしゃれな空間にできます。
ちょっとしたスペースを作り小物を置くことでも違いがあるので、有効に活用する方法をご紹介します。
窓にDIYで簡単な棚を作りインテリアのアクセントに
DIYで窓を飾ることで、費用を抑えつつ、加工の工程も楽しみながら自分の好みのインテリアを作り出すことができます。
賃貸住宅の場合、原状回復の面でどうしても制限がかかりますが、釘などを使わずに固定することで窓枠を傷めずにおしゃれな窓にすることができます。
また、面積の小さな出窓などでも、ディスプレイ棚があればインテリアにアクセントをつけられるでしょう。
安価に手に入るようになった突っ張り棒を利用すると、傷をつけることなく加工ができます。
2本の突っ張り棒を窓枠に対して横向きで並行に取り付けて、棚の台に変えていきます。
突っ張り棒の上に、軽量でカッターナイフでも加工ができるバルサ材をコの字に加工して乗せれば、簡単なインテリア棚ができあがります。
木工ボンドで接着できるため、材料費も抑えられます。
バルサ材は塗装も簡単なので、窓枠の色に合わせてみるのもいいですし、もっと目立つようにカラフルなカラーにしてみるのもいいでしょう。
突っ張り棒を使う方法は手軽にできて応用も効くため、DIYにとって活用の方法がいろいろ出てくる便利な材料です。
引っ越すときや別の砲口に変えたいときも、取り外しが簡単で、原状回復できるところもいいでしょう。
キッチンの窓にDIYで変化を与える
DIYは、プロとは違い時間がかかりますが、作り上げる作業は楽しいものです。
理想とするインテリアを自分でひとつずつ作るのですから、完成したときはより実感が湧くでしょう。
日当たりが良い窓なら、植物を置いてみるだけで空間にアクセントが作れます。
色も重要な要素となるため、日あたりの良さに合わせて植物の緑で統一してみると違和感も覚えません。
窓の外にどんな風景が見えるかによっても違いが出てきます。
キッチンの窓は小さい面積にとどめられていることが多く、わずかに外が見える程度もあるでしょう。
なにも見えないと思わず、少しでも見えるものを背景にして彩ることを考え、窓枠にインテリア小物を置くだけで雰囲気が変わります。
キッチンに必要のないものでも、背景と合わせてみるだけで違いが出てくるからです。
また、物を置けるような棚がない時には、突っ張り棒を使って小物棚を作るのもDIYで簡単にできます。
窓枠の奥行にあった板を用意し、棚にしたい高さに2枚カットして突っ張り棒で固定します。
この板の上に窓の幅に合わせた板を乗せれば、釘も使わない簡単な棚が完成です。
板を縦にして台座代わりにすることで、突っ張り棒だけではできなかった重さにも耐えられることから、キッチンの窓の活用に幅が出ます。
あまりに長くなると横板がたわんでしまうため注意が必要ですが、手軽に新しい棚が作れるのは大きいでしょう。
窓にカーテンや目隠しフィルムでインテリアに変化を
DIYでは、手軽な加工方法で窓にアクセントを作り出すこともできます。
インテリアとして考えれば、大きな面積を持つ窓は、重要な要素です。
同じように面積の大きな壁は、クロスを張り替えたり簡単に色やデザインの変更をしたりできません。
しかし、窓はカーテンを取り付けることで、雰囲気を大幅に変えられます。
小さなスリット窓など、カーテンレールも取り付けられていないことが良くありますがこれもDIYで解決できるポイントです。
カーテンレールを取りつけたくても寸法が特殊だったり、取り付けに壁を加工したりと問題も多く出てきます。
突っ張り棒をカーテンレール代わりにすると、好きな布をカーテンにして取り付けられます。
カーテンにする布も突っ張り棒に通せれば、何でも利用できることから、縦長に作られているのれんを加工するのもいいでしょう。
おしゃれな壁紙を垂らしてみるのもインテリアのアクセントになります。
もちろん、大きな窓でも突っ張り棒が届けばできるため、応用の幅は広いでしょう。
突っ張り棒に丸カンを通しておけば、カーテンクリップを使う方法も取れます。
カーテンだけではなく、窓のガラスに市販されている目隠しフィルムを貼るのも変化をつけられる方法です。
目隠しフィルムには、プライバシー保護を目的としていますが、半透明できらきらと反射して光るようなものもあります。
種類も増えてきており、カッターナイフなどで好きなかたちにも加工できるため、特別な道具も使わずにインテリアにアクセントを与えるでしょう。
