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駐車場経営でコンクリート舗装するなら!厚さはどれくらい?

2019.10.26

駐車場経営は土地活用のひとつとして人気があります。

アパート経営などに比べて初期投資が安く済み、立地によっては安定的な収益が得られる可能性もあります。

駐車場経営をするのであれば、土地をきちんと舗装するほうが集客力を期待できます。

舗装するとなると、その厚さや素材などによって費用も変わってきますよね。

今回は駐車場の舗装、特にコンクリート舗装についてご説明します。

土地活用に駐車場経営が人気

相続などによって土地を所有することになっても、上手な土地活用というのは難しいものです。

活用となれば、利益率やリスク、初期投資や運用のしやすさなど、考えなければならないことは山ほどあります。

そんな土地活用ですが、ローリスクとして人気が高いのが駐車場経営です。

土地をコンクリート舗装やアスファルト舗装すればすぐに始められますし、アパート経営と比べて初期投資が少なくて済む分、リスクも低くて済みます。

それどころか、舗装さえしないで、砂利とロープだけで駐車場経営を始める人もいますよね。

駐車場経営をする場合、大きくふたつのやり方が考えられます。

●月極駐車場

駐車場の使用者と契約し、毎月駐車料金を徴収する形です。

土地を区画割し、番号などを振るだけで駐車場は完成しますが、やはり荒れた土地では借主がつきにくいです。

そのため、コンクリート舗装やアスファルト舗装をする人が多いです。

大型車も停められるような駐車場にする場合は、舗装の厚さにも気を遣わなければいけません。

●時間貸し(コインパーキング)

駐車時間によって料金を徴収します。

こちらの需要は月極駐車場よりも周辺環境に左右されます。

駅近であったり大型商業施設があったりすると、大きな収益が期待できます。

しかし、精算機や入出庫バーの設置など、舗装以外に初期投資が必要になります。

どちらの駐車場経営も、土地周辺の駐車場需要がどの程度あるのかの調査が大切です。

駅近やオフィスビルが並んでいるような場所であれば大きな需要が見込めるかもしれませんが、畑の真ん中にあるような土地では難しいでしょう。

どの程度の需要が見込めるのか、事前の調査がマストです。

コンクリート舗装の特徴

駐車場経営は土地に砂利を敷いただけでも始めることはできますが、集客を考えると舗装をするのがおすすめです。

舗装には、大きく分けてコンクリート舗装とアスファルト舗装があります。

どのような違いがあるのか見てみましょう。

●コンクリート舗装

コンクリートとは、石灰石などを粉末にしたセメントと砂・水などを凝固させた舗装材です。

滑らかな表面を持ち、色は薄いグレーという特徴を持ちます。

コンクリートの利点としては、高い耐久性があること、耐熱性があること、維持が容易であることが挙げられます。

丈夫なので多少のことでは破損せず、補修の頻度もあまり必要ありません。

わだちも付きにくいので、長年滑らかな表面を保ってくれます。

また、耐熱性があるため夏でも気温の上昇を抑えることができます。

欠点は、施工費用が高めであること、急激な温度変化に弱いということが挙げられます。

また、コンクリートの厚さによってはしっかりと乾いて固まるまで一ヶ月ほどかかることもあり、乾くまでは駐車場として使用することはできません。

しかし、耐久性があることと維持が容易であるという特徴から、一般住宅の駐車場にコンクリート舗装を選ばれる人も多いです。

アスファルト舗装の特徴

●アスファルト舗装

アスファルトは、原油に含まれる炭化水素が主成分です。

砕石や砂などとアスファルトを加熱して混合したものがアスファルト混合物となり、舗装材として多くの道路に使用されています。

基本的に駐車場の舗装の厚さは5cmですが、大型車が入らない場合は4cmで施工することもあるようです。

アスファルトの利点としては、安価であること、施工がしやすいことなどが挙げられます。

アスファルトはコンクリート舗装よりも安価に施工でき、しかも施工時間も短いです。

そして、コンクリート舗装よりも柔らかい表面を持つため、走行性や静音性が高いです。

排水性や透水性を高めることもできますので、土地に合わせて舗装することもできます。

欠点としては耐久性が低いこと、耐熱性が低いことが挙げられます。

耐久性が比較的高くないことから、車の走行によりひびが入ったり穴が開いたりすることがあります。

わだちもできやすいです。

そして、アスファルトは熱にも弱く、それによってひずみができたりゆがんでしまうことがあります。

駐車場として使用するとなると、数年おきに修復工事も視野に入れておかなければなりません。

初期費用はコンクリート舗装よりも安く済みますが、数年おきに必要になる修復費用も考慮する必要があります。

維持管理が楽なコンクリート舗装の駐車場!舗装の厚さは?

