100均で購入できる窓用のストッパーを使ったことはありますか?
窓をしっかり防犯したい時や、窓や網戸を開けてしまう小さな子供の危険回避、ペットのイタズラ対策など、さまざまなシチュエーションで窓用のストッパーは効果を発揮します。
安く賢く対策できる100均グッズのストッパーは魅力的なアイテムです。
こちらでは、窓のロックやストッパーとして使える、評判のよい100均商品の使用方法やその働きをご紹介していきます。
100均の窓用ストッパーにはどんな商品がある?
窓に使える100均のストッパーは、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、窓サッシの内側の、レールの溝に取り付けるタイプの商品です。
ツマミを回すと開く2枚の板状の金具をレールに固定し、窓の滑りを邪魔して開かないようにする仕組みのストッパーです。
レールの幅に合わせてツマミで調整して設置することができます。
サッシや窓枠のよって取り付けができない場合もありますが、約28mm~42mmの範囲で幅の調整が可能です。
2つ目は、窓に使えるといっても、主に「網戸」のストッパーとして用いられる商品です。
網戸枠の側面に両面テープで取り付けるタイプで、本体の金具を動かして三角形なるようにセットします。
セットして作られた三角形の出っ張りがつっかえとなり、網戸が開かなくなる仕組みのストッパーです。
この2種類のストッパーは、どのような時に役立つのでしょうか。
次項では、それぞれのストッパーの働きご紹介していきます。
こんな時に役立つ!100均のレールに取り付ける窓用ストッパー
前項でご紹介した100均のストッパーのうち、まずレールに取り付けるタイプについて、その働きをご紹介します。
レールに取り付けるタイプの窓用ストッパーは、「サッシ用補助錠」として販売されており、本来の用途は「防犯用」です。
長期の旅行や帰省時などの留守中は、防犯対策を強化しておきたいものですよね。
鍵の施錠だけでなく、このストッパーを取り付けておくと、窓を簡単には開けることができなくなります。
侵入が簡単にできないよう工夫しておくと、空き巣に心理的負担をかけられるため、防犯に役立つといわれています。
レールに取り付ける100均商品のストッパーには、取り付けが窓の上部専用のタイプと、上下どちらも取り付け可能なタイプがあります。
窓用ストッパーは、上に取り付ける方が侵入者に発見されにくく防犯効果が高まりますが、100均商品ならば価格も手頃なので、上下2個使用での設置がおすすめです。
カラーも、窓枠の色に合わせやすいブラックやシルバーなどが販売されているので目立たせず使用できます。
このストッパーには、他にも役立つ使い方があります。
それは、窓を好きな幅に開けたまま固定したい時などに使う方法です。
換気のために少しだけ窓を開けておきたい時など、窓に鍵をかけることが出来ないため、ペットや小さなお子さんが自分でその隙間を大きく開けて外に出てしまうことがあります。
このようなペットの脱走や、小さなお子さんの窓からの落下防止などにも、レールに取り付けるストッパーは有効です。
網戸のロックに役立つ100均のストッパー
続いてもう一方の、100均で購入できる網戸に取り付けるタイプのストッパーをご紹介します。
網戸ストッパーとして100均で販売されている商品で、本来の用途は「事故防止用」です。
換気のために窓を開けて、網戸にしておきたいことありますよね。
網戸には鍵がかけられないため、小さなお子さんでも簡単に開けることができてしまいます。
小さなお子さんが勝手に外へ出てしまったり、窓から転落してしまったりすることを防ぐことができるのが、この網戸ストッパーです。
網戸ストッパーは、小さなお子さんの事故防止用だけでなく、ペットの脱走防止や泥棒避けにも役立ちます。
網戸は、猫などのペットにも意外と簡単に開けられてしまうものです。
その対策としてストッパーを付けておけば、イタズラ防止に役立ちます。
また、網戸の状態は、空き巣などに狙われやすい環境です。
ストッパーで網戸が簡単に開かないようにしておくことで、諦めて逃げていく可能性があります。
予想外の事態や時間がかかる事態に空き巣は弱いので、泥棒避けにも役立ちます。
