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アパートとマンションどっちがいい?様々な視点で考える

2019.10.18

部屋を借りるため不動産会社に行くと、たくさんの賃貸住宅がありますよね。

家賃や間取りが書かれた物件のなかから探していきますが、アパートがいいかマンションがいいかで迷っていませんか?

そもそも、アパートやマンションは、どのような違いがあり、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

実際に住むことを考えながら、どっちがいいか比較していきましょう。

アパートとマンションはどう区別している?

はじめに、みなさんはアパートとマンションを区別するとき、どんなところを見て判断しているでしょうか。

まずは、アパートとマンションの違いについてお話しします。

●アパートの特徴

アパートとは、Apartmentを和製英語にした呼び方で、木造や軽量鉄骨造などの共同住宅のことを指します。

2階建てや3階建ての建物で、低層住宅です。

そして、基本的には階段が設置されており、エレベーターはついていません。

木造や軽量鉄骨造は比較的建築費用が抑えられるため、これからお話しするマンションよりも家賃設定が低めである傾向があります。

●マンションの特徴

Mansionの意味は、本来「豪邸」という意味ではありますが、こちらも和製英語で集合住宅を指しています。

建物は鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階以上の高層住宅です。

アパートと比べると建築費用がかかるため、高めの家賃である傾向がありますが、耐震性や耐久性が高く、遮音性にも優れているといった面もあります。

このような特徴がありますが、実はどちらも明確な定義はありません。

不動産会社によっても違いがあるため、契約をする前に建物の構造を必ず確認しておきましょう。

それでは、アパートとマンション、実際に住むにはどっちがいいのか、もう少し詳しくみていきましょう。

毎月の費用をなるべく抑えるためにはどっちがいい?

それでは、さまざまな視点で、アパートとマンションはどっちがいいか比較していきましょう。

まずは、毎月支払う家賃や管理費、駐車場代などにスポットをあててみます。

先ほどもお話ししたとおり、建物の構造からすると、木造や軽量鉄骨造のアパートのほうが比較的家賃が安い傾向にあります。

また、共有する部分は廊下や階段だけなので、管理費や共益費がマンションほど高くない物件が多いでしょう。

世帯数が少ないことから、通気性がいいといった見方もできますね。

通気性のいい建物だと、真夏のエアコン代も節約しやすいのではないでしょうか。

一方、鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造のマンションは、家賃が高い傾向にあるとお伝えしました。

建物の構造によるものでもありますが、エントランスやエレベーター、管理人在住などで管理費や共益費が加わるのも、家賃が高くなる理由としてあげられます。

駐車場については、アパートとマンション、どちらも家賃に含まれる場合とそうでない場合があります。

1台目は家賃に含まれ、2台目は有料という物件もありますので、チェックしてみてください。

また、駐車スペースがないときは、別で月極駐車場を探して借りる場合もあります。

毎月支払う費用をとにかく抑えたいという方は、家賃や管理費、駐車場代などを全て計算して比べてみましょう。

すると、アパートとマンション、どっちに住むべきか見えてくるはずです。

どっちがいい?なるべく静かに暮らしたい場合

生活音がしにくく、なるべく防音性の優れた住宅に住みたい場合、アパートとマンションどっちがいいのでしょうか。

人が生活をするうえで、音が全くしないという環境を作り出すことは難しいですが、できる限り静かに暮らしたい方もいらっしゃいますよね。

また、こちらの音がまわりに聞こえていないか、気になる方もいらっしゃることでしょう。

防音性で比べてみると、骨組みをしっかりと行うマンションの構造のなかでも、RC造とSRC造はコンクリートを使っているため、音が通りにくいという特徴があります。

さらに、コンクリートは劣化しにくい面があり、耐震性や耐火性、耐久性に優れているといっていいでしょう。

もうひとつ建物の構造でいうと、駐車場の近さも音と関係してきます。

駐車場が近いと便利ではありますが、車が出入りする音が聞こえやすいのです。

防音機能のある部屋であれば気になりませんが、アパートなどの低層住宅であると、場合によっては気になるかもしれませんね。

セキュリティの高さならマンションがいい?!

