アパートの一階は狙われる?防犯グッズで対策しよう!

空き巣や強盗に遭うことは決して他人事ではなく、いつどこで誰が狙われるか分かりません。

警察が認識しているだけでも、一日で100件以上もの被害が報告されています。

とくに、アパートの一階に住んでいるかたは、狙われやすいといわれています。

賃貸物件でも可能な、防犯グッズをご紹介しますので、防犯対策をしていきましょう。

アパート住まいでもできる!狙われやすい窓の防犯グッズ

持ち家でないアパートなどの賃貸物件では、部屋を借りる条件として、原状回復義務が生じます。

原状回復義務とは、現在の住まいから引っ越しをする際、借りたときと同じ状態で部屋を明け渡さなければいけないというものです。

このような条件があるため、壁に穴を開けたり鍵の交換を勝手に行ってしまうと、明け渡す際に多額の請求がのしかかってきます。

余計な出費をかけないため、穴を開けたり、鍵を交換しなくてもできる防犯対策をしていきましょう。

はじめにご紹介する防犯グッズは、窓用の補助錠です。

窓サッシ用補助ロックなどとも、呼ばれています。

空き巣や強盗の被害状況を見ると、一番多いのは窓からの侵入です。

ベランダに出る窓や部屋の窓、お風呂場の窓など、人が侵入できる窓のサイズであれば狙われてしまいます。

また、「うちは一階に住んでいないから大丈夫」というものでもありません。

高層階の窓であっても、犯罪者は侵入するまでの計画を密かに立てています。

窓に一つの鍵がかかっているより、二つの鍵がかかっているほうが、侵入することに手こずりますよね。

手こずることを嫌う犯罪者には、こうしたアイテムを使うのも一つの手です。

アパートの一階の窓は狙われやすい!窓ガラスを割らせない防犯グッズ

窓からの侵入が一番多いとお話ししましたが、犯罪者の中には、窓のガラスを割って侵入してくるケースもあります。

アパートの一階の窓であれば、割ってしまったほうが早いと考える犯罪者も多いのです。

こうしたケースでは、窓用の補助錠を増やしたとしても、ガラスを割って侵入されてしまっては何の意味も無くなってしまいますよね。

そこで、窓ガラスの防犯グッズとして、防犯フィルムを貼ることが効果的です。

ただし、防犯フィルムを貼る際には、大家さん、または管理会社に相談しましょう。

フィルムを貼るにしても、退去時にきちんと剥がす条件でなければいけなかったり、そもそも防犯フィルムを貼ることに承諾していただけないこともあります。

防犯フィルムを貼ってもいいのか否か、原状回復義務は生じるかなどを確かめることが、退去時のトラブルを防げます。

貼ることを承諾していただけたら、厚さが300ミクロン以上の防犯フィルムをお選びください。

販売されている防犯フィルムのほとんどはガラスの飛び散り防止でしかなく、厚さ300ミクロン以上の防犯フィルムでないと防犯効果は低くなります。

防犯グッズを使うときは原状回復できるかを考えて検討しよう

窓ガラスの防犯には、防犯フィルムが効果的ですが、原状回復義務がネックになります。

というのも、防犯フィルムは剥がしにくいといわれているからです。

そこで、防犯フィルムの剥がしかたを記載します。

①はじめに、防犯フィルムの角を少し剥がします。

指で剥がすことが困難な場合は、マイナスドライバーや窓用スクレーパーを使ってみましょう。

このとき、窓に傷が付かないように、細心の注意をしてくださいね。

②洗剤を水で薄めたものをスプレーボトルに入れて、①でめくれた部分にかけながら、ゆっくりと剥がしていきます。

ポイントは、ゆっくり少しずつです。

③残った接着剤は、窓用のスクレーパーで取り除いていきましょう。

このときも、窓ガラスを傷付けないようにご注意ください。

自分で剥がすのは窓を傷つけてしまいそうで不安というかたは、施工業者に依頼するといいでしょう。

アパートの一階の窓は狙われやすいため、このような防犯グッズが効果的ですが、剥がすときのことも考えて検討してみてくださいね。

アパートの一階には音と光の防犯グッズ

空き巣に入る犯罪者は、音や光に敏感です。

音や光があると目立つため、侵入に手こずりますよね。

まず音の防犯グッズですが、ドアや窓に取り付けられる、防犯アラームがあります。

電池式で、アパートといった賃貸物件でも置けるものが販売されていますので、探してみましょう。

デメリットとしては、侵入者が防犯アラーム自体を壊してしまうと、防犯対策になりません。

また、アラームが鳴らないようにガラスを割って侵入するケースもあるので、防犯アラームだけに頼り切りになるのはおすすめしません。

次に、光の防犯グッズです。

夜間は人目につきにくく、侵入しやすいといった面もあります。

そこで、センサーライトを設置しておけば、光で警戒するのです。

一階にお住まいのかたは、空き巣や強盗といった犯罪のほかに、下着泥棒対策にもなります。

ただし、限定的な効果になりますので、ほかの防犯グッズと併せて使用しましょう。

高額だが効果は絶大!侵入を防ぎ犯人特定につながる防犯グッズ

アパートの一階に一人暮らし。

徹底的に防犯をしたいと考えているかたもいらっしゃることでしょう。

そのようなかたにおすすめの防犯グッズは、防犯カメラです。

防犯カメラというと壁に穴を開けたり、ケーブルを通すといったイメージですが、無線の防犯カメラであれば配線不要で、アパートにも設置できます。

しかし、電源は確保しないといけませんので、ご注意ください。

防犯カメラの存在があるだけで侵入の抑制につながり、万が一被害に遭った場合も犯人を特定できる場合もあります。

犯人を特定し、捕まえてもらうことで、同じような被害が起こることを防げますよね。

また、犯人の特定にはつながりませんが、ダミーの防犯カメラを使うのも効果的です。

一見、本物かダミーか分からない商品もありますので、犯罪者を避けるのに有効といえるでしょう。

本物にしてもダミーにしても、トラブルにならないように大家さん、または管理会社に相談してから設置してくださいね。

一階でも二階でも防犯意識が大切

アパートの一階に住んでいようが、二階に住んでいようが、狙われるときは狙われます。

しかし、ここまでご紹介した防犯グッズで対策をすることで、防犯意識が高いことをアピールできますよね。

何も対策もしていない部屋と、防犯意識の高い部屋では、どちらが狙われやすいでしょうか。

いうまでもなく、何も対策をしていない部屋が狙われやすいですよね。

また、こうした防犯グッズに加え、部屋に誰もいない状況を悟られないことも大事なことです。

例えば、一人で暮らしているかたは、一人暮らしであることを犯罪者に悟られないようにしてみましょう。

帰宅したら、誰もいなくても「ただいま」と大きな声で家に入ったり、一か所電気をつけておくのもいいですね。

また、決まった時間にゴミ出しをしている場合も注意しましょう。

「5分くらいだから」と、鍵もかけずに外に出る瞬間を犯罪者は狙っています。

5分あれば侵入してくるのです。

例えゴミ出しでも、鍵を閉める癖をつけましょう。

防犯意識の高い家にしよう!

防犯グッズはたくさんありますが、どれか一つに絞らず、いくつかの対策を組み合わせることで防犯効果が高まります。

大切な物やお金、また命を守る意味でも、防犯対策を行いましょう。

犯罪者が目を付けるのは、侵入しやすい家です。

侵入が面倒な家を目指し、犯罪者のターゲットにならないことが得策です。