はがせばもとに戻ることから、賃貸住宅でも安心です。
カーテンと同様に光をコントロールしてアクセントになるため、手軽なDIYとしておすすめできます。
窓のDIYに使える角差しや電動ドライバー
窓のDIYは自分の思っているインテリア像を実現できる楽しさがあります。
DIYで材料の加工もしていかなければいけませんが、そのための道具も必です。
現在では安価な道具も手に入るようになり、選択の幅はかなり広がりました。
木材を加工するならのこぎりが必要ですし、寸法を正確に測るためには、メジャーもなければいけません。
そこで用意しておくと便利なのが、寸法を出すための角差しです。
これは、簡単に直角を測れる便利な道具です。
角差しはDIYで作り上げるコツとして大切な正確な採寸と加工ができる道具です。
寸法を測り、板などに加工のための線を打てる大事な相棒になるでしょう。
ホームセンターでも安価で手に入るため、1本用意しておくとDIYの幅は広がります。
少々高価なものとしては、電動工具もあると便利です。
電動ドライバーは、ネジを締めるために使われますが、取り付け部のチャックさえ合えば、ドリルもつけられるため、ネジを打つ前の下穴をあけられる道具になります。
下穴があけられると、ネジを打っても板が割れることを防げるからです。
もっと高機能なインパクトドライバーなら、ボルトを締めたりもできますが、値段はかなり上がりますので、どこまでやりたいのかで考えるといいでしょう。
安価でDIYの幅を広げられるサービス
DIYでは、さまざまな加工をしなければいけません。
道具をそろえることも大切ですが、それだけで高額になってしまうでしょう。
1回だけ使って、他に使い道がないものもでてきます。
ホームセンターでは、DIYをフォローするために、有料で材料の加工をしてくれるサービスが増えました。
特に大きな価値があるのは木材のカットをしてくれるサービスです。
理想のインテリアを目指して窓枠を作ろうとしても、木材は寸法が狂うとガタが出てしまいます。
いびつな状態になると、不安感をあおるインテリアになってしまうでしょう。
仕上がりにも影響するカットも、ホームセンターであれば大きな据え付けの電動工具を使ってカットしてくれるのです。
専門の店員がついているところも増え、安心して加工を依頼できるようになりました。
1カットあたりで料金設定されているところが多く、うまく利用できればとても安価に仕上がります。
安価にあげるためにも正確な図面を作って寸法を出すことが必要ですが、ホームセンターで相談しながら作ることもできるようになりました。
工作室を貸してくれるところもあり、ビスや釘といった消耗品を購入していけば、電動工具を借りて自分で加工することもできるためDIYにはありがたいサービスでしょう。
フェイク窓をDIYしてインテリアのアクセントに!
窓のインテリアは、空間を大きく彩ります。
こんなところに窓があれば、もっと開放感が生まれると思うこともあるでしょう。
DIYの良いところは、自分の理想を作れるところにあります。
壁に穴をあけて窓を作るというのは現実的ではありませんが、フェイク窓を作りインテリアのアクセントにする方法もあるのです。
古い建材も売られるようになり、ガラスの入った古い窓枠を手に入れると、大きな役に立ちます。
窓枠を塗装して壁になじむカラーにしたうえで、スプレーで市販されているクリアの艶消し塗料をガラスに吹き替え、後ろに好みの風景画や写真を配置しましょう。
これを壁にぴったりと置くだけで、まるで窓があるかのように変えられます。
プロがおこなう手法ですが、窓枠さえ手に入れば、閉鎖的な空間にアクセントがつけられる方法です。
間接照明で飾ったり、ステンドガラスにしてみたりするだけでも雰囲気が大きく変わります。
賃貸住宅でも、固定しないように配置すれば、あとから問題も出ません。
発想次第でDIYなら窓自体も生み出せるといえるでしょう。
楽しみながら窓を理想のインテリアに導けるDIY
窓をDIYで加工することで、楽しみながら理想のインテリアを作っていけます。
費用を抑えながら進められるのもメリットでしょう。
加工もホームセンターを利用すると、道具の購入もせずにできることが増えていきます。
古い建材の利用で思いもよらない窓という大事な要素を作り出せるのです。
発想次第でインテリアに広がりを作り出せるのですから、窓に変化をつけてみましょう。