防犯対策の目線で比較する場合、アパートとマンション、どっちがいいのでしょうか。

どっちがいいかは、セキュリティの高さを比較してみましょう。

現在、ほとんどのマンションには、共有スペースであるエントランスに防犯カメラが設置されています。

さらに、管理人在住の物件もあるため、マンションはアパートと比べて、セキュリティは高いといえるのではないでしょうか。

ただし、こうしたセキュリティに安心しすぎてしまうと、思わぬ隙を生み出します。

オートロックつきのマンションであっても玄関の鍵をきちんと閉めて、高層階に住んでいたとしても、外出するときや就寝時に、窓の鍵を閉め忘れないでください。

防犯カメラや管理人が在住していないアパートでは、モニター付きインターホンや網戸つきの物件に着目してみましょう。

こうした機能があれば、アパートでもセキュリティを高められます。

子育て中のママ目線!アパートとマンションどっちがいい?

ライフスタイルが変わるタイミングで、引っ越しを考える方が多い印象です。

とくに、子供が生まれてからは今までの生活が変わりやすく、子供中心に住む場所も変えていきたいと思うことでしょう。

では、子育て中に住みやすいのは、アパートとマンション、どっちがいいのでしょうか。

マンションに住むメリットとしては、まずはセキュリティの高さが目立ちます。

ご主人の帰りが遅いご家庭では母子だけで不安なときもありますし、共働きのご家庭では子供が先に帰宅することもあるでしょう。

そうなると、セキュリティの高いマンションは、子育てママにとって条件のいい物件といえます。

ただし、マンションは高層階であるがゆえ、小さな子供の転落事故も報告されています。

アパートだから転落事故がないというわけではありませんが、高層階に住んでいるからこそ気を付けたいことですね。

アパートのメリットは、なんといっても家賃の安さです。

子育て世代は何かとお金がかかりますし、子供の将来のために貯蓄もしておきたいですよね。

気になることといえば、防音性でしょうか。

とくに子供が小さいうちは気になりますよね。

ファミリー層が多い物件や、角部屋などを探してみるといいかもしれません。

どっちがいいか、これまでお伝えしたことを振り返りながら、ママ目線で考えてみましょう。

高齢者はアパートなどの住み替えが難しい

子供も巣立ち、やがて高齢者と呼ばれる年齢に差し掛かったときも、生活の変化があります。

若いころはスタスタと上り下りしていた階段が、足腰が弱ってくると大変になってくるのです。

階段を踏み外してケガをしてしまったら、それこそ大変ですよね。

少子高齢化の日本は、親世代や自身のことも考えていかなければなりません。

では、高齢者が住みやすいのはアパートとマンション、どっちがいいのかという問題になりますが、高齢者の住み替えはそう簡単なものではないのです。

というのも、高齢者特有の問題があります。

社会問題となっている認知症の増加や、孤独死問題について考えていくと、オーナーさんもなかなか首を縦に振ることができないからです。

では、行き場を失ってしまった高齢者は、どうしていけばいいのでしょうか。

現時点では、介護施設のようなサービスを受けられる高齢者住宅や、公営住宅の入居が目立ちます。

ただし、高齢者住宅は割高なことも多く、公営住宅においては、申し込みが多いためになかなか入ることができないのが現状です。

住み替えが難しいことを考えると、高齢者になったときを見据えて住む場所を決めていくことも大切なのかもしれません。

今後、高齢者にやさしい住宅が増えるといいですね。

譲れない条件から比較していく

アパートとマンション、どちらもメリットやデメリットがあり、困惑してしまうかもしれませんが、どっちがいいかの基準は何を重視していきたいかです。

一番重視していきたい順に比較していけば、おのずと答えは見つかります。

アパートであれマンションであれ、あなたやあなたのご家族が健康的に暮らせる住居が見つかるといいですね。

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