浴室にモルタルはアリ?塗り方を知って壁のメンテナンス

浴室の壁をモルタルにすると、武骨ながら個性的で、モダンな表情にも見せることができます。

ここでは、「浴室壁にモルタルってどうなの?」と興味を持っている方のために、モルタルのメリット・デメリット、塗り方などをご紹介します。

モルタル壁の塗装方法もご説明し、現在モルタルの壁を再塗装したいという方にも役立つ情報をお伝えしていきます。

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モルタルのメリットとは

モルタルの塗り方をご紹介する前に、モルタルについての基礎知識をお伝えします。

モルタルは、住宅の外壁などにも使われる塗材で、セメントと砂を混ぜ、そこに水を加えて練って作られます。

ペースト状になった塗料を薄く伸ばしていく作業は難しく、職人の腕次第で仕上がりに差が出るものですが、独特の味わいがあります。

なめらかで美しく仕上げることもできますし、わざと凹凸が生まれるようにして文様を付けることもできます。

光の加減で印象が変わる奥深さに惹かれて、外壁だけでなく浴室壁にも選ばれています。

モルタル壁の浴室に浴室にするメリットは、見た目がおしゃれだということや、あたたかみを感じるということが挙げられます。

壁一面、継ぎ目のない状態にすることもできますし、実は蓄熱性があるので、「冷えはそこまで気にならない」と感じている方もいるようです。

次項では、モルタルの塗り方を簡単にご説明します。

モルタル壁の塗り方って?

モルタルの塗り方は難しいため、住宅の外壁や内装で行う場合には、何度も練習を重ねてから行う必要があるでしょう。

モルタルの風合いが好きという方のために、簡単に塗り方をご説明します。

<必要なもの>

・バケツ
・スコップ
・計量カップ
・コテ
・コテ板
・タンパー
・水平器
・タガネ(石工ハンマー)
・仕上げ用の金鏝(金鏝仕上げの場合のみ)
・刷毛
・養生用グッズ
・ゴム手袋
・マスク
・ゴーグル
・モルタル混和剤
・接着増強剤
・色粉

※短時間でできるインスタントモルタルというものもあります。

<塗り方>

1.バケツで砂とセメントを混ぜる(基本はセメント1:砂3)

2.そこに水を少しずつ加え、作業していてダレない程度の硬さになるまで練っていく

3.塗るところを掃除し、水洗いして湿らせて接着増強剤を塗る

4.利き手とは逆方向の端からモルタルを塗る

コテを動かす際には、動かす方が少し浮くようにするとやりやすい

始めたら、なるべくノンストップで速やかに終わらせる

5.全体を塗ったら、モルタルの表面を慣らす(コテは浮かさないように)

