アパートといった賃貸物件で暮らしている方で、お風呂場の換気扇の利用をしているという方は多いでしょう。
なかにはなんとなく換気扇を作動させているという方もいるかもしれませんが、換気扇を上手く活用すれば良い効果をもたらしてくれます。
そこで、当記事ではお風呂場の換気扇を稼働させるとどのような良い点があるのか、上手な換気をするポイントなどをお伝えしていきます。
アパートのお風呂で換気扇をつける理由について
今現在アパートで生活を送っている方も多いと思います。
疲れて帰宅した後は、きれいなお風呂場に入ってスッキリしたいというのが本音ではないでしょうか。
お風呂場の清潔さを保つためにはもちろん丁寧に掃除を行うことは大前提ですが、他にも忘れてはいけない事柄があります。
それは「お風呂場の換気扇をまわす」ということです。
お風呂場というのはシャワーをあびたり浴槽にお湯をはって浸かる場所ですから、当然水気が多い場所になるというのは想像つきやすいでしょう。
水気が多いという特徴を持つお風呂場は、カビを招いてしまう可能性が高まっている場所ともいいかえることが可能です。
あの外見的な特徴から見た目にも気持ちが悪い印象を持つカビですから、できるだけ見たくはないものですよね。
しかも、カビは一度生じてしまうとなかなか除去しにくいためお風呂場の掃除にも手を焼いてしまう場合が多い傾向にあります。
カビは湿気が多い場所に引き起こしてしまいがちですから、換気扇をしっかりと作動させて湿気を飛ばしてあげましょう。
また、カビを招くもとにもなり得る結露の抑制にも換気扇は役立ちます。
冬場などはお風呂場以外の他のお部屋でも出現しやすい結露ですが、湿気が多いお風呂場は一年中結露対策を行うのが得策です。
したがって、結露対策のためにもお風呂場の換気扇をしっかりと動かしておくのが良いのですね。
アパートのお風呂場以外も換気扇を作動させるのが◎
前項では、アパートのお風呂場に換気扇が設置されているのであれば、有効に活用してカビや結露の抑制に役立てるのが賢明だというお話をしましたね。
お風呂場以外はどうなのかといいますと、換気扇を作動させておいたほうが過ごしやすい空間になることにつながります。
その理由として挙げたいのが「不快なニオイの除去に役立つ」ということです。
台所やお手洗い場は不快なニオイが生じてしまいやすい場所でもあります。
お風呂場も同様で、抜け落ちた髪の毛などの異物が排水溝のなかにどんどん入っていき蓄積されてしまう傾向にありますよね。
このような場所で生じる可能性が多い不快なニオイは換気扇をしっかりと作動させておくことで除去することが可能になります。
換気扇の作用で新鮮な空気との交換が行われることで、こちらの効果が期待できるといわれています。
アパートのお風呂の換気扇を作動させたくないという人も!
