大きな道路に面した家や線路沿いや車通りが多い道のそばに住んでいる方は、外の音に悩まされているということも多いのではないでしょうか。
一度気になるとずっと気になってしまい、騒音として感じるようになります。
窓を閉めていてもどうしても気になってしまい、ストレスになることもあります。
そんなお悩みの解決アイテムとして、窓の隙間テープを使用することが出来ます。
隙間テープで防音対策する方法を今回ご紹介させていただきます。
窓の隙間テープはどのように使用するものなのか
隙間テープはどのように使用するものなのかをご存知でしょうか。
本来、隙間テープは防音対策として使用するものではありません。
窓やドアの隙間を埋めるためのテープなので、隙間風を防ぐことを目的に使用されています。
窓のサッシに隙間テープを貼ることで、外からの冷気が中に入ってきにくくなります。
また、サッシ部分に隙間テープを貼ることにより、お部屋の中の温度を保つことが出来るので、電気代の節約にもなります。
100均やホームセンターなどにも販売されており、簡単にご自身で防寒対策が出来るアイテムとして活用されています。
隙間テープと聞くと、隙間を埋めるだけのテープや防寒対策に使用するものと思い込んでしまっている方も多いでしょう。
しかし、近年この隙間テープは防寒対策だけでなく、防音対策にも使用出来るようです。
窓の隙間テープで防音対策が出来る理由は?
一般的に防寒対策として使用されている窓の隙間テープが、なぜ防音対策としても使用が出来るのでしょうか。
窓から空気が入ってくる際、外の音も空気と一緒にお部屋に入ってきてしまいます。
線路が家の近くにある場合や、車通りの多い場所などは、近隣の音が一緒に入ってきてしまうのです。
しかし、窓の隙間を塞ぐことで、音が入ってくるのを防ぐことが出来ます。
空気の入り口を塞ぐので、一緒に入ってくる音も聞こえにくくなります。
この隙間テープのみで完璧に音を塞ぐことは難しいですが、騒音を軽減することが出来るのです。
また、逆に家の中の音が外に漏れることも防げます。
家の中の音、外からの音の防音対策を一緒にすることが出来るのでとても便利です。
窓だけではなくドアにも使用出来ますので、ドアにも使用すれば防音対策としてはもっと効果が期待出来ます。
防音対策をしよう!隙間テープの選び方とは?
窓に貼る隙間テープは、近年ホームセンターだけではなく100均でも販売されています。
100均でも豊富な種類の隙間テープが販売されており、防音効果も期待できるので十分活用出来ます。
選び方ですが、まず重要なのは隙間テープの厚さです。
様々な種類の隙間テープがあると思いますが、防音対策の効果を高めるためには、窓の隙間に合わせて適切な厚さの隙間テープを購入しましょう。
厚さが薄いと隙間がうまく埋まらず、逆に厚すぎると窓がうまく閉まらなくなります。
窓の隙間の厚さを、事前に計測しておくことをおすすめします。
また、色も茶色や黒のものがありますので、窓に合わせて購入しましょう。
窓の隙間部分だけ違う色にしてしまうと、目立ってしまいます。
テープの素材ですが、出来るだけはがしやすいものにしたほうがいいでしょう。
はがれにくいとテープ跡が残ってしまう場合があるので、はがしやすそうな素材のものを選ぶことをおすすめします。
また、最近では防音専用の隙間テープも市販されるようになりました。
防音専用の隙間テープはインターネットなどで簡単かつ安価に購入でき、材質がラバーなので騒音を吸着しやすく、防音効果に期待ができます。
しっかりと防音対策をされたい方は専門業者が施工してくれることもあるので、一度調べてみてはいかがでしょうか。
防音対策として隙間テープを窓に貼ってみよう!
実際に防音対策として、隙間テープを窓に貼っていく方法をご説明します。
防寒対策の場合は、隙間の空いているサッシ部分に貼ることをお伝えしましたが、防音対策の場合は窓枠の戸当たり部分に貼ります。
用途により貼る位置が異なるので注意しましょう。
まず貼る前は、隙間テープを貼る部分を綺麗に掃除します。
掃除をしておかないと汚れてはがれてきてしまう場合があるので、事前に必ず掃除をし、貼る部分を綺麗にしておいて下さい。
掃除をした後に、窓枠の戸当たり部分に上から下へ隙間テープを貼っていきます。
貼る前にサイズを計測しカットしておくと、綺麗に貼ることが出来ます。
サイズを合わせたら一気に貼っていきます。
どうしても届かず貼りにくい場合は先にカットせず、上から徐々に貼りつけていき、最後にカットするといいかと思います。
綺麗に貼ることが出来たら完成です。
しっかりと、上から取れないよう貼りつけていきましょう。
窓に隙間テープを張る際の注意点
窓の防音対策として隙間テープを使用する際、注意する点があります。
まずは、しっかりと窓のサイズに合わせて隙間テープを貼っていくことです。
初めにもお伝えしましたが、隙間テープの厚さによってはドアが閉まらない場合や薄すぎる際には効果が期待出来ません。
また、きちんと窓にあった長さで貼り付けましょう。
次に注意すべき点として、お手入れに関してですが、隙間テープは時間が経つにつれ必ず劣化をしていきます。
劣化し始めると効果が薄れることがあるので、汚れたり劣化をしている場合はすぐに交換をしましょう。
交換の際、うまく剥がれない時がありますが、その際はシール剥がしスプレーなどをかけ外して下さい。
他にも、お酢を使用し剥がしていく方法や、ドライヤーを使用し剥がすことも出来ます。
また、給気口を隙間テープで塞ぐのはやめましょう。
給気口は換気をよくし、健康被害を予防するために設置されています。
ですから、隙間テープを貼ることのないようにしましょう。
窓の防音対策以外にも様々な面で活躍する隙間テープ
ここまで隙間テープを使用しての防音対策をご紹介してきましたが、隙間テープには他にも様々な使用方法があります。
まずは最初にお伝えした防寒対策です。
窓のサッシ部分に貼りつけて隙間を塞ぐことで、外からの冷たい風をお部屋に入りにくくさせたり、暖かい空気を外に出しにくくし、お部屋の温度を保たりすることが出来ます。
また、窓だけでなく、ドアにも使用できます。
防音対策や防寒対策で窓やドアに隙間テープを貼ることで、同時に虫の侵入も防ぐことが出来ます。
さらに、キッチンやコンロ付近、床下収納などの隙間に使用し、お掃除を楽にすることも出来ます。
ちょっとした隙間にほこりや汚れが溜まってしまい、お掃除をしようとした時にはなかなか落ちなかったり、お掃除しずらかったりといったことを防げるでしょう。
このように隙間テープは防音対策だけでなく、様々な面で活躍できる便利グッズでもあるのです。
例えば、窓の防音対策に使用し余ってしまった場合など、他の使用方法を参考にお試ししてみてはいかがでしょうか。
窓の防音対策を便利な隙間テープで試してみましょう
窓の隙間テープはホームセンターや100均などでも簡単に手に入りますし、貼り付けも簡単です。
コスパもいいですし、張替えに大掛かりな作業はありませんので、簡単に自分で防音対策が出来ます。
一度貼り付けると頻繁には交換する必要はないので、ズボラな方やそういった作業が苦手な方でも取り組めます。
ぜひ隙間テープを使用して、窓の防音対策をお試してみてはいかがでしょうか。