駐車場の舗装としては、初期投資がアスファルト舗装よりも必要になりますが、耐久性や維持のしやすさからコンクリート舗装を選ばれる人もいます。

コンクリート舗装の工程や費用を、簡単にご説明します。

まずは掘削です。

仕上がりの高さよりも15cmほど土を掘削します。

砕石を5cmほど敷き詰め、転圧します。

一般的な乗用車のみが駐車するような駐車場であれば、砕石の厚さはこの程度で大丈夫です。

続いて、型枠を設置しワイヤーメッシュを敷き詰めます。

このワイヤーメッシュによって、コンクリートの強度が上昇します。

そして、生コンクリートを流し込みます。

コンクリートの厚さは、10cmほどです。

表面を仕上げ、1週間ほどかけて硬化させます。

これで駐車場のコンクリート舗装が完成です。

ただ、コンクリート舗装は頑丈で維持が容易ではありますが、乾燥や振動によってひびが入りやすいという性質があります。

小さなひびの発生を防ぐために、広い駐車場をコンクリート舗装する場合は伸縮目地を作ることが必要になります。

目地を作ることによって、よりコンクリート舗装が長く維持できることになりますし、駐車場経営の場合、その目地を区画線代わりにすることもできます。

施工の際は、伸縮目地にも留意すると良いでしょう。

トラック用駐車場ならコンクリート舗装は厚さが必要

前項では、一般的な乗用車の駐車場のコンクリート舗装についてご説明しました。

今度は、大型車や大型のトラックが停まるような駐車場のコンクリート舗装について見てみましょう。

大型車が駐車するような駐車場の場合、車の台数や重さによってコンクリート舗装の厚さを変えなければなりません。

舗装だけでなく、地盤の状態も確認する必要があります。

施工の手順は前項と同じですが、コンクリート舗装の厚さが変わりますので、掘削の深さも変わります。

一般的には、40cmほど掘削し15cmほど砕石を敷いて転圧します。

ワイヤーメッシュは2段にし、コンクリートの厚さは25cmほどになります。

大型車やトラックも停められる駐車場にする場合、このくらいの厚さのコンクリート舗装になると考えておきましょう。

反対に、自転車のみの駐輪スペースがあったとします。

この場合、コンクリート舗装の強度はそこまで必要ではありません。

ただ、砕石やワイヤーメッシュを省略してしまうとコンクリートの強度が低下し、すぐにひび割れてボロボロになってしまう可能性があります。

多くの場合、自転車のスペースであったとしても通常のコンクリート舗装と同程度の舗装にするのが一般的です。

費用を決めるのは舗装の厚さだけじゃない!

駐車場のコンクリート舗装の費用ですが、コンクリート舗装の厚さだけでなく地域によっても差が出てきます。

これは、地盤の違いや気候の違いが関係してきます。

寒冷地であれば寒冷地仕様の舗装にしなければなりませんし、地盤が悪い場所であれば地盤改良の必要性があります。

また、地域によって人件費や材料費の差もあります。

業者による価格設定の違いもあるでしょう。

このように、一概にコンクリート舗装の費用ははっきりと申し上げられないのですが、10,000円/平米~18,000円/平米程度が目安となります。

ある程度の広さのある駐車場であれば、平米あたりの単価は少し安くなるかもしれません。

コンクリート舗装はアスファルト舗装よりも費用が高く、施工にも手間がかかります。

業者に現地を見てもらい、何件か見積もりを取るのがおすすめです。

どちらの舗装も見積もりはしっかり確認しよう

耐久性や維持管理がしやすいコンクリート舗装、費用が安く済むアスファルト舗装、どちらの舗装も利点と欠点があることがわかりましたね。

駐車場の立地やどのような駐車場経営をしていきたいかによって、どちらの舗装にするのかを決めると良いかもしれません。

そして、どちらの舗装をする場合も、何件か見積もりを取って施工や内容をよく確認するようにしましょう。

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