ここまでお話を進めてきたように、アパートのお風呂に限らないことですが、換気扇を作動させておくと良い効果を発揮してくれることがうかがえます。
このような換気扇を作動させておく利点を知っていると、お風呂場で換気扇を使用しないのは勿体ないと感じる方が多いかと思います。
しかしながら、上記のような利点を知らなかったり、換気扇が動くことで発生する気になる点があったりする人はわざわざ換気扇を作動させたくはないと感じてしまう人もいるのが現状でしょう。
では、どういった原因があってお風呂場の換気扇の作動を躊躇してしまうのか考えていきます。
まず考えられるのが、「換気扇の風でお風呂場が冷えてしまう」という点ではないでしょうか。
たしかにこれは一理ありますが、寒い時期などは換気扇をつけるタイミングを気をつければ問題はないかと思われますね。
入浴を済ましたタイミングで換気扇を作動させればカビなどの対策は十分に行えるでしょう。
次に考えられるのが、「換気扇の稼働音が響いてしまうのが嫌」という意見を持っていることですよね。
たしかに、換気扇の稼働音が不快だという方はせっかくのリラックスタイムの邪魔になってしまうのでこちらの意見もよくわかります。
こういった場合にも入浴を済ましたタイミングで換気扇を作動させるようにすれば対処できるのではないでしょうか。
換気扇を稼働していても電気代はそこまでかからないのが嬉しい
換気扇を稼働するとお風呂場が冷えてしまうことや、稼働音を不快に感じてしまうことにもつながってしまう場合がありますが、換気扇を稼働させるタイミングに配慮すれば解決しやすいことでしたね。
ですから、換気扇を稼働させることで深刻なデメリットは生れないというのが現状でしょう。
それよりも換気扇を作動することによって上記で挙げたような利点を得ることが可能になりますから、稼働させておいたほうがお得な感じがしませんか。
しかし、ここで生じやすい疑問として「その分電気代が高くついてしまうのではないか」という点があります。
結論からいいますと決してそのようなことはなく、お風呂場で換気扇を稼働していても電気代はそこまでかかりません。
とあるデータによると、お風呂場の換気扇を24時間(1日中)作動していた場合の1か月の電気代はおよそ400円前後という計算がされているため、リーズナブルな印象を受けませんか。
アパートのお風呂場に換気扇が設置させている場合には、電気代のことをそこまで深刻な問題として捉える必要性はないでしょう。
お風呂場で換気扇を稼働させるときに配慮したいポイント
アパートのお風呂場で換気扇を稼働させる場合には、ただ単に換気扇のスイッチをオンにすれば良いというわけではありません。
たしかに、それだけで換気は行えるのですが、ほんの少しのことを配慮すればより効率よく換気を行うことができるので実施しておいて損はありません。
では、こちらの項ではお風呂場で換気扇を稼働させるときに配慮したいポイントについてお伝えしていきます。
まず、「扉や窓を閉めた状態にして密室の空間にする」ということを挙げることができます。
上手に空気の通り道を作り上げるということを目的としていて、換気の際はこのような作業を行うのが鉄則です。
次に、「換気扇のメンテナンスを行う」ということを挙げることができます。
換気扇を何度も稼働しているとどうしても汚れていってしまうのは予測できるでしょう。
メンテナンスのために、換気扇の掃除を実施して汚れを取り除くことが換気の効率を上げることに直結します。
お風呂場の換気扇が壊れた?アパートなら管理会社に相談しよう
アパートのお風呂場の換気扇を稼働しておくといろいろと良いことがありましたね。
換気扇をよく稼働させているとなると、もしかしたら換気扇の調子が悪いときがあるかもしれません。
設備ですから使用状態や経年劣化によって換気扇が壊れてしまったという事態も発生してしまう可能性があります。
それは避けようがない部分ですから、お風呂場の換気扇が壊れたのではないかと疑惑がある場合の対処の仕方を知っておくといざというときスムーズです。
最適な対処の仕方としては、アパートをはじめとした賃貸物件の場合には管理会社の方に換気扇の故障について相談するのが鉄則といわれています。
おそらく管理会社の方が換気扇の修理をしてくれる業者の手配などをしてくれるはずです。
場所はお風呂場だけに限らず、他の場所の換気扇の故障が疑われるときにも管理会社の方に指示をもらうようにしましょう。
換気扇の存在には目的がある!嬉しい効果を得よう!
お風呂場に限らないことですが、換気扇を稼働させておくとカビや結露の抑制効果・不快なニオイを除去する効果などを発揮してくれます。
また、心配の種になりがちな換気扇を稼働する際の電気代ですが、そこまで深刻な問題ではないはずです。
それに、換気扇を稼働させて新鮮な空気を得ることは気持ちが良いものですよね。
換気扇の存在にはしっかりとした目的がありますから、アパートのお風呂場に換気扇が設置されているのであれば上手く活用するのがおすすめです。