町家と長屋の特徴やメリット・デメリット!二つの違いとは?

町家や長屋と聞いて、まずは木造の建築ということをイメージする方は多いことでしょう。

それでは、その特徴にはそれぞれどのようなことがあるかはおかわりでしょうか。

ここでは、町家と長屋の特徴をはじめ、それぞれのメリット・デメリット、町家と長屋の違いについてお話ししていきます。

町家や長屋に興味のある方は、ぜひお読みいただき、その魅力をさらに探ってみてはいかがでしょうか。

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歴史と文化を感じる!「町家」の特徴と形の違い

古くからの住居として、町家と長屋というものがあります。

まずは、京都などではまだ存在している「町家」とはどのようなものなのかについてお話ししていきます。

「町家」というのは、町人の住宅のことで、その昔、農家に向けた商業や工業を営むための都市住宅として建てられました。

そのなかでも、商いを兼ねている町家は「商家」とも呼ばれます。

一見、同じような造りに見える町家ですが、じつは、造りには違いがあり、次のように分けられます。

●表屋(おもてや)造り

道路に面した所に店舗があり、その奥の棟に住居があります。

その店舗と住居の間には中庭があり、玄関棟でつながっています。

このタイプは、比較的裕福な商家などに用いられるとされています。

●仕舞屋(しもたや)

商いをする店舗をもたない住居用のものです。

仕舞の語源は、「店をしまった」という言葉からきています。

ある程度の財産ができると店をたたみ、普通の家に住むという意味だと言われています。

●大堀造

仕舞屋を応用した形で、堀や壁を造り、建物が道路に面していない町家です。

京都では呉服屋として現在も使用している店舗があります。

その他にも、時代によって、平屋・中二階・総二階・三階建てなど、町家の形は変わってきました。

町家のメリット・デメリットも知ろう!

先ほどお話ししたように、町家には様々な造りの違いがあります。

町家というのは、間口の狭い家が隣接して立ち並んでいる昔からの都市型住宅と言えます。

外からの視線を防ぎ、中庭を設けることで日当たりや風通しをよくする工夫がされています。

現代の家のように壁やドアなどで部屋を完全に区切ることなく、障子などを使用して簡単に仕切られているので、それを開けることにより、日の光や風をとり入れることができます。

オープンな雰囲気があり、日当たりや風通しの面でもメリットを感じますが、プライバシーを重視したい方にはデメリットと感じることもあるでしょう。

そのような京町家に魅力を感じた若い人たちがカフェやゲストハウスを開くというケースも増えています。

東京などでは、物件を貸している大家さんとは顔を合わさずに済むことがほとんどですが、町家を貸している大家さんは借主との密接な関係を保つ場合が多いと言われています。

そのような人づきあいを望んでいる人にはメリットとなりますが、そのようなことは面倒だと感じる人にはデメリットに感じるのではないでしょうか。

町家の造りとそのメリット・デメリットについて、おおよそのことはおわかりいただけたかと思います。

次に、長屋の特徴についてお話ししていきます。

「長屋」の特徴と共同住宅との違い

これまでお話ししてきた町家は、商業店舗を兼ねるなど比較的裕福な人が住む住宅とされてきました。

次にご紹介する「長屋」というのは、どのような建物なのでしょうか。

長屋というのは、集合住宅の一つの形と言えます。

長屋は、複数の住戸が一つの建物のなかに存在していて、それぞれが独立している形になっています。

壁は共有しているものの、それぞれの住戸からそれぞれの玄関を使用して出入りすることができます。

江戸時代の頃は、長屋というと平屋が多かったのですが、その後は二階建て以上のものが多くなってきました。

一つの建物のなかに住戸があるというと、共同住宅のようなイメージを持つかもしれませんが、共同住宅とは違いがあります。

それぞれの住戸ごとに玄関があることは同じですが、長屋の場合は、全ての住戸が直接道路に出られる形になっています。

それに対して、共同住宅というのは、共用の廊下や階段(現代ではエレベーター)を使用して住戸から出入りする形態です。

現代の長屋?!「テラスハウス」とは

長屋の特徴としてお話ししたように、町家とは違い、長屋は複数の住戸が一つの建物のなかにあり、それぞれの玄関を通して直接道路に出入りできるという形です。

それを聞いて、現在にもあるアパートの形を思い浮かべた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そのような形の建物のことを現代では、「テラスハウス」と呼んでいます。

一般的なアパートやマンションとは違い、共用の廊下や階段などを使用しなくても、それぞれの住戸に直接出入りすることができるようになっています。

外観は、一戸建ての住宅が連なっているような形です。

現代のテラスハウスは、昔ながらの風情のある長屋とは違い、スタイリッシュでおしゃれな造りの建物が多くなってきています。

見た目もおしゃれで一戸建てのような感覚で住むことのできるテラスハウスですが、実際に住むにあたってのメリットとデメリットについて、見ていきましょう。

現代版の長屋「テラスハウス」のメリット・デメリット

現代の長屋とも言えるテラスハウスですが、そのメリットやデメリットにはどのようなことがあるのでしょうか。

【テラスハウスのメリット】

●一戸建ての賃貸物件よりも家賃が安い

アパートやマンションとは違い、一戸建てのような感覚で住めるうえに、家賃が安いというメリットがあります。

安くできる理由には、隣り同士の壁が共有なので、電気やガス、水道などの設備をまとめて整備することが可能となり、建築コストを抑えられることが大きいと言えます。

●荷物の積み下ろしがラク

住戸ごとに直接道路につながる玄関があるため、すぐそばに駐車スペースもあれば、買い物の荷物の積み下ろしもラクにできます。

●上下階の騒音がない

一般的なアパートやマンションの場合、上下の階同士の騒音問題が起こり得ますが、テラスハウスの場合は、上下の部屋同士の音の問題はありません。

【テラスハウスのデメリット】

●隣家の生活音は聞こえることもある

メリットとして挙げた、上下の部屋同士の騒音問題はありませんが、隣りの家との壁がつながっていることもあり、隣りの生活音や話し声などは聞こえてくる場合があります。

遮音性の高い壁を使用していたり、音を避けるような設計がされていたりす物件であれば問題はないでしょう。

それでは、最後に、町家と長屋の違いについてお話しします。

町家と長屋の違いについて

これまで、町家と長屋の特徴やメリット・デメリットなどについてお話ししてきましたので、町家と長屋の違いはなんとなくお気づきでしょう。

一棟ずつ独立している住居が「町家」で、隣家と壁を共有し、いくつかの住戸が一つの建物に入っている形のものが「長屋」と呼ばれます。

また、住居と商いをする店舗を兼ねていることが多かったとされる町家は、表通りに面していましたが、住居として用いられる長屋は裏通りに面していることが多くありました。

その他の違いとして、人と人とのつながり方も挙げられます。

町家の場合は、隣りの家にむやみに入ることはありませんでしたが、長屋であれば、人づきあいも密接で、生活用具の貸し借りやコミュニケーションが多くとられていたとされています。

現代に受け継がれている町家や長屋!メリットを活かした活用を

町家と長屋の特徴、そしてそのメリットやデメリットについて、おわかりいただけたでしょうか。

遠い昔から受け継がれてきた住居の形は、現代でもそのまま使用されている場合もあり、テラスハウスなどのように現代版に生まれ変わっているものもあります。

「昔ながらの町家を活用したい」という方や「長屋のような集合住宅に住んでみたい」という方は、メリットやデメリットも理解したうえで、検討してみてはいかがでしょうか。