6.コテの跡が汚く残らないように仕上げる

7.道具を洗う

乾燥するのは1日~2日後ですが、強度が安定するのはおよそ2週間後になります。

モルタルは、天候や気温によって適した硬さが異なります。

また、実際に行いたいのであれば、塗り方は動画や現場で見た方がいいでしょう。

動画投稿サイトで、惚れ惚れするような手つきで行っている職人を見つけることができますので、見てみてください。

モルタル壁のデメリット

モルタルにはデメリットがあります。

それは劣化しやすいということです。

水分の影響を受けやすく、湿度の高い日本ではカビが発生しやすくなります。

浴室壁の場合、環境が悪ければカビが生えやすくなりますので、しっかりと換気・掃除を行うことが大切です。

また、ヒビが入りやすいというデメリットもあります。

何かをぶつけた際に、亀裂が入ってしまうおそれがあり、そこに付着した汚れは目立ちやすくなる可能性があります。

こうしたデメリット面を知っておき、日頃から掃除やメンテナンスをして美しい状態を保つことがおすすめです。

とはいえ、定期的に掃除をしていても月日が経てば劣化していき、修繕を考えるようになるでしょう。

モルタルの美しさを取り戻したいと思ったら、業者に依頼するのが一般的です。

壁は、家具などの塗装よりも範囲が広いですし、個室で長時間の作業をしていると気分が悪くなるかもしれません。

しかし、日頃からDIYをよくされるという方にとっては、モルタルの塗り方よりは修繕のほうが難易度がはるかに低いと言えます。

モルタル壁の塗料の塗り方

浴室のモルタル壁を塗りなおす際には、カビに強く耐水性のある塗料を使います。

塗装後は、一晩はおいて翌日に様子を見てください。

<準備するもの>

・外部用水性塗料(ほかの塗料でも可)
・刷毛(ナイロン)
・ローラーセット
・養生テープ
・含浸シーラー
・サンドペーパー

※刷毛とローラーセットは、シーラー用と上塗り用とで2つご用意ください。

<塗り方>

1.塗る前に、浴室の壁をキレイに拭いておきましょう。

ホコリ、カビを落としてから、水気を拭き取っておきます。

2.塗料が飛び散って周囲を汚さないように養生してください。

3.含浸シーラーを刷毛とローラーで塗り、塗料が密着するようにします。

広いところをローラーで塗り、細かい部分を刷毛で塗ってください。

塗り終わったら、乾くまで待ちます。

(2時間くらい)

4.水性塗料を塗ります。

一回目は、多少のムラがあってもかまいません。

あまりにも丁寧にしようとして時間がかかってしまうと、塗料が一カ所だけ厚くなるような仕上がりにもなりますので気を付けましょう。

一度目の塗料が乾いたら、再度塗っていきます。

5.塗装が終わったら、塗料が完全に乾いてしまう前に養生テープを剥がします。

そのときに塗料まで剥がれてしまわないように、塗装部分とそれ以外のところとの境界にカッターで薄く切り込みを入れておくと剥がしやすいですし、見た目も美しくなります。

6.乾いたら、全体をチェックし、もし塗り残しや目立つムラがあれば、刷毛でその部分だけ塗り直すこともできます。

塗り方の注意点!塗る前にヒビがあればコーキング

浴室のモルタル壁の、塗料の塗り方をご説明しましたが、いくつか注意点があるので挙げておきます。

●モルタルにヒビ、亀裂がある場合は補修してから塗り始める

モルタルにヒビが入っていたり、天井との境目にわずかな隙間がある場合、それを埋めてから塗装していきます。

ホームセンターでコーキング剤(シーリング材)が販売されていますので、自分で補修することができます。

ヒビや隙間の程度によって、適したコーキング剤を選ぶことが大切です。

塗装は、コーキングが乾いてから行います。

冬や、湿度の高い日などは2日~3日みてもいいでしょう。

もし乾かないうちにはじめてしまうと、塗装がヒビ割れやすくなります。

コーキング部分が乾いたら、サンドペーパーで平らにしてください。

●十分な量の塗料を使う

塗料が多すぎても残念な仕上がりですが、少なすぎてもピンホールなどができて見栄えが悪いものです。

多めに用意して、たっぷりと使います。

塗料の安全・安心な塗り方!3つのポイント

引き続き、モルタルの浴室壁の失敗しにくい塗り方についてご紹介していきます。

●体を守ること

換気しながら行うとはいえ、気分が悪くなる可能性もあるため、無理をしないようにしてください。

マスクやゴム手袋を付け、必要と感じればゴーグルを付けてもいいでしょう。

●掃除グッズも含め、必要なものはすべて準備してからはじめる

きれいな雑巾、新聞紙、ビニールシート、中性洗剤、カビ取り剤。

さらに、刷毛の毛がどこかに付着してしまう可能性もあるため、ピンセットがあるとばっちりです。

●快晴の日を選んで!

当日の天気、翌日の天気予報を確認し、よく晴れた湿度の低い日に行いましょう。

気温は最低でも5度以上あると望ましいです。

硬化促進剤を使う方法もありますが、その分費用もかかりますので、自然のお日さまの力に頼ることにしましょう。

モルタル壁は奥が深い!長く丁寧に使いたいなら

浴室壁がモルタルで清潔感や開放感があると、落ち着ける贅沢な空間にすることができます。

水気によってカビが生えやすいモルタルが美しいまま保たれているというのは、設備が整っていて、掃除が行き届いているのだという証拠です。

ぜひ、掃除やメンテナンスを行い長持ちさせてください。