しかし、ストッパーでは完全な防犯にはならないので気を付けましょう。
レールに取り付ける100均ストッパーの効果的な取り付け方
窓や網戸に使える100均商品のストッパーの効果をいろいろとご紹介してきましたが、実際にストッパーを取り付ける場合、どのように設置すればよいのでしょうか。
ここでは、レールに取り付ける窓用ストッパーと網戸ストッパーの、効果的な取り付け方をご説明します。
まず、レールに取り付けるの窓用ストッパーですが、前にもお話ししたように、ツマミを回して2枚の金具の幅を調整し、サッシのレールに固定して取り付けます。
工具や接着剤など他のアイテムを使うことなく取り付けらるので簡単です。
賃貸物件など、傷や汚れを付けたくない窓にもおすすめです。
完全に窓を閉じて防犯に使用する場合、取り付け場所は、鍵の付いているサッシの真上と真下に近い場所に取り付けましょう。
窓を少し開けた状態で使用する場合は、窓の隙間から腕を伸ばしても届かない場所に取り付けるようにすると防犯に効果的です。
サッシのレールに埃やゴミが溜まっている場合は、キレイに取り除き、2枚の金具がレール部分にしっかり密着するようにしましょう。
しっかり固定したいからとツマミを回して閉めすぎると、サッシや窓枠に負担がかかるので加減は必要です。
100均の網戸ストッパーの効果的な取り付け方
次に、網戸ストッパーの効果的な取り付け方をご説明します。
網戸ストッパーは、ストッパー金具の裏面にあらかじめ付けられている両面テープで、網戸側面に貼り付けます。
両面テープは取り付けが簡単ですが、取り付け部分が汚れていると粘着力が弱まり簡単に剥がれてしまうことがあります。
取り付ける際は、貼る部分の埃や汚れ、油分などをキレイに拭き取ってから設置しましょう。
また、両面テープの場合、貼り跡が残ってしまう事があるので、気になる時は網戸枠に養生テープを貼ってから取り付けると安心です。
養生テープは、ストッパーを取り付ける部分に広範囲に貼っておくと、剥がれにくく長持ちします。
網戸ストッパーの取り付け場所は、網戸をきちんと閉めた時の窓枠と網戸枠との境目に設置します。
取り付けは、網戸枠の上部にすると小さいお子さんやペットの手が届くことなく、解除される心配がありません。
ただ、こちらも100均で購入できるので、可能ならば上下2個使用の設置をおすすめします。
100均商品以外の窓用ストッパー!100均商品との違いはどこ?
これまで、100均商品の窓用・網戸用ストッパーについてお話ししてきましたが、ホームセンターやネット通販では、値段の高い商品も販売されています。
それらのストッパーは100均商品とどのような違いがあるのでしょうか。
100均以外の窓用ストッパーも、レールに取り付けるタイプや網戸ストッパーと同じタイプのものが多く、形状は基本的に同じです。
ただ、より高度な機能が備わっているものが多いです。
例えば、レールに取り付けるタイプのストッパーでは、ツマミ部分に鍵穴があり鍵を差し込まないと回せない商品があります。
また、ツマミで調整した後、鍵でロックがかけられるものなど、簡単には外れにくい仕組みがプラスされ、高い機能が施されています。
網戸ストッパーと同じタイプのものにも、鍵付きのものがあります。
また、網戸ストッパーと同じ仕組みで、引き違い窓のストッパーにも使用できる、強度の高い商品もあります。
よりしっかりした対策を望む場合は、ホームセンターやネット通販で販売しているストッパーを検討するとよいでしょう。
100均商品のストッパーでも、防犯や危険回避に充分役立てる事ができるので、他商品と自身で比較して、希望に合ったものを見つけてみて下さいね。
まずは100均窓用ストッパーでその効果を体験しよう!
窓用のストッパーは、防犯や小さな子供の危険回避、ペットのイタズラ防止など、さまざまな場面で活躍します。
ちょっとした手間と工夫ですが、大きな安心感を得ることができますよね。
窓用のストッパーは、100均だけでなくホームセンターやネット通販などでも多数販売されていますが、まず手始めにお手頃な100均商品のストッパーから試してみてはいかがでしょうか。
手頃な値段ながら、重宝することと思います。