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アパートの給湯器が故障したときは?修理費用はだれの負担?

2019.9.16

アパートなどの賃貸物件では、給湯器の故障時にどのような対応をすればよいか迷うことがありますよね。

自分で修理の手続きを取るべきなのか、あるいは大家さんや不動産会社などの管理者へ連絡するべきなのか、判断ができないこともあるでしょう。

そのような方に向けて、ここではアパートの給湯器が故障したときの対処方法についてご紹介します。

また、給湯器の修理により発生した費用を、だれが負担するのかについてもお話ししますので、そちらも参考にしてみてください。

アパートの給湯器が故障した!その症状や原因は?

アパートで暮らしていると、給湯器が故障してしまうこともあるでしょう。

冬の寒い季節にお湯が出ないと困りますよね。

この記事では、アパートで給湯器が故障したときの対処方法や、修理費用をだれが負担するのかなどについてご紹介していきますが、まずはその前に給湯器の故障の症状や原因についてお話ししていきましょう。

アパートの給湯器が故障したことで起こる症状には以下のようなものがあります。

・設定したお湯の温度を保てない
・変な音がする
・水が出てこない
・水漏れがある
・煙が出る

これらの症状を確認できたなら、給湯器が故障したと言えるでしょう。

故障の原因として考えられるのは、主に給湯器の劣化です。

給湯器本体だけではなく、給湯器の内部にある部品も使用状況や経年により劣化が進んでしまいます。

アパートで多く使われているガス給湯器の場合、耐用年数は約10年と言われています。

そのため、長年使っている給湯器であれば、どこかのタイミングで故障してしまうのは避けることはできないでしょう。

給湯器はだれの所有物?アパートにおける設備とは?

アパートで暮らしていると、給湯器が壊れてしまうというケースに見舞われてしまうこともあるはずです。

それでは、給湯器が故障してしまった場合、だれが修理を請け負うことになるのでしょうか。

まず、アパートにおける給湯器の扱いについて考えてみましょう。

アパートなどの賃貸物件では、給湯器は初期設備として扱われます。

給湯器の他にも、部屋に元から設置してあるエアコンやガスコンロなども初期設備となります。

これらの初期設備については、大家さんや不動産会社などのアパートの管理者が所有しているという位置づけになります。

アパートに入居したからといって、それらの設備が入居者の所有物になるということではありません。

そのため、入居者の勝手な判断で初期設備を修理したり、撤去したりすることはできないのです。

アパートの設備である給湯器の故障や修理はだれの責任?

アパートの初期設備である給湯器は、管理者の所有物となります。

そのため、アパート内の所有物が故障した場合、管理者の責任のもと修理などが行われるのが一般的です。

しかし、それは給湯器の故障が入居者による過失でない場合や、経年による劣化が進んだ場合に限ります。

もし、普通の生活の中で給湯器を使っていて故障を発見したのであれば、速やかに管理者に連絡を取ってください。

給湯器が故障したからと言って、入居者の自己判断で対処するのは危険です。

たとえば、故障した給湯器を勝手に修理してしまったとします。

その場合、本来ならばアパートの管理者が負担すべき修理費用を、自分で支払わなければならない事があります。

アパートなどでは、特定の修理業者との付き合いから、修理費用が相場よりも低く設定されている場合があります。

しかし、入居者が勝手に修理を行ったことで、設定された修理費用よりも見積もりが高額になってしまうことがあるのです。

そのようなケースでは、管理者から修理費用の支払いを断られてしまうことがあるでしょう。

大きなトラブルに発展させないためにも、給湯器の修理はアパートの管理者の責任にのもと対処してもらってください。

修理を依頼するために!給湯器の状態を確認しよう!

アパートの給湯器が故障してしまったら、速やかに管理者にその旨を連絡しましょう。

給湯器の修理をスムーズに運ぶためにも、故障している給湯器の現状を詳しく確認して、状態を正しく伝えてください。

管理者に連絡するときに確認しておく項目は以下の通りです。

・故障した日時
・故障の症状
・故障の理由
・給湯器のメーカー
・給湯器の型式
・給湯器の製造番号

これらの情報を連絡することで、管理者側も給湯器の故障の状態を把握することができます。

その後、管理者は伝え聞いた情報を修理業者に連絡します。

修理業者はこの情報をもとに修理のための部品を手配することになるので、正確な情報を伝えておく必要があります。

場合によっては、修理業者から再度状況確認の連絡が来ることもあるので、その際も給湯器の現状について詳しく伝えておきましょう。

給湯器の部品の手配が終わり、修理の日程が決まったら、修理業者が現状を確認して修理が行われます。

修理に掛かる費用は基本的に管理者の負担となるので、費用面についての心配はありません。

故障や修理を避けるために!給湯器のメンテナンスが大切

給湯器が故障すると、日常生活に支障をきたします。

修理して直るまでに多少の時間は必要になり、不便な点も多いのではないでしょうか。

寿命で給湯器が故障してしまうのは避けることはできませんが、日頃の使い方を見直すことで給湯器を長持ちさせることができる方法もあるので、そのポイントをいくつかご紹介します。

・給湯器本体を定期的に掃除する
・給湯器の排気口や吸気口のホコリを掃除する
・水抜き栓フィルターを掃除する

このように給湯器本体や周辺機器の掃除をするだけでなく、給湯器の外観に以下のような異常が見られないかも同時にチェックしましょう。

・水漏れ
・錆び
・変色

この他にも、異音や異臭を感じた場合は、アパートの管理者に連絡をして点検を依頼しましょう。

給湯器の日頃からのメンテナンスを怠ることなく、異常を見つけたら早めに対処することで、給湯器を長く使うことができるはずです。

給湯器の不具合を放っておくと過失になる場合がある!?

給湯器の不具合を見つけた場合、アパートの管理者に連絡すれば費用を自己負担することなく修理を行ってもらえます。

そのため、給湯器の調子が悪いと思ったなら、速やかに管理者に連絡をしなければなりません。

これは、アパートの入居者に課せられた「善管注意義務」が大きく関わってくるためです。

善管注意義務とは、「善良なる管理者の注意義務」を略した言葉になります。

アパートの入居者は、設備である給湯器を部屋を明け渡す日まで大切に扱う義務があるのです。

そのため、給湯器の調子が悪くなった場合、そのまま見過ごすことは許されていないということになります。

給湯器に不具合があるまま使い続ければ、状態がさらに悪化することは想像できるでしょう。

その結果、給湯器から水漏れが起き、給湯器周辺の床が水浸しになった場合、善管注意義務を起こったたことになり、入居者側の過失となってしまいます。

そのようなケースでは、アパートの管理者に修理費用を請求するのは難しくなるでしょう。

元々の不具合は自分の責任ではなかったとしても、放っておくことで二次被害が及んだ場合は、入居者の過失になるということを覚えておくようにしてください。

給湯器の故障は速やかに管理者に連絡をしよう!

アパートの管理者には、設備である給湯器が故障した場合、修理・交換を行い、費用を負担する義務があります。

一方、アパートの入居者にも、設備である給湯器を大切に扱う義務が生じます。

通常使用における給湯器の故障であれば、ほとんどの責任を管理者が負ってくれます。

しかし、給湯器の日頃の使用や不具合の連絡においては、入居者にも少なからず責任があることを忘れないようにしておきましょう。

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